ビットアドベンチャー

その時、〈大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL〉のソフトが終了したというアナウンスが流れました。
「パルテナ様、ボクに勝ったファイターを返り討ちにしてきますよ!」
「ピット、大丈夫なのですか?それに、あなた達はこのゲームで死んだらもう復活できません。皆さんに何かあったらどう詫びていいか…!」
心配するパルテナに、覚悟を決めた親指姫とジークが言いました。
「乗りかかった舟ですよ!わたし達は1つのチームなんだから!」
「オレらで話し合って決めたことなんで!」
ニッキーもこう決意しました。
「わたしも何かあったらパルテナ様を呼びます。だから、わたし達もピットと一緒に行かせてください!」

パルテナは決意した3人を見て、ピットに言いました。
「ピット、いいお友達を持ちましたね。では、何かあったら呼んでください。テレポートで駆け付けますね。」
「ありがとうございます、パルテナ様!」
ピットはパルテナに頭を下げ、友達と控室を出ました。



ピット達がロビーに出ると、ロビーにあるモニターに一人の男性の顔が映し出せれました。男性は銀髪で、片目が隠れています。
「この人ってまさか…!」
「ニッキー、知ってるの?」
ニッキーはモニターに映る男性の顔に見覚えがありました。
「アルベール!?」
ニッキーが叫ぶと、男性はこう言いました。
『ご名答。まさか君に会えるとは光栄だよ、ニッキー。』
「あんたがニッキーの知り合いなんてね。」
「ピット、さっきコイツにやられたんだろ?倍にして返してやろうぜ!」
親指姫とジークが言うと、ピットが言いました。
「うん、間違いなくコイツだよ。みんな、気を付けてね!」

アルベールはこう続けました。
『終点で待っている。あの戦いの続きをしよう。』



ピット達が終点に出ると、アルベールがそこで待っていました。
「私はプレイヤーに存在を消された者だ。だから、私はゲームの世界を壊そうとした!」
「待って!そんなことをしたら、このゲームもお払い箱になっちゃう!」
ニッキーが叫ぶと、アルベールは続けました。
「プレイヤーは私のことなんか忘れて楽しんでる。私はそれが許せない!」

アルベールはそう言うと、スプラシューターを取り出しました。中には、ピンク色の液体が入っています。
「メルヒェンの血は浴びた者を狂暴化させる…なかよくつぶし合え!」
アルベールはスプラシューターを構え、ピンクの液体を発射させます。地面にはピンクの液体が付きました。
ピットは空を飛んで、他の3人もなんとかピンクの液体をかわしています。

「親指、あれ当たったらやべぇんだろ?」
「うん…あんたも当たらないようにね!」
親指姫とジークが話していると、ピンクの液体が飛んできたのでジークが親指姫をかばうようによけました。ピンクの液体はすぐ横の地面につきました。

「大丈夫、二人とも!?」
ニッキーが近付こうとしましたが、ピンクの液体が飛んでくるので近付けません。
ニッキーにピンクの液体が当たりそうだったので、ピットがニッキーの前に出て衛星ガーディアンを使いました。
「守れ!」
「ピット、ありがとう!でも、親指姫とジークが!」
ニッキーが叫ぶと、アルベールが言いました。
「まずはこいつらから始末しないとな…戦うゲームキャラクターには狂暴になってもらわないと。」
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