2章「Journey to the City」
ティエラとヒカグラの間にある道の間に、ピラミッドがある。
フレイアとジュリ達を加えたハナ達一行は、そのピラミッドへと進んで行った。
ピラミッドへの道中で、フレイアはハナに話しかけた。
「私もエレメントなのよ？だから、あなた達ニンゲンに武器を提供することができるわ」
「ありがとうございます！何かあったら、使いますね」
ブレイズもこう補足する。
「母ちゃんは魔法攻撃とかできるんだぜ！」
ハナ達はピラミッドに現れるモンスターを倒しながら、ピラミッドの奥へと進んで行った。
ピラミッドの奥まで進むと、キンとギンを引き連れたコガネとシロガネが向こう側からやって来た。
「お前ら…うちの社員を二人も倒したのか」
「強そうなヤツらだと思ってたが、まだ子供じゃないか」
パートナーが話している内容を聞いたキンが鼻を鳴らすと、シロガネがこう言った。
「コガネ、キン、油断はできないよ。特殊課のナンバー2を倒した実力者だからね」
「こんな子供に負けるなんて…ナンバー2が聞いてあきれるよ」
コガネとシロガネ、キンとギンはそれぞれ双子で、シロガネはコガネの双子の兄、ギンはキンの双子の弟である。
「お前ら、ディバインアークなのか！」
ブレイズが叫ぶと、ギンは答えた。
「ご名答、君たちを始末しろとの命令でね…悪く思わないでくれよ」
ハルはそれを聞いて思わず、フウトに聞いた。
「なんか悪いことしましたかね…？」
「いや、向こうが勝手に決めつけてるだけだろ」
フウトとハルが話しているのを聞いて、ブレイズは叫んだ。
「な、なんだコイツら…ディバインアークってヤバいヤツばっかりじゃん！」
ダイチはハナに聞いた。
「えっと…どういうことなんだ？」
「ディバインアークは悪いことをしてるんだよ！」
それを聞いて、ジュリは聞く。
「ディバインアークって…あの大企業だよね？」
その問いに、アースが答えた。
「そうだよ、でもなんでここに！？」
「おい、こっちだ！」
キンがビジュの腕を掴むと、コガネ達のところへと連れて行く。その様子を見て、フウトが静かに怒りを込めて言う。
「卑怯だぞ…！」
それを見て、フレイアは叫んだ。
「その子に何をするの！放しなさい！」
キンは冷静にこう言った。
「おい、おばさん！こいつの命が惜しかったら、降参しろ！」
「誰がおばさんよ！私はまだピッチピチよ！」
怒るフレイアの言葉を聞いて、あきれるコガネ。
「ピッチピチという言葉を使ってる時点でおばさんだぞ…」
シロガネがギンに目配せして合図すると、ギンはサーベル状の剣を生成してシロガネに持たせた。そして、シロガネはその剣をビジュに向けた。
「きゃっ！」
「騒ぐなよ…」
悲鳴を上げるビジュに、ギンが冷たく言い放つ。
その行動に怒りを覚えたブレイズは飛びつこうとしたが、ハナとフレイアに止められた。
「おい、何をするんだ！」
「ブレイズ！近付いちゃダメ！危ないよ！」
「そいつは武器を持ってるわ！」
シロガネはビジュに剣を向けながらドスの利いた低い声で言う。
「人質の命が惜しければ…少しでも動くんじゃないぞ」
シロガネに恐怖を感じたハルは青ざめる。
「…っ！」
「ハル！」
フウトはハルを支えた。
ハナ達はパニック状態だったが、ダイチは自分でも恐ろしいと思うほど冷静だった。ジュリはそんな友達の様子を見て、思わず聞いた。
「ダイチくん？」
「人質を使って脅すとはな…さすが大企業に勤めてる大人はやることが違うな」
敵を称賛するような言葉ともとれる発言をするパートナーに、アースはあわてる。
「ダイチ！こんな時に冗談は…！」
「人ってマジギレしたら…逆に冷静になるんだな」
「ダイチ…」
ダイチは一呼吸を置いた後、こう言った。
「今は大人とかディバインアークとか関係ねぇ…人としてお前らを許せねぇよ。絶対にな！」
ダイチは力強く言った。
「だから、ビジュを助けようぜ！」
アースの生成した斧を持つダイチ。それに続くハナとフウト。
「あたし達も戦うよ！」
「援護は任せてくれ！」
ハルもうなずいて言う。
「わたしもがんばります！ビジュちゃん、今助けますね！」
ジュリは後ろからダイチ達に話しかけた。
「みんな、気をつけてね！」
「もちろんだ、ジュリ！お前のパートナー助けてやるからな！」
フレイアとブレイズも叫んだ。
「待っててね、今助けるわ！」
「よし、行くぜ！」
その様子を見て、コガネとシロガネも戦闘態勢に入る。
キンとギンがこう言った。
「宣戦布告して来たか…」
「これはたのしめそうだね」
コガネもキンの生成した大剣を持つ。シロガネも武器をビジュからハナ達に向けた。
「シロガネ、あいつらを片付けるぞ」
「言われなくてもわかってるよ、コガネ！」
★バトル時の攻略方法★
「シルバーエイド」など回復・補助スキルを持つシロガネを優先的に攻撃しよう。
キンの「ゴールデンスラッシュ」は命中率は低いが、当たると大ダメージ。残りHPに注意しよう。
キンもギンも土属性のエレメントなので、風属性が有効。
フレイアとジュリ達を加えたハナ達一行は、そのピラミッドへと進んで行った。
ピラミッドへの道中で、フレイアはハナに話しかけた。
「私もエレメントなのよ？だから、あなた達ニンゲンに武器を提供することができるわ」
「ありがとうございます！何かあったら、使いますね」
ブレイズもこう補足する。
「母ちゃんは魔法攻撃とかできるんだぜ！」
ハナ達はピラミッドに現れるモンスターを倒しながら、ピラミッドの奥へと進んで行った。
ピラミッドの奥まで進むと、キンとギンを引き連れたコガネとシロガネが向こう側からやって来た。
「お前ら…うちの社員を二人も倒したのか」
「強そうなヤツらだと思ってたが、まだ子供じゃないか」
パートナーが話している内容を聞いたキンが鼻を鳴らすと、シロガネがこう言った。
「コガネ、キン、油断はできないよ。特殊課のナンバー2を倒した実力者だからね」
「こんな子供に負けるなんて…ナンバー2が聞いてあきれるよ」
コガネとシロガネ、キンとギンはそれぞれ双子で、シロガネはコガネの双子の兄、ギンはキンの双子の弟である。
「お前ら、ディバインアークなのか！」
ブレイズが叫ぶと、ギンは答えた。
「ご名答、君たちを始末しろとの命令でね…悪く思わないでくれよ」
ハルはそれを聞いて思わず、フウトに聞いた。
「なんか悪いことしましたかね…？」
「いや、向こうが勝手に決めつけてるだけだろ」
フウトとハルが話しているのを聞いて、ブレイズは叫んだ。
「な、なんだコイツら…ディバインアークってヤバいヤツばっかりじゃん！」
ダイチはハナに聞いた。
「えっと…どういうことなんだ？」
「ディバインアークは悪いことをしてるんだよ！」
それを聞いて、ジュリは聞く。
「ディバインアークって…あの大企業だよね？」
その問いに、アースが答えた。
「そうだよ、でもなんでここに！？」
「おい、こっちだ！」
キンがビジュの腕を掴むと、コガネ達のところへと連れて行く。その様子を見て、フウトが静かに怒りを込めて言う。
「卑怯だぞ…！」
それを見て、フレイアは叫んだ。
「その子に何をするの！放しなさい！」
キンは冷静にこう言った。
「おい、おばさん！こいつの命が惜しかったら、降参しろ！」
「誰がおばさんよ！私はまだピッチピチよ！」
怒るフレイアの言葉を聞いて、あきれるコガネ。
「ピッチピチという言葉を使ってる時点でおばさんだぞ…」
シロガネがギンに目配せして合図すると、ギンはサーベル状の剣を生成してシロガネに持たせた。そして、シロガネはその剣をビジュに向けた。
「きゃっ！」
「騒ぐなよ…」
悲鳴を上げるビジュに、ギンが冷たく言い放つ。
その行動に怒りを覚えたブレイズは飛びつこうとしたが、ハナとフレイアに止められた。
「おい、何をするんだ！」
「ブレイズ！近付いちゃダメ！危ないよ！」
「そいつは武器を持ってるわ！」
シロガネはビジュに剣を向けながらドスの利いた低い声で言う。
「人質の命が惜しければ…少しでも動くんじゃないぞ」
シロガネに恐怖を感じたハルは青ざめる。
「…っ！」
「ハル！」
フウトはハルを支えた。
ハナ達はパニック状態だったが、ダイチは自分でも恐ろしいと思うほど冷静だった。ジュリはそんな友達の様子を見て、思わず聞いた。
「ダイチくん？」
「人質を使って脅すとはな…さすが大企業に勤めてる大人はやることが違うな」
敵を称賛するような言葉ともとれる発言をするパートナーに、アースはあわてる。
「ダイチ！こんな時に冗談は…！」
「人ってマジギレしたら…逆に冷静になるんだな」
「ダイチ…」
ダイチは一呼吸を置いた後、こう言った。
「今は大人とかディバインアークとか関係ねぇ…人としてお前らを許せねぇよ。絶対にな！」
ダイチは力強く言った。
「だから、ビジュを助けようぜ！」
アースの生成した斧を持つダイチ。それに続くハナとフウト。
「あたし達も戦うよ！」
「援護は任せてくれ！」
ハルもうなずいて言う。
「わたしもがんばります！ビジュちゃん、今助けますね！」
ジュリは後ろからダイチ達に話しかけた。
「みんな、気をつけてね！」
「もちろんだ、ジュリ！お前のパートナー助けてやるからな！」
フレイアとブレイズも叫んだ。
「待っててね、今助けるわ！」
「よし、行くぜ！」
その様子を見て、コガネとシロガネも戦闘態勢に入る。
キンとギンがこう言った。
「宣戦布告して来たか…」
「これはたのしめそうだね」
コガネもキンの生成した大剣を持つ。シロガネも武器をビジュからハナ達に向けた。
「シロガネ、あいつらを片付けるぞ」
「言われなくてもわかってるよ、コガネ！」
★バトル時の攻略方法★
「シルバーエイド」など回復・補助スキルを持つシロガネを優先的に攻撃しよう。
キンの「ゴールデンスラッシュ」は命中率は低いが、当たると大ダメージ。残りHPに注意しよう。
キンもギンも土属性のエレメントなので、風属性が有効。
