私立宇東学園
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千「そ、それって・・・!!」
音「これ、あんたがいつも行ってるホストクラブの名刺。
あんた、夏咲と再婚してから頻繁に行くようになり、娘である心音さんは教育で、あんたはホストクラブに遊びほうけてる。そんなの許されることじゃないよ。」
「え?ホストクラブ?」「そういえば、この前、夫人にそっくりな女性と若いホストと一緒に歩いてるところを見たけど、あれ、夫人だったの?」
千「ち、違います・・・!!断じて違います・・・!!」
音「けど、あんたは推しのホストを貢ぐため、
渡されたお金が足りないから、夏咲が貯めていた貯金を勝手に下ろして、夏咲が大切にしていた時計やブランド物とか勝ってに売り、離婚した元旦那からの心音さんの養育費を11年間、勝手に使ってたみたいじゃない?」
千「な、何故それを・・・!?」
真「貯金・・・?あ、そういえば、俺の通帳が知らない間に減って、最近使わなくなった物がなくなってる・・・。あれ、お前だったのか・・・!?」
「え?売った?貯金を下ろした?」「それって、泥棒じゃない?」
音「なんで、知ってるかっていうと、秀人が部屋の隅に置いてた防犯カメラをハッキングして、夫人があちこちに荷物を漁る映像が映ってた。」
心「じゃあ、お父様と再婚してから、私を見向きしてくれなかったのは、ホストに行ってたってことなの・・・?」
千「・・・そうよ!ホストクラブに行って何が悪いのよ!!
あの人と離婚してから、働きながらずっと心音ちゃんを育てたのは私よ!私だって息抜きだってしたいのよ!!若い男に癒やされたいのよ!!」
音「うわぁ、逆ギレ?醜い・・・。」
逆ギレしている千尋夫人に会場の皆は冷ややかな目で夫人を見つめていた。
心「私が、こんなに嫌いな礼儀作法と、勉強をして、我慢していたのに・・・、お母様だけ遊びに・・・?しかも、お父さんから、私の養育費まで・・・。酷い、酷いよ・・・!!」
音「あ、ちなみにだけど、あんたの推しのホストとクラブの皆に話したら、あんたは出禁だって。」
千「・・・え?」
夫人は「出禁」と言う言葉に理解が追いつけない状況。
音「聞いた話だと、ホストクラブの皆さんは、毒親育ちのホスト、再婚してから酷い扱いされたホスト、兄弟差別されたホスト、
虐待を受けてきたホスト、親に夢を反対され、家出したホストもいる。
アンタの推しのホストもその1人。だから、それを話したら、大変激怒してた。「子供を大切にしないアンタなんか失望した。
もう、ここに一生来なくて良い。出禁だ。」と伝言を預けられた。」
夫人はそれを聞き、ショックを受け、膝から崩れ落ちた。
千「ね、ねぇ、心音ちゃん・・・。私を、助けてくれない・・・?血の繋がった親子でしょ・・・!?」
真「心音、俺も助けてほしい・・・!!」
斗「こ、心音、お願いだ・・・!!」
結「お姉様、助けて~・・・!!私たち、家族でしょ・・・!?」
と夏咲一家は、心音さんに助けてほしいとお願いした。
けど、心音さんの目はハイライトはなく、冷たい視線で4人を見下ろした。もう心音はもうコイツらに対する愛想は尽きた。
とその時、バンッとドアを蹴る音がし、振り返ると、
黒いジャケットにジャケットと同色のズボンに、
青いストライプのシャツを着ていた、左目に傷がある男性と、
左には同じく白いジャケットにジャケットと同色のズボンに、
黒いシャツと赤と金色のネクタイを着けた年を取った強面のおじさん、2人の後ろには身体がガタい人や、強面の人が大勢いた。
真「な、なんだ、お前らは・・・!?」
?「カチコミじゃああぁぁああ!!!!」
千「ちょ、ちょっと、なんなのよ、アンタ達は・・・!?」
?「久しぶりだな、千尋・・・。」
夫人は傷の男性の顔を見ると、絶句をした。
千「も、もしかして、あなた、
東「そうだ、やっと思い出してくれたか・・・。」
と東牙さんは心音さんを見て、穏やかな顔になり、
東「久しぶりだな、心音・・・。」
心「え?もしかして、お父さん・・・?」
東「そうだ・・・。今まで助けてやれなくてすまなかった・・・。」
そう、この人は心音さんの実のお父さんの東牙さん。
心音さんが小2の時に離婚し、それ以来、会ってはいなかった。
心音さんは涙を流し、東牙さんに抱きつき、東牙さんも心音さんを抱きしめた。
心「お、お父、さん・・・。ヒッグ、あ、会いだがっだ・・・!」
東「俺もだ・・・。会いたかった・・・。心音・・・。
大きくなったな・・・。」
12年ぶりの親子の再会に、涙ぐんだけど、おじいさんが咳払いすると我に返り、夏咲家を睨みつけ、夏咲家は睨みでビクッとなった。
東「てめぇらだな!?心音にひどいことをしたのは!?」
千「ちょ、ちょっと・・・!!久しぶりの再会なのにそんな態度はないじゃないの・・・!?」
?「あ”ぁ!?てめぇ、東牙の兄貴にそんな態度とっていいと思ってんのかゴラッ!!」
真「あ、兄貴・・・?」
一「あぁ、言ってなかったな?この人は青龍組の組長、春木 東牙さん、このおじいさんは青龍組の初代組長、東牙さんの実のお父さんの春木 東次朗さん。心音ちゃんのおじいちゃん。後ろにいるのが、青龍組の組員さん。」
一樹兄がそう紹介すると、会場がざわつきはじめた。
青龍組とは元々、「黄龍会」という大きな893組織で、
黄龍会解散後は、当時の組長の息子4人がそれぞれの組を作り、
「青龍組」「朱雀組」「白虎組」「玄武組」を立ち上げ、
今ではこの町の「893四天王」と言われるほど、大きな組になっている。
当時の黄龍会の組長のモットーは、「他人には優しく、手を差し伸べ助ける」、「みんなのしあわせのために!」としている。
そのため、カタギさん相手に手を出さず、手を差し伸べ、
悪人には容赦ないお仕置きをし、慈善活動とかしているため、
皆のヒーロー的存在。
真「せ、青龍組だと・・・!?千尋、お前、青龍組の組長って知ってたのか・・・!?」
千「い、いや、そんなの知らなかったのよ・・・!
初めて会った時は、一般人の格好だったし・・・。」
東「あれはカタギさんに迷惑をかけないように変装してただけだ。音楽をやっていたのは、親父がまだ現役だから、引退するまでギタリストといつか、この組の跡を継ぐために勉強して、二足わらじでやってたんだ。」
千「そ、そうだったの・・・?じゃ、じゃあ、公務員っていうのは・・・!?」
東「それは嘘で本当はこの組の若頭をやっていたんだ。」
千「じゃ、じゃあ・・・、心音ちゃんは・・・。」
一「青龍組の組長の娘ってこと。」
続く