私立宇東学園
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当日、ここは虎雅さんの実家、清澄財閥が経営しているホテル。
ここが今回の式場。
今回の依頼、松本さんも協力してくれて、松本さんと真宮先生が式場のスタッフを装っている。
私たちは隠れて、待機していた。
参列者には取引先である黒崎貿易の社長の他に沖崎鉄工所と取引している大手企業のお偉いさんとか、章二さんの勤め先の高見コーポレーションの社長、上司も出席している。
ちなみに有兎さんと高見さんも出席している。
高見さんも今回の件で怒り狂ってたため、協力してくれた。
司会「それでは、新郎新婦の入場で~す!」
司会者が入場と言うと、幸せそうな笑顔でバージンロードで歩いている。奏さんの両親は幸せそうな笑みで見てる一方、奏さんは2人を憎しみの目で見ていた。
新郎新婦の挨拶が始まった。
章「本日、私たちのためにお越し頂き、ありがとうございます。皆さまのおかげで無事に式を挙げることができました。日頃の感謝の気持ちをお伝えしたくこのような場を設けさせていただきました。」
雛(雛乃・奏の妹)「私たちにとって大切な方たちに見守っていただき、大変うれしく思っています。ささやかな席ですが、お開きまでどうぞゆっくりとお過ごしください。」
と会場から拍手の声が響き渡った。
乾杯とかケーキ入刀が終え、幸せそうに食べさせ合うと幸せそうに見えた所で、ここからが本番だった。
裏で待機していた畠山先生は耳に付いている通信機をスタッフを装ってる松本さんに合図をした。
畠「秀人。やってやれ。」
秀「了解っす。」
松本さんは司会者からマイクを奪い取ると、
秀「えぇ~、今回は新郎の友人様が新郎である章二様にお祝いのプレゼントがありまして、こちらのモニターに映ってま~す!」
そう言うとスクリーンが降りてきて、
秀「それでは行きますよ~?ポチッとな!」
パソコンを操作すると、プロジェクターが光り出すと会場が暗くなり、
?「あ♡あと?」
章「う~ん・・・、姉の意識しすぎてキモい・・・。」
?「ちょ、何それ~?wwアッ♡」
そこに映し出されたのは、章二と知らない女性だった。
それを見た参列者は悲喜交々だった。
雛乃は絶句、奏さんの両親も絶句していた。
そう、この映像撮ったのは松本さんだった。あの時、松本さんが私たちに見せてくれたものは、章二と女性が映っていた。
ん?何これ?なんで、揺れてるの・・・?後、なんか、はぁはぁ言ってて、気持ち悪い・・・。
畠「お、おい!止めろ!秀人!!お前らも見るな!!」
畠山先生が慌て出し、松本さんに止めろと言い、私と純歌さん、笑翔以外は何かに気づいたのか、獅音さんと志乃さん、太陽さんは顔が赤かったけど。
何?そんなに恥ずかしいものなの・・・?
秀「あぁ、ごめんごめん。いや、実はこの前、久しぶりのオフでネカフェに行った時に、隣の部屋から、たまたま見ちゃって。それで何だろうって思って見たら、ネカフェでヤッてたから、面白そうだから、撮ったんだ。」
や、ヤッてた・・・?何を・・・?ヤるって、どういう意味・・・?
「綾世さん、瑠奈、何か知ってる?」
瑠「聞かないで!」
綾「葵、そのうちわかることですから。今は知らなくて良いです。」
「そ、そうですか・・・。」
知らなくていいと言われると、気になっちゃうけど・・・、まぁ、そのうちわかることって言ってたからいっか・・・。
太「ん?けど、この女性、髪の色が暗い・・・。」
真「え?あ、ほんとだ!雛乃さんは明るかったけど、この女性、髪の色が暗い・・・。」
畠「てことは、他に女性がいたってことか!?」
志「益々、許さないね・・・。」
有「けど、証拠としてはいいんじゃない?顔も章二さんだし。」
畠「そうだな。音声も入ってるし、よぉし!これで決定的な証拠が取れた!」
とまぁ、こんな感じで今に至る。
章「お、おい!見るな!やめろ!止めろって!!」
女「あとは?」
章「う~ん・・・。俺の金と姉の金クソ勝手に使いやがった・・・。」
「え?お姉さんのお金を使うって・・・。」「最低じゃん・・・。」
と雛乃さんの悪口を言っている映像の章二。
秀「まだまだありま~す!ポチッとな!」
と映像が切り替わり、ここは誰もいない会社のオフィスで章二が映っており、オフィスにある金庫の前に立ち、金庫を開け、お金を盗んでる所、帳簿を誤魔化して書いてる所、奏さんの部屋に行って、貯金を盗んだ所、そのお金でブランド物を買ってた所を隅々まで映ってた。
章「い、いつの間に・・・!!」
上司「章二くん!君は一体なんてことを・・・!!」
高・社(高見社長の略)「会社のお金だけじゃなく、新婦のお姉さんのお金を盗むなんて・・・!!」
それを見た上司と高見社長は大激怒。
章・父「章二!貴様!!」
章・母「あんたって子は!何やってんだ!!」
章「ち、違うんだ!親父、お袋・・・!!」
章二は誤魔化そうとしたが、言い逃れができない状況だった。
奏父「章二くん!君は雛乃がいながら・・・!!」
奏母「他の女性と浮気するなんて・・・!!」
雛「章二、さん・・・。」
自分も言えない状況なのに、章二を責め立てているクズ両親。
すると有兎さんが立ち、
有「あなたたちも人の事言えないじゃないですか?」
奏父「え?お坊ちゃま・・・?」
有「あなたたちも結構、やらかしてますのに・・・。」
有兎さんは松本さんの隣に立ち、パソコンを操作し、映像が切り変わった。
続く
