私立宇東学園
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勝「げっ!綾世先輩・・・!?」
?「勝利、げっ!はないでしょ?げっ!は。」
勝「す、すみません・・・。」
?「ん?会長、なんで、中等部の藤堂 葵がここに?」
高等部の先輩は私のことを知っているらしく、清澄さんに言った。
虎「この前、スカウトするって話しただろ?それに・・・。(ニヤリ)」
すると清澄さんは高等部の先輩に近づき、先輩の肩を腕に回し、
聞こえない小さな声で何か話していた。すると先輩は急に顔が赤くなっていた。
な、なんだ・・・?なんの話をしてるの?
話が終わったのか、先輩は私の前に来て、
?「僕は2年の鈴鹿 綾世です。生徒会で経理をやっています。
よろしくお願いします。」
「よ、よろしくお願いします・・・。」
鈴鹿、綾世・・・、あぁ!私のクラスの女子の間で人気者、
モテモテの。お父さんが日本と中国のハーフで国連大使、
お母さんがドイツと日本のハーフだって言ってた。
あ、何故知ってるかっていうと、噂好きの同級生から聞いているからだ。
「鈴鹿さんって・・・。」
綾「はい?」
「背高いっすね・・・。」
綾「ッ・・・!?」
私は鈴鹿さんの近くに行き、顔を上に向け、目線も上に向けた。
すると鈴鹿さんは顔をプイッと向き、何故か耳が赤くなっていた。
何?風邪?あ、そういえば、忘れる所だった・・・!
「あの、清澄さん。私に何かご用で?」
虎「あぁ!そうだった!すっかり、忘れてた・・・!今日、呼ばれたのは・・・。」
清澄さんは生徒会室の会長の机に座り、
虎「・・・君を”アテナ”のメンバーに就任する!」
「「「「「「「「「「・・・!!??」」」」」」」」」」
「・・・?」
清澄さんの言葉で皆は驚いてたけど、私は聞いたことない言葉に困惑していた。
「あ、アテナ・・・?なんですかそれ?」
勝「えぇ!?葵ちゃん、アテナ知らないの・・・!?」
「し、知らないけど・・・。」
笑「僕たち、中等部では有名なのに・・・!?」
「・・・なんすか、アテナって・・・?」
虎「アテナというのは、俺たちで結成した学園公認の集団。」
「学園公認の・・・!?すご・・・。」
獅「活動の内容は学園内の生徒、教師、保護者だけじゃなく、他校の生徒からも依頼くることが多い。」
「他校から!?」
有「そう。まぁ、分かりやすく言うと探偵、何でも屋みたいな感じ。」
「ほぇ・・・。」
純「でも、たまに依頼の内容が思った以上にハードなものがある。」
綾「暇な僕たちにとって、暇つぶしのちょうど良い機会です。」
「(ピクッ)暇つぶし・・・!」
私は暇つぶしという言葉にビビッときた。
「それって、私たちが思った通り、思った以上に面白そうなことが起きるの?」
瑠「え?ん~、まぁ、そうだね。たまに。」
「事件とか巻き込むこともあるの?」
志「ま、まぁ、たまに巻き込まれる・・・。」
「国内だけじゃなく、海外とかも!?」
太「そうだな・・・。」
「誰かの影武者とかになったりも!?」
美「俺は過去になったことはあるけど・・・。」
これは・・・、入るしかない・・・!!
「入ります・・・!私、アテナに入ります!!」
「「「「「「「「「「えぇ・・・!?」」」」」」」」」」
勝「早くない!?説明しただけなのに・・・!?」
笑「ど、どうしてですか・・・?」
「だって、何の刺激もない毎日とか同級生達の自慢話に飽きちゃったし、退屈な私にとって転機しかない!!」
虎「おぉ、そうか!入ってくれるか?」
「はい!入ります!!絶対に入ります!!」
虎「本人がそう言ってるし、どうだ?お前ら。」
獅「これは拒否権はないか・・・。」
有「そうだな・・・。本人も入る気満々だから・・・。」
純「でも、仲間が増えて嬉しいけど!」
綾「・・・。」←(何故か嬉しそう。)
瑠「私は大歓迎だよ。葵が入ってくれるなら。」
志「まぁ、女子が増えて嬉しいけど。」
太「また騒がしくなりそう・・・。」
美「まさか、すんなり入るとは思わなかった・・・。」
笑「はい。断るかと思いました・・・。」
勝「予想外の展開ですね・・・。」
虎「よし!決まりだな!改めて、藤堂 葵。
ようこそ、アテナへ・・・!」
暇な日々が、こんなにも楽しい日々が来そうで、私、胸がワクワクする・・・!!
続く