5話「全力疾走×全面抗争」

「みんな!大丈夫!?」
キュアイノセントがキュアロージー達に駆け寄る。キュアロージー達は起き上がった。
「イノセント!うん、大丈夫!」
キュアロージーはそう言うと、キュアアメジストとキュアシトラスも言った。
「わたし達のプリキュアとして戦う理由がわかったよ。わたしは人々が悲しまなくていいように、プリキュアとして戦うの」
「ウチもだよ。愛須市の夜は暗くて危険なんでしょ?だからウチはプリキュアとして夜道を照らす月になりたい!」
キュアイノセントも続ける。
「そうよ…私達はプリキュアとして、あなた達マフィアの脅威と戦っている。愛須市を照らす光は誰にも消させない!」
それに、キュアロージーも続けた。
「わたしも最初はプリキュアになった時はどうすればいいかわからなかった。でも大好きな人達を守るためって考えたら力が湧いてくるの!これがわたし達の気持ちだよ!」

キュアロージーが叫ぶと、光が放たれた。
「な…なんだ!?」
ディーノ園城が叫ぶ。颯人達は光を見て確信した。
「やった!プリキュアの新しい力だ!」
颯人が叫ぶと、キュアロージー、キュアアメジスト、キュアシトラスはシャイニングジュエルロッドを手にする。
「これって、イノセントと同じ…!」
「そう、シャイニングジュエルロッドよ」
キュアロージーとキュアイノセントが会話した後、キュアロージー達がシャイニングジュエルロッドを構えた。

「二人の力をひとつに!」
まず、キュアロージーと颯人、キュアアメジストとレン、キュアシトラスと大輝が一斉に叫び、それぞれキュアエンゲージリングをスマホにかざす。
それで、颯人とレン、大輝はキュアグルームスタイルとなった。
「集まったみんなの力が、ひとつになる!」
そう叫ぶと、キュアロージー、キュアアメジスト、キュアシトラス、キュアイノセントがシャイニングジュエルロッドにキュアジュエル・フローライトをセットする。
颯人、レン、大輝はキュアカード・フローライトスピリットをスマホにセットした。
そしてシャイニングジュエルロッドの先端を近付けた後に、こう叫んだ。
「プリキュア・フローライトエクスプロージョン!」

プリキュア・フローライトエクスプロージョンがディーノ園城に直撃する。
「うわああああ!」

最後に、キュアロージーがこう言った。
「最後に愛は勝つ!」
その直後、虹色の大爆発が起こった。
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