私立宇東学園
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奏さんの実家は沖崎鉄工所という工場を経営していて、なんとその工場は有兎さんの実家の会社の下請けだった。
元婚約者の名前は章二と言い、Spread Beaverの高見さんの実家、高見コーポレーションで働いているサラリーマン。
結婚挨拶の時に妹さんに乗り換えたと最低な理由で婚約は破談となった。
畠「あぁ・・・。あそこか・・・。」
「畠山先生。知ってるんですか?」
畠「あそこ、俺の同級生が働いてるけど、あそこの社長のパワハラがひどいって言ってた・・・。」
純「えぇ?」
綾「社長ってことは、奏さんのお父さん?」
畠「そういうことになるな。」
有「親父の奴、なんであんな工場を下請けにするんだ・・・。」
うわぁ・・・。あんな所で生まれた奏さんが、不憫でしかない・・・。
虎「けど、何とか証拠を探さなきゃ・・・!」
獅「う~ん・・・。あ、そうだ・・・!!」
瑠「どうしたんですか?獅音先輩。」
獅「ほら、前みたいに結婚式で流せばいいじゃない?」
「「「「え?」」」」「「「「は?」」」」
獅音さんは急な事を言い出し、私たちは声が裏返った。
獅「前に夏咲財閥の時に美月が言ってた作戦。」
美「俺の?」
獅「そう♪結婚式って、親族だけじゃなく、仕事関係とかお偉いさんも来るじゃん?だから、悪事を暴露するっていうのはどう?」
虎「なるほど・・・、いいじゃねぇか?良い作戦だと思う。」
畠「美月、そんな作戦を考えてたなんて・・・。先生は、先生は感激だぞ・・・!!(泣)」
有「本当にこういう作戦を考えた美月はすごいよ。」
純「ほんとにすごい!」
美「いや~、それほどでも~♪」
美月さんは褒められた事にク〇ヨンしん〇んみたいに照れていた。
瑠「畠山先生、感動してる場合じゃないっすよ・・・!」
畠「あぁ、すまない・・・。つい、感極まって・・・。」
真「けど、どうやって証拠を集めれば・・・。」
私たちが考えてた時に、
秀「ちぃーす!」
声の方に向くと松本さんが生徒会室に入ってきた。
畠「ひ、秀人・・・!?」
秀「ん?え?畠山先生・・・!?」
真「秀人くん・・・!?」
秀「真宮先輩も・・・!?」
どうやら、顔見知りらしい。畠山先生は松本さんの教え子で、真宮先生は松本さんの先輩だった。
秀「久しぶりっすね!いつここに戻ってきたんっすか!?」
畠「今年、辞令が来て、またここで教師をすることになったんだ。」
秀「前来た時はいなかったのに、会えて嬉しいっす!真宮先輩、芸能界引退後はここで教師なんっすか?」
真「うん。畠山先生に恩返ししたくて。」
畠「秀人、いつもテレビでお前の活躍を見ているぞ。こんなに立派なバンドになるなんて・・・、うぅ・・・。(泣)」
畠山先生はまた泣き出し、真宮先生はオロオロし出した。
真「は、畠山先生・・・!泣かないで下さい・・・!それより、秀人くん、なんでここに?」
秀「今日はオフだから、遊びに来た。お前らは何してんだ?」
太「あぁ、実は・・・。」
太陽さんは今回の依頼内容のことを話した。
秀「なるほど・・・。なんて胸糞悪い話だ・・・。」
太「そうですよね?本当に人間がやることじゃないです。」
秀「それで?その写真とかあるの?」
「あ、はい。奏さんに渡されました。」
私は松本さんに家族と章二の写真を渡すと、松本さんは章二の顔を見て、
秀「ん?」
畠「どうしたんだ?秀人。」
秀「いや、この男、どっかで見たことある・・・。」
「「「「「「え・・・!?」」」」」」
私たちは松本さんの予想外の言葉に驚き、松本さんは思い出そうと首を捻っていた。
秀「う~ん・・・。あぁ!思い出した!!その男、俺のスマホにあるんだ。動画で!」
「「「「「「えぇ!?」」」」」」
畠「ちょ、ちょっと、見せてくれないか・・・!?」
秀「いいっすよ。」
松本さんは私たちに撮っていた動画を見せ、絶句した。
嘘でしょ・・・?本当にありえない・・・!!奏さん、コイツらを社会的抹殺してあげますから・・・!!
続く
