1話「絶望の淵に咲く花」

「プリキュア・スイーティーハニー!」
あいりとゆあはプリキュアに変身する。
「愛に咲くピンクのバラ!キュアロージー!」
「高貴に煌めく紫の水晶!キュアアメジスト!」

キュアロージーとキュアアメジストを見て、まことは言う。まことは中身が見えない檻を持っていた。
「来たわね、プリキュア!」
まことの横にいるバレッティオを見て、颯人は言う。
「バレッティオはコーヒーミルというコーヒー豆を挽く機械を素体にしている!中に入れられたらひとたまりもないぞ!」
「おい、やべぇだろ…!」
大輝が冷や汗をかく。そこにみつきが飛んできた。
「え、何が…どうなってるの?」
みつきが辺りを見回す。見ると、キュアロージーとキュアアメジストがバレッティオと戦っている。
距離を取らなければいけないようで、悪戦苦闘をしているようだ。

「っ!」
「危ない!」
バレッティオの手が大輝に伸びそうになったので、みつきは庇って、地面に伏せる。
「大丈夫!?」
「あ、ありがと…」
助けてもらったとはいえ、大輝の体にはみつきの豊満な胸が当たっているなど体が密着している。大輝は正直に言うと、男として興奮を隠せなかった。
その様子を見て、みつきは困惑する。
「ご、ごめん!いきなりこんなことして…ウチ、まだ心の準備が……」
みつきが立ち上がろうとすると、大輝が手首を掴む。
「みつき、お前はすごい力を感じる。バレッティオだって…!」
「うん!」
大輝が立ち上がった後、みつきはバレッティオに向き直った。

「ウチには守りたい人がいる。家族や親友だけじゃない…守りたい大切な人だっている」
バレッティオの手がみつきに伸びそうになったが、キュアアメジストがバリアで防ぎ、キュアロージーが蹴りを入れてバランスを崩させる。

バレッティオが起き上がろうとしている時に、みつきはこう言った。
「だからウチはもう逃げない!大切な人を守るためにも!」
みつきに黄色い光が現れる。スマホカバーのついたみつきのスマホとキュアカード・シトラスが現れたので、みつきはそれを手に取った。
「今度はウチが、守る番だよ!」
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