私立宇東学園
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夏咲財閥の騒動がやっと落ち着き、あの騒動以来の依頼がなく、
穏やかな日々だけど、退屈でしょうがない。
「ふぁ~・・・。」
彩「ちょっと、葵。顎の骨が外れてるよ。」
「だって~、退屈でしょうがないよ~。」
彩「夏咲財閥の騒動でやっと落ち着いていられるでしょ?それに高等部にも行ってるでしょ?」
「たまに行ってるけど、アテナの仕事がなく、獅音さんが作ったお菓子とかでお茶したり、行ったら生徒会が会議したり、
ゲームやったりで何の刺激なものがない~・・・。」
彩「高麗先輩が作ったお菓子食べたりとかって、自慢話にしか聞こえない・・・。」
と呆れながら言ってるのは、別のクラスの彩音。
同じクラスの陽葵と中等部入ってから、友達になった。
中2までは同じクラスだったけど、中3になってから別のクラスになった。
彩音はお父さんは一級建築士、お母さんが建築デザイナー。
「自慢じゃないから~!」
彩「わかってるよ。葵はそういう性格とかじゃないのはわかってる。」
「ほんとに?あ、そういえば、彩音・・・。」
彩「ん?何?」
「別のクラスになってから、私たち、離ればなれになったじゃない?あれから、大丈夫かなって、陽葵と一緒に、彩音のことを心配してたんだよ~・・・、いじめられてないかな~って・・・。」
彩「そんな大げさな・・・。大丈夫よ。あっちのクラスで話しかけられた子と友達になったし。今度、紹介してあげるから。」
「ほんとに・・・!?それはよかった~・・・。紹介してよね!絶対だよ!!」
彩「わかってるって・・・。」
ある日、私は日直当番のため、山積みの積まれた資料を職員室に持って行く時に、
「あっ・・・!!」
ふいに転んでしまい、資料が床にばらまいてしまい、慌てて拾っている時に、
?「はい。」
残った資料の束を渡してくれた手の主は、顔立ちハッキリしていて、色素の薄い手入れの行き届いた茶髪、透き通るような白い肌、外国の血を引く証拠の灰色の瞳の美少女だった。
「あ、ありがとう・・・。」
?「いいよ。こんなのお互い様。この書類は職員室に運ぶやつ?」
「あ、はい・・・。」
?「私も手伝うよ。1人じゃ重そうで大変そうだし。」
「い、いいの・・・?じゃあ、お願い!!」
正直言って、書類が重かったし、私1人じゃ大変だったから助かった・・・。
?「そういえば、あなた、3年の藤堂 葵ちゃんよね?」
「あ、はい。そうだけど・・・。」
?「私のクラスでは有名人よ。あ、私、同じ3年の林 優璃。」
「よろしくね。優璃。」
優璃と一緒に職員室に行き、書類を渡し終え、
「優璃、ありがとね。助かったよ。」
優「いいのよ。それに葵ちゃんのこと、彩音ちゃんから聞いていて。」
「えっ!?彩音を知ってるの・・・!?」
優「うん!同じクラスでもあって友達なの。もちろん、陽葵ちゃんって子も。」
「そうなんだ・・・。」
あっ・・・!!
彩「”あっちのクラスで話しかけられた子と友達になったし。今度、紹介してあげるから。"」
私は彩音が言ってた言葉を思い出し、
「もしかして、彩音を最初に話しかけたのは優璃?」
優「え?そうよ。新学期のクラス替えであんまり馴染めなかった子が1人いたから、話しかけたの。よく知ってるわね。」
「さっき、彩音が言っていた言葉を思い出して、もしかしたら、優璃なんじゃないかなって思ってて・・・。」
優「そうなの?嬉しい♪」
綺麗な容姿とは裏腹に、意外と親しみやすいな・・・。
その後、連絡先を交換し、新しいお友達ができた。