2話「月夜の死神と愛の女神」
放課後、颯人だけでなく、ゆあ、みつき、レン、大輝とも待ち合わせをしておやこの家に行くこととなった。
あいりは小学校時代に使っていたピンクのランドセルを背負って、貧民街のおやこの家に行くこととなった。
大輝はこの日、おやこの家で手伝いをしていた。ゆめの母親であるあゆみと入居手続きについて話をしているようだ。
「ゆめちゃん、ランドセルだよ。背負ってみて!」
「わーい、ありがと!」
ゆめは大喜びで母親に見せに行く。
「お、ゆめちゃん。似合ってるぞ」
大輝はゆめに気付いたらしく、少し彼女の母親であるあゆみと距離を取る。
「お母さん、どう?」
「ゆめ、とてもかわいいわよ。ランドセルくれた人にお礼言った?」
「うん!」
ランドセルを初めて背負ってはしゃぐゆめを見ながら、レンが話す。
「花房、どうしてゆめちゃんのかばんがボロボロだって気付いたの?」
「塾に持っていくカバンの取っ手も取れそうだったし、少し穴も開いていたから…ランドセルがあってももう高校生だし、使わないからね」
「あいり、優しいじゃん!もう使わなくなったランドセルを譲るなんて!」
「うん、なかなかできないよね」
みつきと颯人もあいりをほめる。あいりは照れ臭くなったが、嬉しかった。
「ゆあもなんか持って来たの?」
みつきがゆあの横にある袋に気付く。ゆあは袋から取り出しながら言った。
「うん、トリートメントだよ。ゆめちゃん母娘は髪がぼさぼさでしょ?だから学校が終わったらすぐに買いに行ったの」
ゆあの母親はピアニストとして海外で働いており、ゆあは父親と二人で暮らしている。
「ゆあも花房も人のことよく見てるな…」
レンが独り言を言ったので、みつきが言った。
「ウチもプレゼント用意したかったんだけど…急だったし、何プレゼントしたらいいかわからなくて!」
「ま、気持ちだけでも嬉しいんじゃねえの?」
あゆみと話を終えた大輝がやって来る。みつきはビックリする。
ゆめは母親を呼んできたので、ゆあはトリートメントを袋に詰めて渡した。
「このトリートメントは親子で使えるみたいなので、よかったら使ってください」
「これを私達に…?ありがとう、今夜お風呂で使わせてもらうわね」
ゆめとあゆみがそれぞれ部屋に入った後、ゆあは見送っていた。
「おやこの家は煌木組が建てたんだけど、煌木組は表立って支援できないから俺達が支援することになったんだ」
大輝は誇らしげに言う。あいり達も力強くうなずいた。
あいりは小学校時代に使っていたピンクのランドセルを背負って、貧民街のおやこの家に行くこととなった。
大輝はこの日、おやこの家で手伝いをしていた。ゆめの母親であるあゆみと入居手続きについて話をしているようだ。
「ゆめちゃん、ランドセルだよ。背負ってみて!」
「わーい、ありがと!」
ゆめは大喜びで母親に見せに行く。
「お、ゆめちゃん。似合ってるぞ」
大輝はゆめに気付いたらしく、少し彼女の母親であるあゆみと距離を取る。
「お母さん、どう?」
「ゆめ、とてもかわいいわよ。ランドセルくれた人にお礼言った?」
「うん!」
ランドセルを初めて背負ってはしゃぐゆめを見ながら、レンが話す。
「花房、どうしてゆめちゃんのかばんがボロボロだって気付いたの?」
「塾に持っていくカバンの取っ手も取れそうだったし、少し穴も開いていたから…ランドセルがあってももう高校生だし、使わないからね」
「あいり、優しいじゃん!もう使わなくなったランドセルを譲るなんて!」
「うん、なかなかできないよね」
みつきと颯人もあいりをほめる。あいりは照れ臭くなったが、嬉しかった。
「ゆあもなんか持って来たの?」
みつきがゆあの横にある袋に気付く。ゆあは袋から取り出しながら言った。
「うん、トリートメントだよ。ゆめちゃん母娘は髪がぼさぼさでしょ?だから学校が終わったらすぐに買いに行ったの」
ゆあの母親はピアニストとして海外で働いており、ゆあは父親と二人で暮らしている。
「ゆあも花房も人のことよく見てるな…」
レンが独り言を言ったので、みつきが言った。
「ウチもプレゼント用意したかったんだけど…急だったし、何プレゼントしたらいいかわからなくて!」
「ま、気持ちだけでも嬉しいんじゃねえの?」
あゆみと話を終えた大輝がやって来る。みつきはビックリする。
ゆめは母親を呼んできたので、ゆあはトリートメントを袋に詰めて渡した。
「このトリートメントは親子で使えるみたいなので、よかったら使ってください」
「これを私達に…?ありがとう、今夜お風呂で使わせてもらうわね」
ゆめとあゆみがそれぞれ部屋に入った後、ゆあは見送っていた。
「おやこの家は煌木組が建てたんだけど、煌木組は表立って支援できないから俺達が支援することになったんだ」
大輝は誇らしげに言う。あいり達も力強くうなずいた。
