1話「絶望の淵に咲く花」

街が元に戻った後、颯人はぼーっとしながらキュアロージーを見ていた。レンは去って行ったようだ。

「ごめん!見るつもりはなかったんだ!」
颯人は必死になって、こっそり変身解除したあいりに謝る。あいりは颯人の顔を覗き込んだ。
「大丈夫だよ…その代わり、秘密にできる?」
「うん、俺は秘密を守るよ」
颯人はうなずいた。
「花房さんも…けがはない?」
「大丈夫だよ!それと、わたしのこと…下の名前で呼んでくれる?」
颯人もあいりに惹かれていた。そして名前を呼んだ。
「あいりちゃん」

颯人はまたあいりを自宅まで送ってくれた。
「颯人くん、今日は2回も送ってくれてありがとう!また明日、学校でね!」
「うん、また明日ね!」
そう言って、颯人は愛須駅へと走って行った。

あいりはこう思った。
「今日はすごい一日だったな…煌木組の組長とも連絡先を交換しておいたし、プリキュアについても分かった気がする。…でも、ゆあちゃんとみつきちゃんに話せないのは残念だなぁ」
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