私立宇東学園
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私は藤堂 葵。アテナに入って1ヶ月半が経った。
今回は久しぶりの依頼が来ました!
?「元婚約者と妹、両親に復讐してほしいんです・・・!」
有「復讐って・・・。」
獅「なんでそんな物騒なことを・・・?」
太「まず、どういうことか説明して下さい。」
今回の依頼人は、奏さん。奏さんは小さい頃から家族から冷遇され、妹だけを溺愛していた。妹も姉である奏さんを見下していた。
唯一、心の支えだった元婚約者が、妹に略奪されてしまい、奏さんを見下すなど加担した。
純「なんて、ひどい話・・・。」
奏「はい・・・。それだけじゃなく、結婚式にも招待状を渡されて、私の絶望の顔が見たいと笑ってたんです・・・。私は、今まで我慢してたけど、もうアイツらのことが許さないんです・・・!どうか、アイツらを社会的に抹殺してほしいです・・・!!」
奏さんは裏切った奴らに対しての憎しみが溢れ出ていた。
志「憎い気持ちはわかりますけど・・・。」
勝「俺らにどうしろと言われましても・・・。」
?「・・・わかった。その依頼、引き受けよう。」
「「「「え・・・!?」」」」
生徒会室からやってきたのは、畠山先生だった。
奏「は、畠山先輩・・・!?」
畠「久しぶりだな。奏。まだ、あの家族に虐げられているのか?」
奏「・・・はい。私のこと、家政婦扱いで。」
瑠「え?畠山先生、知り合いですか?」
畠「あぁ。学生時代の後輩で、あの家族のことも話は聞いている。」
「てか、畠山先生がなんでここに?」
美「俺たちが呼んだ。」
美月さんと笑翔が背後からやってきた。
真「私も協力します。」
「真宮先生も・・・!?てか、話、聞いてましたか?」
畠「あぁ。一部始終な。」
笑「僕も、そんな人達許せません・・・!!なんで、実の家族なのにいじめてるのか、理解できません・・・!!」
畠「あぁ。だから、奏。俺たちに任せろ!」
奏「ッ・・・!!ありがとう、ございます・・・!!」
奏さんは今まで我慢してきた分、ブワッと涙が溢れてた。
畠山side
俺は畠山 奨。2年間別の学校で教師をしていたが、今年に辞令が出て、以前勤めていた宇東学園に戻ってきた。
戻ってきたのは良いが、またこのメンツと何か巻き込まなければの話だが・・・。
真「大丈夫ですか?畠山先生。」
「いや、ちょっと残業で疲れてるだけだ・・・。」
真「それはお疲れ様です。お茶。ここに置いときますね。」
「あぁ、すまない。ありがとう・・・。蓮、どうだ?教師生活は?」
真「まぁ、大変っちゃ大変ですけど・・・。まだ入ったばかりですし、そのうち、慣れると思いますから。」
「まぁ、そうだな・・・。」
蓮が入れたお茶を飲み、ひと息ついた時に、
美「失礼しまーす!畠山先生-!真宮先生-!」
職員室から美月がやってきた。
「どうしたんだ?美月。」
笑「待って下さいよ-!美月さーん!」
その後ろで美月を追いかけてきた笑翔までやってきた。
「笑翔まで・・・。どうしたんだ一体?」
美「あのね、2人に手伝ってほしいことがあるんだ!」
真「手伝ってほしいこと?」
笑「実は、久しぶりの依頼が来て、詳しいお話は生徒会室に来て下さい。」
俺たちは美月たちに付いていき、生徒会室に向かった。
生徒会室に着くと、中から聞き覚えのある声がした。
この声は・・・、奏か・・・!?
奏とは俺の学生時代の後輩で、妹をばかり溺愛する両親から冷遇されて、育てられた。俺はひとりぼっちだった奏に声をかけて以来、あの家族のことを話してくれた。
どうやら、妹が婚約者に略奪され、味方だったはずの婚約者も奏を見下してきたと話した。
まだ、あの家族の元にいるんだ・・・。
奏「もうアイツらのことが許さないんです・・・!どうか、アイツらを社会的に抹殺してほしいです・・・!!」
今までの我慢が溢れ、本音を生徒達にぶつける奏。
真「それは、ひどい話・・・。」
美「信じられない・・・。」
笑「僕も・・・。」
奏、今まで、よく我慢してきたな・・・。
普段なら止める側だけど、今回の話を聞いて、俺もあの家族と元婚約者が許さないと思った。
畠「美月、笑翔。」
美「ん?」
笑「はい?」
畠「今回の依頼、俺も協力する。」
美「え!?」
笑「ふぇ!?」
真「は、畠山先生・・・!?」
俺は生徒会室のドアを開け、
「その依頼、引き受けよう。」
続く
