私立宇東学園
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私は藤堂 葵。私立宇東学園に通う中等部3年。
何の刺激もない毎日を過ごしたある日、アテナという集団からメンバーとしてスカウトされ、暇つぶしになると言うので正式にアテナのメンバーとして入ることになった。
陽「えぇ・・・!?葵、アテナのメンバーになったの・・・!?」
「うん。(コクリ)」
私がアテナに入ったって言ってるのは、親友の陽葵。
陽葵とは中等部で出会い、それ以来、親友となった。
陽葵の両親は弁護士をやっていて、夫婦共々、優秀な弁護士。
陽「その羽織ってるジャケットって、アテナの正式なメンバーとして送られるジャケットじゃん!?」
「そうなんだ。知らなかった。」
そう、私が今制服に羽織ってるラベンダー色のジャケットは、
アテナの正式メンバーとしての証しとして送られると初めて知った。
クラス「えぇ!?藤堂さんがアテナに・・・!?」
クラス2「マジかよ、すげぇな・・・!!」
クラス3「いいなぁ、アテナのメンバーになれて~・・・。」
陽葵が大きい声出したせいで、クラスの皆が私に注目した。
「けど、本当にそんなものがあったのは、知らなかったし、
虎雅先輩のスカウトで入ったって訳だし。」
陽「えぇ!?アテナを知らなかったの・・・!?」
「うん。知らなかった。」
クラス2「マジかよ、この学校でアテナを知らねぇの、藤堂だけだぞ・・・。」
「そうなの?皆は知ってるの?」
クラス「知ってるよ!そりゃあ、学園のヒーロー的存在だもん!」
クラス3「私、過去に助けられたことがあって、感謝してるの。」
「へぇ~・・・。」
虎雅先輩達、そんなに皆から慕われてるなんて・・・。
綾世side
葵「入ります・・・!私、アテナに入ります!!」
まさか、彼女がすんなり入ってくれるなんて思わなかった・・・。
生徒会長、虎雅に呼ばれて生徒会室に入ると、僕の前には勝利、志乃がいましたけど、まさか、藤堂 葵がここにいるとは意外だった。
彼女との出会いは、2年前の入学式。在校生代表として挨拶とスピーチをやっと終えた僕は、自分の席に戻り、興味ない新入生代表の挨拶をスルーしようとした時に、彼女、藤堂 葵が現れた。
僕は彼女を初めて見た時に一目惚れをした。明るい栗色の髪に、今は胸を隠すぐらいの長さだが、出会った当初はショートボブだった。
透き通った鼻筋にリップを塗ってるのかと思うピンク色の唇、
そして、大きな目には色素が薄い綺麗な瞳、スタイル抜群の体型に細い脚。
僕の理想のタイプだった・・・。
両親譲りのルックスと育ちの良さのおかげで生まれてからずっと、女の子にモテモテだった僕にとって、初恋だった。
それからの僕は彼女を気になっていき、、メンバーたちに彼女の事を調べてほしいとお願いしてる時に、彼女の幼なじみでもあり、
従姉妹である瑠奈が教えてくれた。
藤堂 葵。名家と言われ、大財閥とも言われる藤堂財閥のご令嬢で父方の祖母がフランス系アメリカ人でクォーター。
僕はそれから、ますます藤堂 葵が気になっていき、
彼女を見るたびに彼女の方を見ちゃう。
一応、調べてくれた資料を渡され、見てみると、
母親は地元では有名な家柄の娘だが、24年間、絶縁状態だと書いてあった。
よく見てみると16才の時に1才年上の男性、もとい藤堂財閥の現・社長である父親と出会い、お互いに恋に落ちたが、母親の両親は2人の交際には反対だった。だが、17才の時に彼女の兄を妊娠し、
両親の反対を押し切り、家を出て、父親の実家に住むことになり、2人は結婚し、後に18才の時に彼女の兄が生まれた。
なんと複雑な・・・。彼女の母は訳ありか・・・。
けど、古くから伝わる家柄だから、制限されて辛かったんでしょうね・・・。
僕はまだ会った事のない彼女の母親に同情した。
けど、いつかは近くに会って、色んな事を話したいなぁ・・・。
けど、僕はそのまま変わらず、彼女をただ目で追うだけだった。
あれから2年・・・、今日、初めて目の前で彼女と会えた。
夢かと思ってたけど、近くにいるから夢じゃないと確信した。
何故いるのかというとこの前、虎雅が突然、「新たなメンバーが見つかったから、スカウトする!」って言い出し、聞いた僕は驚きに隠せなかった。誰だかわからないけど、まぁ、期待はしなかったけど、まさか、あの藤堂 葵だとは思わなかった。
虎雅が僕に近づき、
虎「ずっと、お前が片想いしてた奴だろ?
嬉しくないのか?(コソ)」
と囁きながら、ニヤリと笑った。
嬉しくないわけ、ないじゃないですかー・・・!!むしろ、ありがとうございます・・・!!
しかも、アテナのメンバーとして、これからも一緒に行動することがあるかもしれない。僕は葵との絡みが楽しみで仕方なかった。
続く