2話「月夜の死神と愛の女神」

お泊まり会の翌日、あいりはゆあとみつき、ピュアンナを連れて喫茶キラットへと向かっていた。
「見せたいものって、何だろうね?」
「颯人くん達はウチらに何か用意してるのかな?」
ゆあとみつきは話をしている。あいりもキラットに向かいながら笑顔で話していた。
「楽しみだね、ラブってるよ!」
「大輝から大事な話もありそうピュア」
ピュアンナも言った。

昨日颯人達が目撃した紺色の髪の青年が、少し離れた場所にいた。青年の手には、拳銃が握られている。
「闇をまとい、我が鉄砲玉となれ…!」
青年が発砲した銃弾が停まっていた車に当たった。
「バレッティオー!」

バレッティオは車を爆走している。
すぐ近くにあったキラットから、颯人、レン、大輝が出てきた。
「みんな!」
颯人が叫ぶと、あいりは頷きスマホを取り出す。
「ゆあちゃん、みつきちゃん、いくよ!」
「プリキュアに変身ピュア!」

「プリキュア、スイーティーハニー!」
あいり、ゆあ、みつきはスマホのアプリを起動し、プリキュアに変身する。
「愛に咲くピンクのバラ、キュアロージー!」
「高貴に煌めく紫の水晶、キュアアメジスト!」
「熱意に実る黄色い果実、キュアシトラス!」
そして決めポーズをした。
「スイーティーフィフィプリキュア!」

「お前は…刹那!」
大輝は昨日見た青年の名前を叫ぶ。「刹那」という名の青年は、プリキュアとピュアンナの後ろにいる男性陣を見ていた。
「…いたのか」
大輝を見た後、横にいたレンを見つける。
「裏切り者…お前には死んでもらう」
バレッティオがひこうとしたが、キュアアメジストの「アメジストバリア」で防いだため、軌道変更をされた。

「はあっ!」
キュアシトラスが蹴りを入れ、さらに追い討ちをかける。
「アメジスト!飛んでくるよ!」
「うん!」
キュアシトラスの叫びにキュアアメジストは「アメジストバリア」を周囲に展開させる。
アメジストバリアのひとつに、バレッティオがぶつかった。
そしてキュアロージーはキュアテージスキルを使った。
「プリキュア・ロージーブロッサム!」
「フィジッティオ…」

バレッティオが浄化された後、キラット周辺は元に戻った。
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