私立宇東学園
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お久しぶりです。桜輔です。この喫茶店でバイトしてから1ヶ月。あのアテナの皆さんが来てから1週間が経ったある日、見たことあるカラフルなジャケットを来た男女6人が来ていた。
このジャケット・・・、まさか・・・!!
「あの、もしかして、アテナの皆さんですか・・・?」
?「そうですけど。・・・あぁ、あなたが前に美月が言っていたリア太郎さん!?」
「リア太郎ではありません・・・!!桜輔です・・・!!」
濃いピンクのジャケットを着た女の子がいきなり、僕のことを「リア太郎」とあだ名で呼ばれた。
もしかして、美月ちゃんが・・・!?
?「志乃、いきなりあだ名で呼んだら失礼だろ?」
?「すみません、桜輔さんでしたっけ・・・?」
「あ、はい。桜助です・・・。」
女の子を注意している赤いジャケットを着た男の子。僕のことを謝罪している黄色のジャケットを着た男の子。
?「桜輔さん、うちのメンバーがすみません・・・。」
?「美月先輩は言い出したらキリがないですから・・・。後、純歌先輩も・・・。」
ピンクのジャケットを着た女の子が僕に謝罪し、青いジャケットを着た男の子は溜め息をつきながら、頭を抱えていた。
?「えー。でも、リア太郎の方が愛着湧くし、桜輔って堅い感じがするから、リア太郎の方がいいっす。」
「ちょっと、あなたまで・・・!!」
とつまんなそうに言う薄い紫色のジャケットを着た女の子。
?「コラー!!」(グリグリ)
?「グ、グリグリ痛い・・・!グリグリ痛い・・・!!」
ピンクのジャケットの女の子は薄紫色のジャケットの女の子の頭をグリグリ攻撃している。
うわ~・・・。痛そう・・・。けど、見た目とは裏腹にまともだな・・・。
「と、とりあえず、ご注文は?」
?「俺は・・・、ホットコーヒー。」
?「私はミルクティー。」
?「私は-、カフェオレとプリン。」
?「僕はジンジャーエール。」
?「俺はマンゴージュースで。」
?「私はダージリンとチョコレートケーキ。」
「はい。かしこまりました。」
数十分後・・・、
「あの、お待たせしました!」
?「うわぁ、美味しそう・・・。」
?「でしょ?ここの喫茶店の料理は美味しいんだよ。」
マスター「あぁ、皆さん。いらっしゃいませ。」
マスターが買い物から帰ってきた。
?「あ、マスターさん!」
?「お久しぶりです。すみません。しばらく顔出さないで・・・。」
マスター「いいんですよ。また顔を出してくれて、私は嬉しいです。あれ?見かけない子が・・・。」
?「あぁ、この子、私の従姉妹なんですよ。新しく入ったアテナの。」
マスター「あぁ、そうなんですか。私はここのマスターです。」
?「私、中等部3年の藤堂 葵です。」
マスター「藤堂って、君のお兄さんの名前、桐斗くん?」
葵「はい!私、桐斗の妹です。」
マスター「じゃあ、あの藤堂財閥のご令嬢ってこと?」
葵「はい。」
え、ええぇぇーーー!!??藤堂財閥って、あの大財閥とも言われている・・・!?
マスター「そうか・・・。桐斗くんにはあなたの話をよくしてましたから。お会いできて嬉しいです。」
葵「本当ですか・・・!?」
マスター「また、桐斗くんと一緒に、ここへ来て下さい。」
葵「はい!兄ちゃんも喜びます・・・!!」
マスターは嬉しそうな微笑みで言っていた。僕はマスターに隅に呼んだ。
「マスター・・・。あの子達って、アテナの人たち・・・?」
マスター「あぁ。そうだよ。前に着てた子達の後輩なんだ。」
「宇東学園の生徒だから・・・。実家もお金持ちってこと・・・?」
マスター「その通り。まず、あの赤いジャケットを着た少年いるだろ?あの子は兼光 太陽くん。」
「太陽くん・・・。」
マスター「彼は名だたる政治家一家のご子息なんだ。数々の有名な政治家を誕生させたことで有名な一家なんだ。」
「せ、政治家一家・・・!?見えない・・・。」
マスター「で、太陽くんの向かいの席に座ってる、濃いピンクのジャケットを着た女の子、あの子は龍崎 志乃ちゃん。」
「志乃ちゃん・・・。」
マスター「お父様が世界で有名な音楽プロデューサ-、お母様は世界で有名なファッションデザイナーなんだ。」
「えぇ・・・!?けど、どうりでおしゃれのオーラが出てました・・・。」
マスター「次に反対側の席、葵ちゃんの隣に座ってるピンクのジャケットを着た女の子、あの子は菊川 瑠奈ちゃん。」
「瑠奈ちゃん・・・。」
マスター「お父様は警視総監、お母様はあの名家の藤堂家のご令嬢でつまり、葵ちゃんとは従姉妹に当たるって訳だ。」
「えぇ!?警視総監!?藤堂家のご令嬢・・・!?」
マスター「そう。次に葵ちゃんと瑠奈ちゃんの向かいの席に座ってる黄色のジャケットを着た男の子、あの子は姜山 笑翔くん。」
「笑翔くん・・・。」
マスター「実家は姜山病院という大病院のご子息なんだ。」
「えぇ!?あの姜山病院の・・・!?」
マスター「それで最後は志乃ちゃんの隣に座ってる青いジャケットを着た男の子、あの子は李藤 勝利くん。」
「勝利くん・・・。」
マスター「桜輔くんは〇〇というチェーン店と△□という店を知ってるか?」
「知ってるも何も、メディアとか良く出てる有名なチェーン店と長蛇の列ができる有名店じゃないですか・・・!?もしかして・・・。」
マスター「あぁ。彼のお父様はその実業家なんだ。」
「え、ええーー・・・!?ここもですか・・・!?」
勝「あのー、さっきから丸聞こえですけど・・・。」
マスター「「あ・・・。」」
何この、デジャブ・・・。1週間前にこんなことが・・・。
彼らは僕たちの会話が聞こえてたのか、僕たちの方を見ていた。その時の僕は1週間前に見ていた光景だと悟った。
太「隅の方でコソコソ喋ってても、この人の声が丸聞こえですよ・・・。」
「す、すみません・・・。」
志「まぁ、驚くのも無理はないよね-。」
葵「噂通り、リアクションでかいっすね・・・。リア太郎さん。」
笑「はい。想像以上に・・・。なんで、美月さんが「リア太郎」とあだ名を付けているのか納得しました・・・。」
瑠「(もしかしたら、畠山先生と同じ、新たな苦労人かもしれない・・・。畠山先生と同じにおいがしてた・・・。)」
「ちょっとー!そこ、何納得してるんですか!?感心とかしないで下さい・・・!!後、瑠奈ちゃんも同情な目で僕を見ないで下さいーー!!」
こうして僕は、アテナのお気に入り、おもちゃみたいな存在になってしまった。
終わり