7話「愛と希望は勝つ」

あいり達は大聖堂のあるディアマン教団の本部へと向かい、プリキュアに変身した。
「イノセントパクト!」
ピュアンナは人間の少女の姿となり、イノセントパクトを掲げる。あいり、ゆあ、みつきもスマホのアプリを起動した。
「プリキュア・スイーティーハニー!」
変身後、決めポーズをする。
「愛に咲くピンクのバラ、キュアロージー!」
「高貴に煌めく紫の水晶、キュアアメジスト!」
「熱意に実る黄色い果実、キュアシトラス!」
「プリキュア・スイーティーハニー!」
そして、4人が揃うとこう決めポーズをした。
「スイーティーフィフィプリキュア!」

大聖堂に入り、回廊を進んでいくキュアロージー達。
「香澄ちゃんの魂を、早く取り返さないと!」
「大聖堂へは行かせませんよ」
大聖堂の前にはアダマスが立っていた。
「アダマス…!香澄ちゃんの魂を返して!」
キュアロージーが叫ぶと、アダマスは首を横に振った。
「それはできませんね…ソウルブレイドは生贄いけにえにしたたましいで強くなるのでね!」
「そんな力があるのかよ!?」
ソウルブレイドが生贄にした魂で強くなるということを知らなかった大輝は驚く。

「生贄で…強くなる……!?あんた、くるってるよ!」
キュアシトラスも恐怖きょうふを感じて叫ぶ。
「ソウルブレイドにそんな力があったなんて…」
キュアアメジストはキュアシトラスを支えながら言う。
「やはり特級呪物とっきゅうじゅぶつね…野放しにはできないわ」
聖職者せいしょくしゃが特級呪物で戦うなんてね…愛須市の治安がヤバいと言われる理由だよ」
キュアイノセントとレンも言った。

アダマスはソウルブレイドを振り回しながら言った。
「やはり魔女達と悪魔達をまとめて葬れるのは気持ちがいいですね!」
「お前には絶対負けない!ロージー、行けるね!?」
颯人がそう言うと、キュアロージーもうなずいた。
「うん!香澄ちゃんを救って、この街も救う!」
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