私立宇東学園
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一樹兄がそうあっさり言うと、会場がざわつきだし、
「う、嘘・・・!?お嬢様が、組長の娘・・・!?」
「しかも、青龍組の・・・!?ちょ、ちょっと、ヤバいんじゃない・・・!?」
東「今までの会話は全部聞いたぞ、てめぇ、俺が今まで送った心音の養育費をホストに使いやがったなぁ!?」
千「な、なんでそれを・・・!?」
東「秀人が電話をスピーカーにしてもらった。
こんな成金女に成り下がってるとはなぁ・・・。」
千「けど、なんでここに来たの・・・!?」
希「私たちが説得して、ここへ呼び出した。」
姫宮さんがそう告白すると、夫人はクルッと私たちの方を見た。
結「ていうか、あんたたち、一体何者なの・・・?」
虎「あぁ~、俺たちは・・・、」
私たちは持ってきたジャケットを着て、
アテナ「「「何でも屋、”アテナ”だから!!」」」
「「「ッ・・・!?」」
「ア、アテナって、あの宇東学園の・・・!?」
「情報提供とか何社のも悪徳会社を潰したっていう噂の・・・!?」
へぇ~、こっちでも認知度があるんだ・・・。
私は改めて、アテナのすごさを思い知った。
斗「ア、アテナだと・・・!?まさか、裏社会の人間とも繋がっていたなんて・・・!!」
東次「さて、希美さんから聞いた話だと、千尋さん・・・。」
千「は、はい・・・!!」
東次「お前さんは、東牙は心音を会いたがってるのに、心音は東牙に会いたくないからと拒否していた。
けど、希美さんから聞いた話だと、心音は東牙に会いたがってるのに、東牙は心音に会いたくないからと拒否していた。全然、話が違うじゃないか?」
千「い、いえ・・・、それは・・・。」
東「それと、夏咲 真琴。」
真「は、はい・・・!!」
東「てめぇ、よくも俺の娘を脅し文句のようなことを言ったみたいだな。「お母様が~」って言えば、心音が反論もできないとわかってて、言ってるようだなぁ?ずいぶんと舐めたマネしやがったなぁ~?」
真「ヒ、ヒィ・・・!!」
東「千尋、お前もだ!!幼かった心音の我が儘を我慢させ、
そのせいで、心音は弱気な性格になったんだ!!」
千「あ、あ・・・。」
東牙さんが夏咲 真琴と夫人を近づき、胸ぐらを掴みながら、殺意があるほど睨み、その夏咲 真琴と夫人はビビって、何も言えなかった。
?「やめなさい。東牙さん。」
東牙さんをやめろという声の主は、濡れ羽色の髪に和服が似合っている美女と小さな男の子2人が向かってきた。
東「美弥、東磨、東明。」
真「ッ!?お前、美弥か・・・!?」
美「久しぶりね、真琴さん。」
斗「か、母さん・・・!?」
結「え?この人が・・・?私の、お母様・・・?」
そう、この人は夏咲 真琴の元妻で、斗織と結美のお母さん、
今は東牙さんの妻の美弥さん。
この子たちは東牙さんと美弥さんとの間に生まれた息子の東磨くんと東明くん。心音さんの異母弟にあたり、斗織と結美の異父弟にあたる。
美「斗織に結美・・・。大きくなったわね・・・。」
結「なんで、私のお母様は確か、私を生んですぐに死んだって・・・。」
美「・・・へぇ、真琴さん、結美にそんな嘘をついてたのね?」
真「そ、それは・・・。」
美「本当は、あなたが浮気したのに、私の身に覚えのない浮気の濡れ衣を着せたせいで、あなたから離婚され、親権はあなたに取られ、実家からも縁を切られたのよ!
そんな途方にくれた中、青龍組が私を助けてくれて、
東牙さんが離婚して、ここに戻ってきた時に、お互いに話して、慰めあってるうちに私たちは結婚し、東磨と東明が生まれたのよ。ありがとね、あの時、私を捨てて。(黒笑)」
真「ッ・・・!?」
美弥さんの黒い笑みで夏咲 真琴は身震いをした。
美「私の実家も青龍組のおかげで潰れたからいいけど。
斗織と結美も本当に真琴さんにそっくりね。浮気性な所が。」
斗「ッ・・・!!」
結「お、お母様、久しぶりの実の娘に会えて、嬉しくないんですか・・・!?」
美「最初はね・・・。けど、あなたたちの悪行を聞いて、
もうその思いは失せたわ。」
美弥さんは心音さんの方を向いて、
美「心音さん、私の元家族とは言え、あなたにここまで辛い思いをさせた、私の責任です。本当にごめんなさい。」
心「い、いえ、そんな・・・!!」
東「さて、お前らにはウチの妻を傷つけ、俺の娘にも傷つけたからなぁ・・・。瑠奈さん、呼んだか?」
瑠「はい!呼びました!」
斗「な、何を呼んだんだ・・・?」
瑠「警察。」
「「警察・・・!?」」
瑠奈がそう言うと夏咲家は顔面蒼白となった。
瑠「あ、ちなみに私のパパ、警視総監だから♪」
真「けけ、警視総監・・・!?」
美「だって、真琴さんは重婚と女の子の貯金箱を蹴り飛ばし、貧乏臭いと言った、それに書類偽造した罪があります。
千尋さんは真琴さんの物を勝手に売ったことは犯罪にもなりますよ。」
美弥さんは夏咲 真琴と夫人は自分たちがやった罪の内容を言った。
東「後、テメェらにはウチで借金をしている。そこの山田もだ。」
「「「「「しゃ、借金・・・!?」」」」」
山「な、なんでですか・・・!?」
東「山田は他の取引先の会社からテメェの迷惑行為の被害届けも出され、損害賠償も命じられてる。後、テメェの両親からもだ。」
山「はぁ!?」
東「当たり前だろ?テメェの両親の金を盗んだんだ。
トータル合わせて1億だ!!」
山「い、1億!?と、父ちゃん、母ちゃん・・・、助けて・・・!!」
山・父「お前は反省色も全くねぇだ!助ける訳ねぇだろ!?」
山・母「もうお前なんかウチの息子なんかじゃない!!」
「そ、そんな・・・!!」
東「後、夏咲 真琴。ウチの妻と娘を傷つけた、幼い女の子の貯金箱を蹴飛ばし、暴言を吐いた親子に対しての慰謝料、
アメリカにいる妻のキャサリンと子供からの慰謝料と養育費、
トータルで10億だ!!」
真「じゅ、10億・・・!?」
東次「夏咲 斗織もだ。今までお前さんが捨てた元カノ、
そして、お前の子供を産んだ女の慰謝料と子供の養育費、
合わせて8億だ!!」
斗「そ、そんな~・・・!」
東次「夏咲 結美。この写真の男性の中で既婚者が2人もいて、
その2人の妻からの慰謝料、ワシの孫娘とお前さんの婚約者への慰謝料、合わせて4億だ!!」
結「う、嘘でしょ・・・!?」
東「最後だ。千尋。俺と心音に11年間嘘をつき、俺が仕送られた養育費をホストに使った。その分の返還。お前にはトータル20億だ!!」
千「ちょ、ちょっと待ってよ・・・!!私、そんなお金はないわ・・・!!」
東「知らねぇよそんなの。893に嘘ついた罪は重いんじゃあ!!」
夏咲家は心音さんを見て、土下座し、
真「心音、今まですまなかった!!」
斗「心音、今まで、心音に対する態度を取ってごめん・・・!!」
結「お義姉様、本当にごめんなさ~い・・・!!
だから、助けてよ・・・!!」
千「私たち、家族でしょ!?助けるって言うのが筋合いじゃない・・・!?今までのように音楽もやっていいから・・・!!」
美弥「って、言ってますけど。心音さん、どうしますか?
コイツらを許しますか?」
心音さんは顔を俯き、
心「・・・ません。」
夏「「「「え?」」」」
心「許しません・・・!!私は、夏咲家の人間になってから、
毎日が地獄だった・・・!!やりたくない礼儀作法と勉強とか強制的にやらせ、一歩間違えれば、使用人から罰を受ける・・・。
特に大好きだった音楽を取り上げられた時は、ずっと寂しかった・・・。あなたのこと、「父親」だなんて思った事は一度もありません・・・!!私の心の中は「父親はお父さんだけ」なの・・・!!」
東「心音・・・!」
千「こ、心音ちゃん・・・、昔みたいに音楽をしましょうよ・・・!!お母さん、心を入れ替えるから・・・!!」
心「今更言ってももう遅いよ!!私は音楽の楽しさを教える「お母さん」が大好きだった・・・!!今のあんたはただの強欲ババアよ!!大嫌い・・・!!」
千「心音、母親に向かって・・・!!」
夫人は心音さんに向かってビンタしようとしたが、
美弥さんが夫人の腕を掴み、夫人をビンタした。
美「今更母親面しても遅いです。あなたには心音さんの母親という資格など1つもありません。心音さん、ここにサインを。」
心「サイン・・・?」
美弥さんが心音さんに渡されたのは、「養子縁組」と書いてあった手続きの紙だった。
心「えっ!?これって・・・!」
美「心音さんはもう20才になったから、親権の変更は発生できないけど、20才以上であれば、保護者の同意なく、自分で養子縁組の手続きができると弁護士さんが言ってました。私もあなたと家族になりたいです。今まで東牙さんと会えなかった分、その無駄になった11年間、私たちと家族として暮らしませんか?」
心「ッ・・・!!はい、ありがとう、ございます・・・!!」
心音さんは涙を流しながら、美弥さんにお礼を言った。
よかったですね・・・。心音さん・・・。
続く