1話「絶望の淵に咲く花」

煌木が事務所に入ってきた。
「みんな、集まっていたのか。話をしておこう。」
そう言うと、煌木は矢野の隣のソファーの中央に座る。

「まず、プリキュアの正体について秘密厳守で頼む」
「あの…正体バレたらどうなるんですか?」
みつきの質問に煌木は答える。
「もしプリキュアの正体がバレたら、裏社会に君たちのことが利用されるだろう…それどころか君達の人生を棒に振ることになる」
「うわ…デジタルタトゥーじゃん…」
みつきは青ざめる。次にゆあが質問した。
「ところで、ミッドナイト・ファミリーはどのような組織ですか?」
「愛須市を牛耳っている国際マフィア組織だよ。最近は世界各地に支部が増えているようで、勢力を拡大しているようだ」
煌木の話に、矢野は思い出して怒りに震えながら言った。
「俺らの故郷もミッドナイト・ファミリーに乗っ取られたんや…!」

ひながミッドナイト・ファミリーについて話す。
「ミッドナイト・ファミリーは愛須市にも支部があるの。幹部は現地でも調達しているみたい…幹部には未成年者もいるみたい」
「っ!?」
あいり、ゆあ、颯人は驚いて顔を見合わせる。ミッドナイト・ファミリーの未成年者の幹部に千歳レンがいるからだ。
「三人とも、会ったことあるのか…?」
大輝が聞くと、あいりが答える。
「会ったことあります。あんな子が敵幹部だったなんて…!」

「ブンタ、ミッドナイト・ファミリーはどんなところピュア?」
ピュアンナが文太に来た。文太は忌々しげに思い出しながら語った。
「噂以上にヤベェ組織だったよ…他の仲間と別々に閉じ込められてたし、会えなかった。今頃どんな目に遭ってるか…!」
文太のその言葉に、あいり達は沈痛な思いになった。
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