5話「全力疾走×全面抗争」

あいり達は水鉄砲をしたり、砂山でお城を作ったり、かき氷を食べたりと楽しんだ。
「やっぱ海って楽しいよねー!」
みつきが伸びをしながら言う。
「貝殻も集めてたの」
ゆあはそう言いながら色とりどりの貝殻を見つめる。
「誘ってくれてありがとな!こんな広い遊び場があったなんて!」
「どういたしまして…俺も楽しんでくれて嬉しいです」
大輝と颯人が話している横で、レンもこう言った。
「みんなで海水浴、悪くないかも…」
「でしょ?」
ゆあがレンの方を見て言う。
「ゆあも去年までなら、考えられなかったかも…」
ゆあも感慨深そうだ。あいりが立ち上がる。
「よし!もう1回海で泳ごう!」
あいりがそう言った時だった。

「何だ…?」
海がゴゴゴと鳴り響く。すると、遊泳区域の外に巨大なタコのような生物が現れた。
「クラーケンが暴れています!危険ですので、海から上がってください!」
ライフセーバーがメガホンで遊泳客に呼びかける。遊泳客は大人も子供も急いで海からあがり、散り散りになって避難した。中には急いで海水浴から帰った人もいる。

「クラーケン!?」
「巨大なタコの怪物だ!」
あいりと颯人が気付くと、ピュアンナが叫んだ。
「プリキュアに変身ピュア!」

あいり達はプリキュアに変身した。
「イノセントパクト!」
ピュアンナは人間の少女の姿となり、イノセントパクトを掲げる。あいり、ゆあ、みつきもスマホのアプリを起動した。
「プリキュア・スイーティーハニー!」
変身後、決めポーズをする。
「愛に咲くピンクのバラ、キュアロージー!」
「高貴に煌めく紫の水晶、キュアアメジスト!」
「熱意に実る黄色い果実、キュアシトラス!」
「プリキュア・スイーティーハニー!」
そして、4人が揃うとこう決めポーズをした。
「スイーティーフィフィプリキュア!」

キュアイノセントがクラーケンを見てこう言った。
「今回はシマ荒らしじゃないわ。お手柔らかにね」
「なんで暴れてるんだろう…?」
キュアロージーがクラーケンを見つめる。そしてこう言った。
「助けないと!」

キュアロージーがクラーケンの方に飛ぶ。
「待ってよ、ロージー!」
「おい、無茶だって!」
キュアアメジストとレンの制止も聞かずに飛んでいくが、クラーケンが暴れて弾き飛ばされてしまう。
「きゃあ!」
キュアロージーがビーチの砂浜に落下する。
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