4章「Truth of Emperor」

グレイのスマホに着信が鳴り、グレイはそれに応じる。
「もしもし?」
『グレイ…俺だ。普通に話してくれていい』
「わかった…それでどうした、ワタル?」
『すぐに部下を連れて本社に戻れ。その後はヒサメと共に社長室に行け』
「わかった」
グレイは通話を切ると、ヒサメに話した。

「課長、社長が本社に戻れとご命令です」
「わかりました」
そのやりとりを聞いてグレンが言う。その手にはスマホを持っている。
「課長、俺シータク呼びますね!」
「わかりました…今回のタクシー代は工賃で落とします」
グレンの横にいたフェルノが言った。
「そろそろ来るみたいだ」
タクシーが停まった後、ヒサメ達はそのタクシーに乗り込んだ。

タクシーが走り去った後、アースが言った。
「…行っちゃったね」
「ミサキのことを狙ってたな」
ダイチが言うと、横にいるフウトとハルが言った。
「ディバインアークも油断できないな…」
「ミサキちゃんを狙っていましたね…」
「…みんなを危ない目にあわせたくないよ」
ミサキが言ったことにアクアは言う。
「そんな…乗り掛かった舟よ!私達を頼ってね、ミサキ」
「ありがとう、アクア」

話をしている面々に、フレイアは聞く。
「ねぇ、アクア…エーテルのことについて教えて」
「そうだな…オレ達もエーテルのことを知りたいし」
「アクア、あたしからもお願い!」
ブレイズとハナもアクアに頼んだ。アクアは話し始めた。
「エーテルはニンゲンを嫌うエレメントの集団よ。ナンバー2のアビスが来てから活動が過激になったみたい…」
アクアは話を続けたが、その内容を要約しよう。

エーテルの実行役は主に幹部が担っている。
ストーミーも元々幹部だったが、この前エーテルを脱退したばかりだ。
現在は頭脳派のグロリアがヘルシーダ、エーテルの参謀役のエメはかつて自分が失態を犯したティエラ、人気アイドルとして活躍するエレキはヒカグラの近郊にいるようだ。

「まずは誰の所に行こうかな?」
ブレイズが考えると、ハナが言った。
「どうだろう…」
考えるハナに、フウトとフレイアが言った。
「先に誰と戦うかは考えた方がいいね」
「判断は任せるわ」
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