6話「蛍石と黒曜石」
あゆみはプリキュア達より先に娘の誕生日パーティーの会場となっている食堂に向かい、キュアロージー達は合図があるまで食堂の前で待機する。
食堂の中には塾の子供達だけでなく、颯人、レン、大輝、ひなの姿もあった。ゆめはあいりがあげた服を着ている。
塾の先生がこう言った。
「ゆめさんの11歳の誕生日パーティーにサプライズゲストを呼んでいます。盛大な拍手でお迎えしましょう!」
塾の先生がそう言って、食堂の扉を開けるとプレゼントボックスの入ったキュアロージー達が入って来たので、子供達は大歓声を上げながら拍手をする。
「え!?本物のプリキュア!?」
「ゆめちゃん、プリキュアと友達なの?」
「すっげー!本物だ!」
思わずキュアロージーを見つめるゆめは、母親に聞いた。
「嘘…!?お母さんが呼んでくれたの!?」
「そうよ、ゆめはプリキュアのことが好きなんでしょ?」
「ありがとう、お母さん!」
ゆめは泣きそうになるのを必死に抑えながらキュアロージーを見つめる。
プレゼントボックスを置いて、席に座ると塾の先生が言った。
「プレゼントの中身はごちそうを食べてからね!ゆめさんにろうそくの火を消してもらいましょう!」
ハッピーバースデーの歌をみんなで歌った後に、ゆめは大きな「11」の数字の形をしたろうそくの火を吹き消す。
子供達は盛大に拍手をし、食堂の電気がつく。
塾の子供達と先生、ハウスキーパー、ゆめとあゆみが食べ始めたのをキュアロージーは泣きそうになりながら見ている。
「ロージー、食べないの?」
キュアイノセントが食べ始めようとしないキュアロージーの方を見つめる。
「うん、そろそろ食べようかな…ゆめちゃん、楽しそう」
「そうだね…一時はどうなるかと思ったけど、無事でよかった」
キュアロージーと颯人が話していると、キュアシトラスが言った。
「ロージーが食べないなら、ウチが食べちゃおうかなー!?」
「シトラス、ちょっとは遠慮しろよ…」
レンがたしなめると、塾の先生は言った。
「今日はわざわざ来てくださったんだから、皆さんの分もありますよ」
こうして、みんなでわいわい食事を食べた。
ごちそうとケーキを食べた後、ゆめがプレゼントの箱を開けた。
最初は小さめの袋を開ける。
「はい、これは私達からのプレゼント」
さやかが塾の子供達の代表としてゆめにプレゼントを渡す。中身は手作りのうさぎのぬいぐるみだった。
「ありがとう!これ、さやかちゃん達が作ったの!?」
「作ったのはさやかちゃんだけど、塾のみんなで何かいいか出し合って決めたの」
ことはが塾の子供達みんながぬいぐるみを作ったことを話した後、さやかがこう補足した。
「ボロボロになった服の生地をリメイクしたの」
「はい、ゆめ。これはプリキュアの皆さんからのプレゼントよ」
「プリキュアから!?」
母親の言葉に、ゆめだけでなく子供達からのどよめきも起こる。中身を開けると、キュアロージーのぬいぐるみが入っていた。
「本当は4人全員をそろえたかったんだけど、ちょっと高すぎて…」
「それでも嬉しい!ありがとう!」
ゆめはキュアロージーに抱き着いた。横にいたりくがこう言う。
「すげぇ!ゆめ、プリキュアと友達だって話、本当だったんだ!」
ゆめは一番大きなプレゼント箱の前に立つ。
「それはお母さんからのプレゼントよ」
ゆめがプレゼントの箱を開けると、中には「デコアクセメーカー」というビーズのアクセサリーを作る大きめのおもちゃが入っていた。
「うわー!これ一番欲しかったの!ありがとう、お母さん!」
デコアクセメーカーにはカラフルなビーズもあり、ゆめは真っ先にさやかたちが作ってくれたぬいぐるみ用にネックレスを作り始めた。キュアロージーに合わせたピンクのビーズを使ったネックレスが完成したら、うさぎのぬいぐるみにかけてあげた。
「かわいい!」
「すっげぇ!」
「一気におしゃれになったね!」
ゆめが作ったネックレスを付けたうさぎのぬいぐるみを見て、子供達はわいわいとはしゃぐ。ゆめはうさぎのぬいぐるみを友達である塾の子供達に見せるために貸すと、キュアロージーの方にも向かった。
「ロージーにもブレスレット、作ってあげる!」
「ありがとう!」
ゆめはキュアロージーの分のブレスレットも作り始めた。多めに買ってもらっていたピンクのピーズとピンクのハートのビーズを使って、キュアロージーのブレスレットも作った。
「ありがとう、ゆめちゃん」
キュアロージーは作ってもらったブレスレットのお礼を言った。
食堂の中には塾の子供達だけでなく、颯人、レン、大輝、ひなの姿もあった。ゆめはあいりがあげた服を着ている。
塾の先生がこう言った。
「ゆめさんの11歳の誕生日パーティーにサプライズゲストを呼んでいます。盛大な拍手でお迎えしましょう!」
塾の先生がそう言って、食堂の扉を開けるとプレゼントボックスの入ったキュアロージー達が入って来たので、子供達は大歓声を上げながら拍手をする。
「え!?本物のプリキュア!?」
「ゆめちゃん、プリキュアと友達なの?」
「すっげー!本物だ!」
思わずキュアロージーを見つめるゆめは、母親に聞いた。
「嘘…!?お母さんが呼んでくれたの!?」
「そうよ、ゆめはプリキュアのことが好きなんでしょ?」
「ありがとう、お母さん!」
ゆめは泣きそうになるのを必死に抑えながらキュアロージーを見つめる。
プレゼントボックスを置いて、席に座ると塾の先生が言った。
「プレゼントの中身はごちそうを食べてからね!ゆめさんにろうそくの火を消してもらいましょう!」
ハッピーバースデーの歌をみんなで歌った後に、ゆめは大きな「11」の数字の形をしたろうそくの火を吹き消す。
子供達は盛大に拍手をし、食堂の電気がつく。
塾の子供達と先生、ハウスキーパー、ゆめとあゆみが食べ始めたのをキュアロージーは泣きそうになりながら見ている。
「ロージー、食べないの?」
キュアイノセントが食べ始めようとしないキュアロージーの方を見つめる。
「うん、そろそろ食べようかな…ゆめちゃん、楽しそう」
「そうだね…一時はどうなるかと思ったけど、無事でよかった」
キュアロージーと颯人が話していると、キュアシトラスが言った。
「ロージーが食べないなら、ウチが食べちゃおうかなー!?」
「シトラス、ちょっとは遠慮しろよ…」
レンがたしなめると、塾の先生は言った。
「今日はわざわざ来てくださったんだから、皆さんの分もありますよ」
こうして、みんなでわいわい食事を食べた。
ごちそうとケーキを食べた後、ゆめがプレゼントの箱を開けた。
最初は小さめの袋を開ける。
「はい、これは私達からのプレゼント」
さやかが塾の子供達の代表としてゆめにプレゼントを渡す。中身は手作りのうさぎのぬいぐるみだった。
「ありがとう!これ、さやかちゃん達が作ったの!?」
「作ったのはさやかちゃんだけど、塾のみんなで何かいいか出し合って決めたの」
ことはが塾の子供達みんながぬいぐるみを作ったことを話した後、さやかがこう補足した。
「ボロボロになった服の生地をリメイクしたの」
「はい、ゆめ。これはプリキュアの皆さんからのプレゼントよ」
「プリキュアから!?」
母親の言葉に、ゆめだけでなく子供達からのどよめきも起こる。中身を開けると、キュアロージーのぬいぐるみが入っていた。
「本当は4人全員をそろえたかったんだけど、ちょっと高すぎて…」
「それでも嬉しい!ありがとう!」
ゆめはキュアロージーに抱き着いた。横にいたりくがこう言う。
「すげぇ!ゆめ、プリキュアと友達だって話、本当だったんだ!」
ゆめは一番大きなプレゼント箱の前に立つ。
「それはお母さんからのプレゼントよ」
ゆめがプレゼントの箱を開けると、中には「デコアクセメーカー」というビーズのアクセサリーを作る大きめのおもちゃが入っていた。
「うわー!これ一番欲しかったの!ありがとう、お母さん!」
デコアクセメーカーにはカラフルなビーズもあり、ゆめは真っ先にさやかたちが作ってくれたぬいぐるみ用にネックレスを作り始めた。キュアロージーに合わせたピンクのビーズを使ったネックレスが完成したら、うさぎのぬいぐるみにかけてあげた。
「かわいい!」
「すっげぇ!」
「一気におしゃれになったね!」
ゆめが作ったネックレスを付けたうさぎのぬいぐるみを見て、子供達はわいわいとはしゃぐ。ゆめはうさぎのぬいぐるみを友達である塾の子供達に見せるために貸すと、キュアロージーの方にも向かった。
「ロージーにもブレスレット、作ってあげる!」
「ありがとう!」
ゆめはキュアロージーの分のブレスレットも作り始めた。多めに買ってもらっていたピンクのピーズとピンクのハートのビーズを使って、キュアロージーのブレスレットも作った。
「ありがとう、ゆめちゃん」
キュアロージーは作ってもらったブレスレットのお礼を言った。
