5話「全力疾走×全面抗争」
貧民街にあるおやこの家に向かうと、ゆめとお母さんのあゆみが笑顔で出迎えてくれた。
「こんにちはー」
「いらっしゃーい!」
ゆめがあいりの手を取って、席まで案内する。
「ゆめちゃん、楽しそうですね。何かいいことあったんですか?」
あいりが聞くと、あゆみが答えた。
「実はね、ゆめは来月で11歳の誕生日を迎えるの。塾の先生にも話したら、塾で誕生日パーティーをやってくれることになったのよ」
「お母さん!わたし、友達と誕生日パーティーやるの初めてなの!」
「そうね、私も嬉しいわ」
母娘 のやり取りを聞いて、微笑むあいり。
「あいり、ゆめちゃんに服の話しなくていいの?」
みつきがあいりに聞く。あいりがゆめに話しかけた。
「ゆめちゃん、ちょっと早いけどわたしからも誕生日プレゼントがあるの」
「え?なになに!?」
ゆめが目を輝かせる。あいりはこう言った。
「新しいお洋服だよ」
「え?ほんと!?やったー!」
ゆめが飛び上がる。あゆみもこう言った。
「よかったわね、ゆめ」
「うん!ありがとう!」
「ゆめちゃん、すごい嬉しそう…」
ゆあが遠巻きにゆめを見つける。みつきがゆあの隣に立つ。
「そうだね、ゆめちゃんにとっては暮らしやすくなってきたもんね」
みつきはゆめを取り巻く環境が良くなってきていることを思い出す。
あいりはこの時、ゆめにあげる服は何にしようかと考えていた。
「こんにちはー」
「いらっしゃーい!」
ゆめがあいりの手を取って、席まで案内する。
「ゆめちゃん、楽しそうですね。何かいいことあったんですか?」
あいりが聞くと、あゆみが答えた。
「実はね、ゆめは来月で11歳の誕生日を迎えるの。塾の先生にも話したら、塾で誕生日パーティーをやってくれることになったのよ」
「お母さん!わたし、友達と誕生日パーティーやるの初めてなの!」
「そうね、私も嬉しいわ」
「あいり、ゆめちゃんに服の話しなくていいの?」
みつきがあいりに聞く。あいりがゆめに話しかけた。
「ゆめちゃん、ちょっと早いけどわたしからも誕生日プレゼントがあるの」
「え?なになに!?」
ゆめが目を輝かせる。あいりはこう言った。
「新しいお洋服だよ」
「え?ほんと!?やったー!」
ゆめが飛び上がる。あゆみもこう言った。
「よかったわね、ゆめ」
「うん!ありがとう!」
「ゆめちゃん、すごい嬉しそう…」
ゆあが遠巻きにゆめを見つける。みつきがゆあの隣に立つ。
「そうだね、ゆめちゃんにとっては暮らしやすくなってきたもんね」
みつきはゆめを取り巻く環境が良くなってきていることを思い出す。
あいりはこの時、ゆめにあげる服は何にしようかと考えていた。
