流星団の子世代(復刻版)

俺はトム。俺の母ちゃんは昔はマジシャンを目指していたけど、今では俺の住む町ツーソンにあるポーラスター幼稚園で、先生をしている。
「お母さん、結構有名人だったんだよー」
母ちゃんは笑いながらそんなことをよく言う。

流星団は(子世代から見て)今から25年前にできた地球を救うために選ばれた少年少女の集まりだ。
リーダーはニールのお父さん。ニールのお父さんの相棒だった流星団の軍師。あとはニールのお母さんに、探偵をやってる近所のおばさん、高名な科学者のジェニーのお父さんに、グレープ社CEOのアルトのお父さん、世界的な大女優のアルトのお母さん、ランマという国の王様のヤエのお父さん。俺の母ちゃんもその流星団だった。

母ちゃんとおばさんは仲が良い。ニールのお母さんとも仲が良い。
母ちゃんたち3人は小さい頃からの友達で、ポーラスター幼稚園時代から一緒だったらしい。俺からしてみれば、流星団として一緒に旅をしていたのかなとも思える。

俺たちも母ちゃんたちと同じ流星団だ。今の流星団を紹介するね。
リーダーのニールは、軍師も兼任していて、戦いのときも俺たちに指示をくれる。何を考えているかわからない時もあるけど。
パティはおっとりしていてかなりマイペースだ。でも、優しくて料理も上手。
レオンは俺の親友でしっかり者だけど、ドジをやらかすこともある。
ジェニーは真面目だけど、ちょっと子供っぽいところがある。
クララはたまたま保護することになった宇宙人で、俺たちにとっては妹のような存在だ。守るべき対象で、みんなを楽しませることができて…。好奇心旺盛で、天真爛漫で…。あれ?よくわかんないけど、まぁいいや!
アルトはみんなのアイドルだ。人の感情を読み取ることができる優しい太陽のような存在。
ヤエは心優しいお姫様。戦ってるときはアクティブな動きも見せるというのがすごい。
カズナリはそんなヤエのフォローをしている。優しいお兄さんのような参謀だ。
ラルフは…ニールのお兄さんで、俺たちと出会う前から一人で修行の旅をしていた。

流星団は俺にとって自慢だ。
たまーにケンカすることもあるけど、みんな仲が良い。
俺たちは悪の宇宙人やテロ組織と戦う。ギーグの残党にも、宇宙海賊クレセントにも、ファイナルアサシンにも、負けるわけにはいかない。
あいつらは、この地球をめちゃくちゃにしようと企んでいるんだ。
そんな奴らに負けたら、この地球はどうなるかわかんない。

だから、俺たちは戦うんだ。
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