私立宇東学園
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高等部の生徒会室に入ると高等部の1年以外のアテナのメンバーが既に集まっており、目の前にはちょっと小太りのアラサーぐらいの男性が立っていた。
虎「おぉ、綾世と葵!ちょうど良い所に!」
?「久しぶりだな、綾世。」
綾「は、畠山先生・・・!?」
畠「そうだ。憶えててくれて嬉しいよ。」
綾世さんはその男性と嬉しそうな目で話していた。
すると、#主人公の友達##、志乃さんと太陽さん、勝利も笑翔もちょうどタイミング良く来た。
勝「遅れてすみません・・・!!」
笑「ごめんなさい・・・!!」
獅「いいよ。気にしないで。」
勝「ホッ・・・。ん?誰ですか?あなたは・・・?」
畠「あぁ、俺は畠山
太「戻ってきたってことは、元々ここにいた教師ってことですか・・・?」
畠「そうだ。」
志「そうだったんですか・・・!?けど、私が入学した頃とアテナ入る頃にはいなかったのに・・・。」
畠「あぁ、俺は異動命令を出されて、2年間は別の学校の教師をしていたが、辞令が出て、ここでまた教師をすることになった。
もう転勤はしなくていいと言われた。」
純「やったー!!また、畠山先生と一緒にいられるなんてー・・・!!」
美「俺も嬉しい!!俺にとって畠山先生は一番信頼できる先生だから!!」
虎雅さんたちは畠山先生とまた一緒にいられると喜んでいた。
畠「ところで、コイツらが新しいアテナか?」
有「はい。去年と今年から入ったメンバーです。」
志「りゅ、龍崎 志乃です・・・。」
太「兼光 太陽です。」
笑「僕は、姜山、笑翔です・・・。」
勝利「俺は李藤 勝利です!」
瑠「菊川 瑠奈です。」
「と、藤堂 葵です。」
畠「藤堂・・・?もしかして、桐斗の妹か?」
「は、はい・・・!!兄ちゃんのことを知ってるんですか・・・!?」
畠「あぁ、俺の教え子でな、君のお兄さんは皆のヒーロー的存在だったからな。君は間違いなく、桐斗を超えるような存在になれると俺は思う。だって、君は桐斗と同じ目をしているから。」
「本当ですか・・・!?」
私は兄ちゃんと同じと言われて、すごく嬉しい気持ちでいっぱいだった。
畠「理事長の命令でたまに定期的にアテナに顔を出してくれと言われてな、また、事件に巻き込まれると思うと・・・。はぁ・・・。」
美「ちょっと、畠山先生!溜め息は失礼だろ!?」
純「そうだよ!先生を巻き込む訳には行かないよ!!」
有「まぁ、大体は俺たちの仕事に巻き込まれることがあるからな・・・。」
獅「否定はできない。」
虎「でも、畠山先生は役に立つ時がありますから。自身を持って下さい!」
綾「虎雅、それ、フォローになってませんから。」
「(畠山先生、過去に兄ちゃんたちの仕事に巻き込まれたことがあるのか・・・。)」
志「(さっきの溜め息、また苦労が増えるの溜め息だね・・・。)」
笑「(先生には申し訳ないなぁ・・・。;)」
太「(意外と苦労人なんだね、畠山先生・・・。)」
勝「(先生って巻き込まれ体質なんだね・・・。)」
瑠「(本当に、ウチの先輩方が申し訳ない・・・。;)」
ワイワイしてる美月さん、純歌さん。否定はできないと理解している獅音さんと有兎さん。フォローしてるつもりだけど、全然フォローになってない虎雅さん、その虎雅さんを突っ込む綾世さんに囲まれながら肩をぐったりしている畠山先生。
畠「あ!そうだ!実は俺だけじゃなく、もう1人、定期的にアテナに顔出してくれと言われた先生もいるんだ。紹介していいか?」
虎「はい。どうぞ。」
畠「ありがとう。もうすぐ、来るのだが・・・。あ、こっちだ~!!」
畠山先生はドアを開き、誰か来たみたいで「こっち」だと言い、
生徒会室に入ってきたのは、くっきりとした二重の大きな目、切れ長だが目尻が甘く垂れている。すらりと長い手足、サラサラなダークブロンドの髪。ブルーグレーの瞳を持った爽やかな高身長のイケメンだった。
続く