4章「Truth of Emperor」

ヘルシーダの近郊に、眼鏡をかけた紫色のエレメントがいた。
「皇帝陛下も人使いが荒いですね…おや?」
「グロリア…ここにいたのね」
ハナ達が歩いてきており、アクアが声をかけた。

「アクア、最近見かけないと思っていたのですが…裏切ってニンゲンと共にいたのですか」
グロリアは冷たく言い放つ。それに、アクアは負けじと反論した。
「あなた達エーテルは最近度が過ぎているわ」
ハルとフウトも応戦する。
「そうです!嫌いなら嫌いで近付かないとか方法があるじゃないですか!」
「ハルの言う通りだ。嫌いだからと向かって行くのはおかしい」
フレイアがグロリアを説得する。
「仲良くしろとまでは言わないけど…嫌いな相手に敵意を向けても何もいいことないわよ」
「うるさいですね…!」
グロリアは睨みつける。ハナは動揺しながら言う。
「どうしよう!話にならないよ!」
「話し合いで解決してくれないんだな…!」
ブレイズが言うと、グロリアが静かに怒りを込めて言った。
「本当にうっとうしいです…どちらが正しいか、ここで判断しましょう!」

★バトル時の攻略方法★
グロリアのスキル「グロリアスウィンド」は、土属性のエレメントにとって大ダメージになる。
火属性のエレメントで対策しよう。

「アース、下がってろ」
「う…うん!」
ダイチはアースに下がっているように言い、フレイアの杖を持つ。

「グロリアスウィンド!」
グロリアの魔法スキルが飛ぶが、ダイチに大した被害はなかった。
「鬼火ドレイン!」
フレイアのスキル「鬼火ドレイン」で、自分の体力を回復しつつグロリアの体力を減らすダイチ。

「ハナ!一気に行くぞ!」
「うん!」
ブレイズのスキル「バーニングスラッシュ」で、グロリアはKOされた。

「ぐっ…申し訳ありません……皇帝陛下、アビス様…」
グロリアは誰かに謝罪しているようだ。ハナは近付いて、手を差し伸べる。
「大丈夫?」
「オレ達はあんたをもう傷付けたりしないよ」
ブレイズもグロリアに声をかける。グロリアはむくりと自力で起き上がった。

「エーテルは元々エレメント達だけで集まる平和なグループでした。しかし、アビス様が現れてからはニンゲンを嫌うエレメントも増えてしまい…」
「そう…だったのね。グロリアも何か思うことがあったの?」
アクアがグロリアに尋ねると、グロリアは一呼吸おいて答えた。
「元々はエーテルはそんな過激な組織ではありませんでした…僕からみんなにこのことは話しますね。僕から話した方が、みんなも聞いてくれると思うし…」
グロリアは頭を下げると、去って行った。

「エーテルも元々過激な組織じゃなかったんだね…」
ミサキは話を聞いて、こう話した。
「もともとニンゲン嫌いの組織じゃなくてよかったよ」
「そ、そうね…」
ブレイズが安堵する。横にいるフレイアは少し動揺しているようだ。

「…まずは1人目だね」
フウトは安心して言う。ハルも言った。
「後は2人ですね。次は誰の所に行きますか?」
「残ってるのはティエラのエメとヒカグラのエレキだね」
ハナは話しながら、考える。ダイチはフレイアの様子がおかしいのを見て、呟いた。
「ブレイズとフレイアって…まさかエーテルに身内がいるのか?」
5/11ページ
いいね