僕はアルト。
父さんはU-Phone（ユーフォン）を製造・販売している大企業グレープ社のCEOリード、母さんは世界的な大女優フォルテで、僕もアイドルとして芸能活動を行っている。

僕はニール達の親のことを、両親から聞いて知っていた。
僕はいつか旅に出るのではないかと思っていた。
だから、父さんに話してホテルに半額で泊まれる「プレミアムカード」を作ってもらった。父さんも昔、プレミアムカードを使ってホテルの料金を半額にしたらしい。

母さんは昔、僕と同じでアイドルだった。
母さんはエクリプス聖和教という名の、昔本当にあった新興宗教の信者として生まれた。アイドルとしてデビューする前は、いじめを受けていたらしい。
デビューしてからは、本当の自分が何なのかわからなくなったこともあったらしい。
でも、ニールのお父さんと出会ってから母さんは本来の明るさと優しさを取り戻した。

父さんと母さんはかつての仲間とSNSでつながっている。
だから、U-Phoneでニール達の写真を見せてもらったこともあった。
ニールとラルフの両親だけじゃない。ポーラスター幼稚園の先生をしているライラさん、ツーソンの警察官の妻で探偵のアップルさん、娘のジェニーに甘いところのある天才科学者ジェフ博士。
ランマの王様とはニールのお母さんがテレパシーで連絡を取ってくれていたらしい。

僕はクララを助けに行きたいというニール達流星団と協力して、ムーンサイドに向かった。
クララをさらったのはテロ組織「ファイナルアサシン」の科学者アドルフだった。
「クララにひどいことをするな!」
「すげぇ…って、クララ!そこにいるの!?」
「こいつがファイナルアサシン…!噂通りの悪行だな」
「クララ、今助けるからね!」
「みんな、来るわよ!」
「僕も手伝うよ!」
僕達はアドルフを倒した。クララも救出できた。
僕は父さんと母さんに、旅に出たいと言ったら承諾してくれた。
それで、フォーサイド国際空港からサマーズに飛び立った。

そのサマーズでランマの王女主従と戦った。ヤエとカズナリの二人のことだ。
「本当にあの世界を救った少年の子供か見定めたかったのです。ごめんなさい、何度も試させてもらって」
「本当は一回で済ませたかったんだが。王女様の運が悪かったから、やり直すことになったんだ」

スプリングスというレディには人気の高い街に行ったとき、夜にニールのお兄さんのラルフが倒れていた。
敵が襲おうとしていて危険だったので、とりあえず安全な場所に連れて行った。

今の流星団はそういうものだ。僕は流星団でよかったと思う。