私立宇東学園
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虎雅side
俺は虎雅。今回の依頼人は珍しい人だった。
有「あれ?森江先輩?」
博「これで全員?」
「あー、綾世と葵、太陽と瑠奈は用事があって、先に帰りましたけど・・・。」
博「ちょうどよかったわ。カップルやろ?君ら。」
志「そ、そうですけど・・・。それが何か・・・?」
すると森江先輩は急に土下座し、
博「頼む!ホンマにこの通りや!」
獅「え?な、なんですか!?博先輩・・・!?」
笑「ひ、博さん!土下座なんてやめて下さい・・・!」
勝「そ、そうですよ!頭上げて下さい・・・!?一体、何があったんですか・・・!?」
博「俺に、告白したい相手がおる・・・!せやから、手伝ってほしい・・・!!」
博-全「「「「え・・・?」」」」
森江先輩の言葉に俺たちはあっけらかんとなった。
美「告白・・・?博先輩が?」
博「そうや。」
獅「え?誰に告白するんですか?」
博「ここの中等部の林 優璃って子や。」
勝「林・・・、優璃・・・。あぁ!!」
笑「あの子をですか・・・!?」
「なんだ、知ってるのか?」
笑、勝「「はい。」」
笑翔と勝利の話では林 優璃という中等部に通ってる笑翔と勝利、葵の同級生で父親が世界的有名なロックバンドXのリーダーでもあり、ドラマー、ピアニスト、実業家とマルチに活躍するヨシキさん、母親が有名な少女歌劇団、元帝国歌劇団・男役トップスター、橘 マリアさんの娘。
けど、どっかで聞いたことあるような・・・。
獅「そういえば、歌音先輩もヨシキさんとマリアさんの娘だよね?まさか・・・、」
博「優璃は林先輩の妹なんや。」
博、勝、笑-全「「「え、えええぇぇぇーーー・・・!!??」」」
森江先輩の衝撃の告白に俺たちは驚愕した。
森江先輩が告白する相手が林先輩の妹さん・・・!?あ、そういえば前に林先輩が妹がいるって言ってた・・・!!
有「ていうか、なんで森江先輩。林先輩の妹を知ってるんですか?」
博「俺の母親と優璃と林先輩の母親とは友達で、優璃が生まれた時から知っとる。まぁ、幼馴染みやな。」
純「けど、博先輩の実家ってアマ(尼崎)ですよね?どうやって通ってたんですか?」
博「外部入学やったから、ここの入学を機に上京して、優璃の母親のマリアさんの家で居候して、ここへ通ってた。」
笑「な、なるほど・・・。」
初耳だな・・・。森江先輩のお母さんと林先輩のお母さんと友達で、林先輩の家に居候してたなんて・・・。一緒にいて3年だけど、初めて知った・・・。
志「それで告白を手伝ってほしいって言ってましたけど、博先輩、その優璃ちゃんって子が好きなんですか?」
博「・・・そうなんや。」
話を聞くと森江先輩と林 優璃って子はさっき聞いて通り、幼馴染みで、林 優璃は森江先輩の事、兄のように慕っていて、森江先輩はまさか、ここまで懐かれるとは思わなかったか、林 優璃の事、妹のように可愛がっていた。
最初は妹のような存在だったが、元々顔立ちが良かったこともあり、成長するにつれ、美しくなっている姿を見て、1人の女性として、恋心を芽生えたと言っていた。
勝「確かにあの子はすごい人気の子ですよ。」
笑「何度か見たことありますけど、すごく綺麗な子です!」
有「まぁ、林先輩も綺麗な人ですし、姉妹だから当然か・・・。」
美「なんで、告白しないんすか?」
美月がそう言うと森江先輩が困ったような顔をし、
博「優璃は鈍感やから・・・。」
博、勝、笑-全「「「え・・・?」」」
勝「あー・・・。」
笑「ですよね・・・。」
志「何?知ってるの?」
勝「いや、優璃ちゃんはモテるんですけど・・・、結構、恋愛には鈍感で・・・。」
笑「告白はされるんですけど・・・、振ってばかりで・・・、この前、告白されたんですけど・・・、また振って・・・。」
博「多分、自分が想いを寄せられているとは思ってへんから・・・。優璃は容姿とは裏腹に天然でおっとりとしたマイペースやし・・・。俺の事、兄としか見ていないかもしれへんし、せやから、告白できないんや・・・。」
獅「な、なるほど・・・。ま、まぁ、まず、その林 優璃ちゃんって子を調査しないと始まらないし、落ち込むのはまだ早いですよ・・・!!」
「そうだな・・・。よし、早速調査だ!勝利と笑翔は林 優璃をバレずに偵察、有兎はパソコンで林 優璃のデータを調べてくれ、美月と志乃は普段の林 優璃がどんな子か同級生たちから聞いて、メモを取って。獅音と純歌は林 優璃を会って、質問しながら聞いてきて、ちゃんとメモを取って。」
博、虎-全「「「了解!!」」」
こうして、俺たちは林 優璃の事を調べ始めた。
続く
