私立宇東学園
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龍崎先輩に連れて行かれたのは、
「あのぉ・・・、ここは?」
志「うちの高等部の生徒会室よ。」
「高等部に、何か用ですか・・・?」
勝「志乃先輩、生徒会室ってことは、もう来てるんですか?
”あの人”たちが。」
志「うん!もう来てる。
?「おぉ、入れ!」
龍崎さんがドアを開けるとそこには、うちの中等部の制服を着ている生徒が1人、他は高等部の制服を着ている人が7人。
「えっ!?瑠奈!?」
瑠「葵。待ってたよ。」
そこにいたのは、見たことある水色のインナーカラーが入った黒髪にハーフツインで紫のリボンをしている見た目が地雷系の美少女は私の幼なじみであり、中等部のOBでもある瑠奈だった。
瑠奈は私の父方の従姉妹で小さい頃からよく遊んでいた。瑠奈のお父さん、私の義伯父は警視総監で、「鬼」とも言われるほど恐れられていると噂になっている。
?「君が藤堂 葵?」
「はい。藤堂 葵です。」
?「俺は清澄 虎雅。高等部3年で生徒会長をやっている。」
清澄、虎雅・・・。あぁ・・・!!思い出した・・・!!
茶色がかった黒髪に精悍な顔立ちの爽やかなイケメンの清澄さんはうちの中等部のOBで生徒会長もしていた。
生徒と教師から信頼が高い伝説にも語られている生徒と噂になっている。
確か、実家が清澄財閥でいくつもの超有名なホテルを展開しているって聞いたことある・・・。清澄さんはそこの御曹司・・・。
「噂で聞いてます。清澄さんのことは。生徒から伝説と語られていますよ!」
虎「そうなのか!?いやぁ、それほどでもないよ~。」
?「私は同じく3年の
き、綺麗・・・。近くで見ると・・・。
お手入れが行き届いている明るい栗色の腰まである長い髪に色白の肌に目がパッチリの美女、高麗さんは高等部一の美貌を持ち、他校の生徒から人気があると言われている。
お父さんが華道の家元でお母さんが茶道の家元・・・。
めっちゃ似合う~・・・!!
?「同じく3年の俺は黒崎 有兎。生徒会じゃないけど、よくここに出入りしている。君がかわいいと噂になっている子か。」
黒崎・・・、あぁ、帰国子女の・・・。
ちょっと長めの黒髪をハーフアップにして、制服を着崩している男子生徒。黒崎さんは小さい頃にアメリカに住んでいた帰国子女。
実家が大手貿易会社・黒崎貿易の社長の御曹司だって噂で聞いたことある・・・。
「いや、かわいくないですよ、私・・・!!」
?「何言ってんの?かわいいじゃ~ん?あ、私、未松 純歌!2年生で、生徒会の人間じゃないけど、よろしくね!」
明るく紹介してくれたのは、ポニーテールにパーマを当てた焦げ茶色の髪、高麗さんと同じく色白でかわいい顔をしている美少女。
お父さんが不動産王でお母さんがバリバリのキャリアウーマン・・・。憧れる~・・・!!
「いや、未松さんの方がかわいいですよ・・・!」
純「ほんとに?嬉しい~!!」
?「僕は
君と同じ同級生だけど、僕みたいな地味な子・・・、知ってる訳ないか・・・。」
次に紹介したのは茶髪に目が一重で大きな鼻、ぽってりとした唇、どっちかっていうとブサイクだけど、心地良いハスキーボイスと笑った時に糸目になり、
何故か、魅力に感じる。
姜山は顔はブサイクだけど、性格がイケメンって噂で聞いたことあった・・・。父親が大病院の院長って言ってたな・・・。けど、どっかで聞いたことある声・・・。
「アンタは・・・、あぁ、去年の学園祭のライブで歌ってた子・・・!?」
笑「ッ・・・!?憶えててくれてたんですか!?」
「そのハスキーボイスを聞いて、どっかで聞いたことある声だなって思ってた。」
笑「いや、嬉しいです・・・。僕のことを憶えてくれてたなんて・・・。」
?「ちょっと~?笑翔。浮気?」
すると不満そうな声がしているのは、前髪を横に流している鎖骨までの長さがあるセミロングの黒髪、目鼻立ちがハッキリしている、容姿端麗の美女。
笑「ち、ちがいますよ・・・!ただ、こんな僕を知っててくれて嬉しいから、照れただけです・・・!!だって、あの藤堂さんに知っててくれてるんですから・・・!!」
?「確かに、うちのクラスでも噂になってるあの藤堂 葵が知ってるって言われたら誰だって嬉しいよ。」
そう姜山をフォローしているのは、一重だが、顔の均等とビジュアルが良く、服の上でも分かるぐらい鍛えている体。
オールバックの金髪の上には白いキャップ、高等部の制服のシャツの代わりにパーカーを着ているラフな格好をした男子だった。
志「2人とも、自己紹介がまだでしょ?」
?「あぁ、ごめんごめん。僕は兼光 太陽。志乃と瑠奈とは同級生でクラスメイトで生徒会で書記をやってる。」
「そうなんですか。」
?「俺は最上 美月。そこの純歌と同じ2年生。」
純「ちょっと!そこのは失礼でしょ!?」
兼光・・・、あぁ、確か、去年の文化祭に姜山と一緒にライブで歌ってた先輩か・・・。実家が政治家一家の家系だって噂で聞いたことある・・・。
最上さんは・・・、高麗さんと同じく1、2争うほどの美人で、
何人か振ったと言っていたな・・・。お父さんが資産家で大株主、お母さんが宝石商・・・。龍崎さんと同じモデルをやってるって・・・。すごい・・・。
「兼光さんって、去年の学園祭のライブで姜山と一緒に歌ってましたよね・・・?」
太「そうだよ。よく憶えてるね。」
「姜山のハスキーボイスと兼光さんの甘い歌声がマッチしてて、
それを観て、聴いてた私も思わず感動しました・・・。」
太「嬉しいよ。ありがとう。」
美「当たり前だろ?太陽の歌声もそうだけど、俺は笑翔の歌声が世界一好きなんだから!な?笑翔♡」
すると最上さんは姜山の頬にキスをした。
笑「ちょっ・・・!!///ちょっと、美月さん!人前で・・・!!///」
志「はぁ・・・。また始まった・・・。」
「ね、ねぇ・・・。あの2人は・・・、付き合ってるの・・・?(コソ)」
私は近くにいた李藤を耳打ちで話した。
勝「ま、まぁ・・・、そうなんだ・・・。最初に一目惚れしたのは、美月先輩なんだ。(コソ)」
「え?そうなの・・・!?」
勝「はい・・・。だから、さっき、嫉妬してたでしょ?」
「あぁ・・・、確かに・・・。私のこと、シラーっとした目で見てた。なるほど、そういうことか・・・。」
?「あの、通れませんが。」
すると後ろから声がし、振り返ると私より背が高く、明るい茶髪に琥珀色の瞳とまるで彫刻のように整った顔立ちしている美少年が立っていた。
続く