俺はラルフ。ネスとポーラの子供で、流星団リーダーのニールの兄だ。

俺は一人で父さんを捜しに、この地球が滅ぶのを防ぐために旅に出た。
母さんに「何かあったらニールを守ってくれ」と言い残して。

だが、結局弟のニールを巻き込んでしまうことになった。

フォギーランドにある花とファッション、スイーツの都スプリングスで、ギーグの残党が主戦力の宇宙海賊クレセントの襲撃を受けて気絶していた俺を見つけたのは、ニールがリーダーの地球を救うために結成した少年少女たちの集団「流星団」だった。
もし、流星団が俺を発見しなかったら、俺はクレセントの連中に殺されていたかもしれない。

俺が目覚めたのは、スプリングスにある病院の一室だった。その時、目の前にニールがいた。
「兄さん!良かった!」
「ニール…?教えてくれ。どうして俺が病院ここにいるのか…」
「兄さんはスプリングスの街中で倒れていたんだよ」
「街中で…?思い出したぞ、俺はあの時ガルードあいつに襲われて…!」
ガルード、というのはクレセントの4等幹部で、オオカミのような執事のような姿をしている。ちなみに6等幹部は小惑星のような姿をしたコメッティオ、5等幹部は父さんたちも戦ったあのゲップー、3等幹部はクレセント幹部の中では紅一点のリアン、2等幹部は眼鏡をかけた白い肌の頭脳であるオリオン、最高幹部兼司令官は黒光りする屈強な鎧に身を包んだノヴァ。
ギーグの息子デールは、ギーグの部隊にいた別の残党と共に別の地球を襲撃しようとしているらしい。

「一度負けておきながら、私に勝負を挑むとは…何度やっても同じことだと思い知らせて差し上げましょう!」
クレセント4等幹部のガルードが勝負を仕掛けてきた!

俺達はガルードに勝った。一人では勝てなかった相手に、勝てた。
というわけで、俺も流星団として世界を旅することになった。

俺の仲間、流星団について紹介しよう。
まずは俺の弟で流星団リーダーのニール。父さんの性格に似ていると周りから言われることもよくあるが、戦闘面では申し分なく、戦略もよく考えている。たまに、ホームシックになるが。
幼なじみで、俺たち兄弟の出身地オネットにあるベーカリーの娘パティ。俺たち兄弟とは幼馴染で、俺もパティのことは良く知っている。料理もうまいと仲間から評判だ。
隣町ツーソンに住むトムとレオンの凸凹コンビ。この二人の漫才みたいなやり取りで場が明るくなっている。
アン・ドーナッツ博士の孫娘で、ジェフ博士の一人娘ジェニー。レオンと対立することもあるが、俺たちが使えないメカを使いこなすことができる。
ニールが保護したリットー星人の少女クララ。俺たちみんなの妹分としてかわいがられている。
グレープ社CEOと大女優というイーグルランドではかなり有名なセレブ夫婦の息子のアルト。彼も流星団に貢献している。
ランマの王女ヤエとその配下のカズナリ。この主従二人も場を和ませている。

そして、流星団に俺がいる。
俺達が流星団だ。