3章「The Way of Swords」

「はぁ〜っ、生き返る〜!」
温泉で、ダイチが思い切り腕を伸ばす。ニンゲンは水着を着て入る温泉で、しばしの休息を楽しんでいた。
「いい湯だな〜」
アース温泉に浮かびながら満喫しているようだ。

「…僕達しかいないとはいえ、あんまりはしゃぎ過ぎるなよ」
フウトが溜め息をつく。横にいたダイチが笑顔で言う。
「いいだろ?俺達しかいねぇし!」
「せっかくの温泉ですし、楽しみましょう」
フウトの横にいたハルも言う。

「…やっぱり、色々考えちゃうよねー」
ハナとブレイズが近くで話をしている。見ると、話し込んでいたフウト達と違って、ミサキとフレイアはそれぞれで考え事をしているようだ。
「…やっぱり、ディバインアークやエーテルのことが気になるよな」
「そう言えば、ミサキはエーテルのエレメントをパートナーにしたい…って言ってたよね?」
「アクア、か…ミサキの言う通り、あいつは悪いヤツに見えなさそうだし」
ハナとブレイズが話していると、フレイアも話に入ってくる。
「エーテルについては謎が多いわね…ただのニンゲン嫌いのエレメントの集まりじゃなさそう」
「だよな!母ちゃん、エーテルのエレメントと仲良くなれる方法ってある?」
「えっと、そうね…」

その時、水着姿のナギが更衣室から出てきた。
「ん?何かあったん?」
「あ!ナギちゃん!」
別の更衣室からハーリーが出てきた。
「俺様もいるぜ」

「…そんなことがあったんやね」
ナギは温泉に浸かりながら言う。
「そうや、明日の昼間にサクハナ行くのはどうや?」
ナギの提案に、ブレイズが言った。
「サクハナって、ヒカグラの中にある繁華街の?」
「ああ…そのサクハナだが、最近エーテルのせいで営業できない店もあるらしい」
ハーリーが目を伏せながら言った。今のところは温泉街のヒカグラには被害がないようだが、時間の問題だとも言う。

「頼む、エーテルのヤツらをなんとかしてくれ」
「うん!」
「もちろんだ!」
ハナとブレイズはそれを承諾した。エーテルのことが気になっていたし、ニンゲンを嫌うエレメントのことが気になっていたからだ。
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