ディバインアーク特殊課の会議室…。
ヒサメが会議室に集まった部下達に言った。
「皆さん…集まってもらったのは他でもありません。ディバインアークの社長令嬢が時期に本社に向かうと報告がありました」

「とうとう来たな…！」
コガネが気合いを込めて言った。横にいるシロガネも言う。
「僕はコガネのサポートをしようと思います」
そう言うと、ギンの方を見るシロガネ。
「はぁ…めんどくせぇな……」
「ケンゴに近付くなら、誰でも許さないから！」
面倒くさがるケンゴとは対照的に、張り切るリィシェ。
「す、すごい気合いですね…」
「お、そろそろだぞ」
ヨシノとグレンが話終わった後、プロジェクターにワタルが映し出される。家からリモートで繋げているようだ。

「みんな揃っているな？私は都合があってリモートで会議に参加しているが、後から本社に向かう」
会議室にいる特殊課の面々に緊張が走る。
「それと、息子のミナトがミサキの奪還に手を貸してくれるそうだ。わからないことがあったら教えてやってくれ」
ワタルは最後にこう言った。
「私はミナトと共に本社へ向かおうと思う。それまで本社の警備をしておくように」