7話「愛と希望は勝つ」
高校を卒業した後、あいりは颯人と共に愛須市を出て二人で暮らすこととなった。
高校を卒業したあいりは腰まで届くロングヘアとなっており、幾分か大人っぽくなっていた。
この日、あいりと颯人は二人で出かけることとなり、カフェで食事やスマホの充電をし持って話をしている。
「みつきちゃんと大輝さんの結婚式は楽しかったね」
「俺達の中では一番乗りか…二人とも幸せそうだな」
先日出席したみつきと大輝の結婚式を回想しながら話していると、近くの席の若い女性客二人が話しているのを聞いた。
これがもし別の話題だったら二人とも聞き流していたのだが、彼女達は愛須市の話をしている。
「こないだの土曜日に、彼氏と愛須市に行ったんだけど…」
「え、愛須市ってあの!?大丈夫!?襲われなかった?」
「気を付けたら大丈夫だよ…愛須駅前のキュアロージーの石像の前でシスターに写真を撮ってもらったんだ」
そう言うと、彼女は友達にスマホで写真を見せる。
そのやり取りを聞いて、あいりと颯人も愛須市の話をする。
「ねぇ、あいりちゃん」
「どうしたの?」
「俺達が知らない間に、愛須市は変わってたんだね」
颯人が窓の景色を見ながら言うと、あいりが不思議そうな顔で恋人を見る。
「颯人くん、高校を卒業したら愛須市を出ようって言ってたよね?」
「確かに言ったよ。…でもさ、少し安全になっていってるみたいだからたまに様子を見に行こうかなって」
颯人の手を、あいりの両手が包み込む。
「あいりちゃん…?」
「颯人くんが愛須市に行くなら…わたしもついていくよ」
「ありがとう」
颯人はにっこり微笑んだ。
食事とスマホの充電を終えお会計を済ませた後、あいりと颯人は手を繋いでカフェを出た。
外の青い空はどこまでも広がっている。二人は恋人として、二人で歩いていた。
高校を卒業したあいりは腰まで届くロングヘアとなっており、幾分か大人っぽくなっていた。
この日、あいりと颯人は二人で出かけることとなり、カフェで食事やスマホの充電をし持って話をしている。
「みつきちゃんと大輝さんの結婚式は楽しかったね」
「俺達の中では一番乗りか…二人とも幸せそうだな」
先日出席したみつきと大輝の結婚式を回想しながら話していると、近くの席の若い女性客二人が話しているのを聞いた。
これがもし別の話題だったら二人とも聞き流していたのだが、彼女達は愛須市の話をしている。
「こないだの土曜日に、彼氏と愛須市に行ったんだけど…」
「え、愛須市ってあの!?大丈夫!?襲われなかった?」
「気を付けたら大丈夫だよ…愛須駅前のキュアロージーの石像の前でシスターに写真を撮ってもらったんだ」
そう言うと、彼女は友達にスマホで写真を見せる。
そのやり取りを聞いて、あいりと颯人も愛須市の話をする。
「ねぇ、あいりちゃん」
「どうしたの?」
「俺達が知らない間に、愛須市は変わってたんだね」
颯人が窓の景色を見ながら言うと、あいりが不思議そうな顔で恋人を見る。
「颯人くん、高校を卒業したら愛須市を出ようって言ってたよね?」
「確かに言ったよ。…でもさ、少し安全になっていってるみたいだからたまに様子を見に行こうかなって」
颯人の手を、あいりの両手が包み込む。
「あいりちゃん…?」
「颯人くんが愛須市に行くなら…わたしもついていくよ」
「ありがとう」
颯人はにっこり微笑んだ。
食事とスマホの充電を終えお会計を済ませた後、あいりと颯人は手を繋いでカフェを出た。
外の青い空はどこまでも広がっている。二人は恋人として、二人で歩いていた。
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