6話「蛍石と黒曜石」

香澄はキュアロージーに殴りかかろうとするが、間一髪でキュアロージーはそれをよける。
「香澄ちゃん!もうやめて、こんなこと!」
「あんたに…あんたなんかに私の何がわかるのよ!」

香澄の蹴り技もキュアロージーは腕で防ぐ。
「ずっとあんた達がうらやましかった…!損得勘定そんとくかんじょうなしでいつも一緒で…!一緒にプリキュアとして戦って…私もあんな友達が欲しかった!」
「ウチらのこと、そんな風に見てたんだ…」
「香澄はさびしかったんだね…」
キュアシトラスとキュアアメジストは香澄のずっと隠されていた本心を知る。
「今、プリキュアって言った…?」
颯人が香澄の発言に違和感を覚える。香澄は今までプリキュアのことを「魔女」と言っていたが、本当は自由なプリキュアがうらやましかったのだ。

「たとえケンカしても、仲直りすれば元通りだよ!香澄ちゃん…今からでも友達になろう!」
「友達…?」
香澄は攻撃の手をゆるめると、レンと大輝、キュアイノセントも言った。
「そうだよ…黒曜、僕もプリキュアに救われたんだ。今度はあんたの番だぞ」
「俺はあんたのことをよく知らねぇが、本当は優しい奴だんだなってわかる。だから、戦うのをやめてくれ!」
「シスター香澄…今からでもやり直せるわ」
「…」
香澄は黙り込んだ後、静かにこう言った。
「…あなた達で私を浄化してくれないかしら?」

「二人の力をひとつに!」
まず、キュアロージーと颯人、キュアアメジストとレン、キュアシトラスと大輝が一斉に叫び、それぞれキュアエンゲージリングをスマホにかざす。
それで、颯人とレン、大輝はキュアグルームスタイルとなった。
「集まったみんなの力が、ひとつになる!」
そう叫ぶと、キュアロージー、キュアアメジスト、キュアシトラス、キュアイノセントがシャイニングジュエルロッドにキュアジュエル・フローライトをセットする。
颯人、レン、大輝はキュアカード・フローライトスピリットをスマホにセットした。
そしてシャイニングジュエルロッドの先端を近付けた後に、こう叫んだ。
「プリキュア・フローライトエクスプロージョン!」

プリキュア・フローライトエクスプロージョンは香澄に直撃した。
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