1章「Girl Meets Element」
夕食を終えたブレイズは、ベランダにて持っていたスマホで母のフレイアと電話していた。
「もしもし、母ちゃん?」
『ブレイズ、どこにいるの!?急にいなくなったから心配したわよ!』
「ごめん…パートナーになるニンゲンの家に泊めてもらってるんだ」
『そうなのね…無事でよかったわ。そのパートナーになる人にもあいさつしたいから、戻ってきたらその人も連れてきてね』
「もちろんだよ!おやすみ、母ちゃん」
『ええ、おやすみ、ブレイズ』
翌日、朝食を終えたハナとブレイズは家を出た。道中、二人は話をしていた。
「ハナ、旅のことについて考えてくれたか?」
「うん、ちょっと考えたけど…まだ決心はできてないかな」
「そうか…急に言われたから無理ないよな」
ブレイズは自嘲気味に言う。ハナは少し笑顔になってこう話した。
「でもさ、ちょっと興味あったんだよね。エレメントがいたら、旅ができるんでしょ?」
「そうだぜ。オレもそれができたら楽しいんだろうな…って、思ったんだ!」
バーガーショップでハンバーガーを買い、ヘルシーダを出る時に親切な人からビスケットを5枚受け取った。
ブレイズは家に泊めてくれたハナの両親や励ましてくれた人たちを思い出す。
「いい人たちだったなー…あ!あそこにリィンクルの園があるよ!」
「うん!」
ハナとブレイズが駆け出したその時だった。その時、1匹の羽ウサギが跳んできた。
「いくぞ、ハナ!」
ブレイズの剣を持つハナ。うまく斬りつけて羽ウサギを大人しくさせた。
ハナとブレイズは敵を倒しながら道を進み、リィンクルの園へと入っていった。
「ハイビナ」というハイビスカスを身に着けたピンクのエレメントの少女がそわそわと落ち着かない様子だったので、ハナは声をかけることとした。
「すみません、何があったんですか?」
「あ!ニンゲンさん!妹のハルがいなくなったの!あの子のことだから、一人でそんなに遠くへは行かないはずよ!」
「あたし達は園の外を探します!だから、園の中を探してください!」
「わかったわ!」
ハイビナはそれだけ言うと、走って探しに行った。そうとうあわてているようだ。
「ブレイズ!『ハル』ちゃんというエレメントを探しに行こう!」
「そうだな!魔物に襲われてるかもしれねぇ!急ぐぞ!」
ハナとブレイズは大きくうなずいて、リィンクルの園から出て、ハルを探しに行った。
「ここって、スフィアリルの近くだよね…」
「ああ、下手に近付かない方がいいぞ…霧が濃いし、近付いたらめまいがする」
「そうだね…」
ハナとブレイズが離れようとした時、ハルが倒れている。その近くに、眼鏡をかけた少年がいる。ハナはその少年に見覚えがあった。
ハナはブレイズと抱きかかえて茂みへと隠れ、様子を見ることとする。
「昨日見たヤツとは違う…ディバインアークじゃなさそうだな」
「フウト、だよね…?どうしてこんなところに?」
「フウト、って…?」
ブレイズが聞いてきたので、ハナはフウトの説明をした。
「フウトはエレメントの研究をしているキリヤ博士の息子で、あたしとは幼なじみだよ」
「だから悪いヤツには見えなかったんだな…」
ハナとブレイズが近くの茂みで話していることにフウトは気が付いていなかった。フウトはハルを抱きかかえると、もう片方の腕で自分の口元を押さえて走って行った。
「なるほど…ハルは気を失っていてニンゲンの少年に連れ去られた、ということだね」
リィンクルの園の若き長老であるルフがハナとブレイズに確認を求めた。
「そうなんです。あたしの友達のお父さんはエレメントの研究者です。それと、その友達とハルがパートナーになるかもしれないので、その時はよろしくお願いします」
「わかった、このことは僕からみんなに伝えておくね」
「ありがとうございます!」
ハナとブレイズはお礼を言うと、リィンクルの園から出た。
一方、フウトは急いで帰宅し、父のキリヤにハルの応急処置をしてもらっていた。
「毒に侵されているな…だが、幸いなことにそんなに長く毒の霧にさらされていなかったから、応急処置だけでいけそうだ」
キリヤを手伝っていたエレメントの男性であるボルトが付け加える。
「一晩休んだらすっかり回復するよ」
「ありがとう」
フウトはお礼を言うと、すやすやと寝息を立てるハルを見た。
「もしもし、母ちゃん?」
『ブレイズ、どこにいるの!?急にいなくなったから心配したわよ!』
「ごめん…パートナーになるニンゲンの家に泊めてもらってるんだ」
『そうなのね…無事でよかったわ。そのパートナーになる人にもあいさつしたいから、戻ってきたらその人も連れてきてね』
「もちろんだよ!おやすみ、母ちゃん」
『ええ、おやすみ、ブレイズ』
翌日、朝食を終えたハナとブレイズは家を出た。道中、二人は話をしていた。
「ハナ、旅のことについて考えてくれたか?」
「うん、ちょっと考えたけど…まだ決心はできてないかな」
「そうか…急に言われたから無理ないよな」
ブレイズは自嘲気味に言う。ハナは少し笑顔になってこう話した。
「でもさ、ちょっと興味あったんだよね。エレメントがいたら、旅ができるんでしょ?」
「そうだぜ。オレもそれができたら楽しいんだろうな…って、思ったんだ!」
バーガーショップでハンバーガーを買い、ヘルシーダを出る時に親切な人からビスケットを5枚受け取った。
ブレイズは家に泊めてくれたハナの両親や励ましてくれた人たちを思い出す。
「いい人たちだったなー…あ!あそこにリィンクルの園があるよ!」
「うん!」
ハナとブレイズが駆け出したその時だった。その時、1匹の羽ウサギが跳んできた。
「いくぞ、ハナ!」
ブレイズの剣を持つハナ。うまく斬りつけて羽ウサギを大人しくさせた。
ハナとブレイズは敵を倒しながら道を進み、リィンクルの園へと入っていった。
「ハイビナ」というハイビスカスを身に着けたピンクのエレメントの少女がそわそわと落ち着かない様子だったので、ハナは声をかけることとした。
「すみません、何があったんですか?」
「あ!ニンゲンさん!妹のハルがいなくなったの!あの子のことだから、一人でそんなに遠くへは行かないはずよ!」
「あたし達は園の外を探します!だから、園の中を探してください!」
「わかったわ!」
ハイビナはそれだけ言うと、走って探しに行った。そうとうあわてているようだ。
「ブレイズ!『ハル』ちゃんというエレメントを探しに行こう!」
「そうだな!魔物に襲われてるかもしれねぇ!急ぐぞ!」
ハナとブレイズは大きくうなずいて、リィンクルの園から出て、ハルを探しに行った。
「ここって、スフィアリルの近くだよね…」
「ああ、下手に近付かない方がいいぞ…霧が濃いし、近付いたらめまいがする」
「そうだね…」
ハナとブレイズが離れようとした時、ハルが倒れている。その近くに、眼鏡をかけた少年がいる。ハナはその少年に見覚えがあった。
ハナはブレイズと抱きかかえて茂みへと隠れ、様子を見ることとする。
「昨日見たヤツとは違う…ディバインアークじゃなさそうだな」
「フウト、だよね…?どうしてこんなところに?」
「フウト、って…?」
ブレイズが聞いてきたので、ハナはフウトの説明をした。
「フウトはエレメントの研究をしているキリヤ博士の息子で、あたしとは幼なじみだよ」
「だから悪いヤツには見えなかったんだな…」
ハナとブレイズが近くの茂みで話していることにフウトは気が付いていなかった。フウトはハルを抱きかかえると、もう片方の腕で自分の口元を押さえて走って行った。
「なるほど…ハルは気を失っていてニンゲンの少年に連れ去られた、ということだね」
リィンクルの園の若き長老であるルフがハナとブレイズに確認を求めた。
「そうなんです。あたしの友達のお父さんはエレメントの研究者です。それと、その友達とハルがパートナーになるかもしれないので、その時はよろしくお願いします」
「わかった、このことは僕からみんなに伝えておくね」
「ありがとうございます!」
ハナとブレイズはお礼を言うと、リィンクルの園から出た。
一方、フウトは急いで帰宅し、父のキリヤにハルの応急処置をしてもらっていた。
「毒に侵されているな…だが、幸いなことにそんなに長く毒の霧にさらされていなかったから、応急処置だけでいけそうだ」
キリヤを手伝っていたエレメントの男性であるボルトが付け加える。
「一晩休んだらすっかり回復するよ」
「ありがとう」
フウトはお礼を言うと、すやすやと寝息を立てるハルを見た。
