後編


タ「・・・。」
「確かに、あの時の俺はまだ子供で純粋にヌナに恋をして・・・、ダメ元で告白して、ヌナが断っても、俺はどうしても諦められなかった・・・。ヌナから「OK」の返事が来た時は本当に、嬉しかった・・・。付き合ってた頃は一途にヌナを愛してましたけど、

売れた途端に俺の女遊びが激しかった事に・・・言い訳になりますが、毎回、後悔したことがあったんです・・・。ヌナと喧嘩して、別れた後はヌナを忘れようと女遊びとかしましたけど・・・、やっぱり、ヌナには敵わなかった・・・。」

俺はそう言うとヌナを、一旦離し、ヌナが座ってるソファーに座った。

「ヌナが脱退して、芸能界を引退してから・・・、前に言っていた批判の声があったし、ジヨンヒョンは苦労もして、ヌナの事ですごく、怒られました・・・。ジヨンヒョンにとって、ヌナは大切な友達でもありますし、大切な仲間でもありましたから・・・。

俺は、15年経った今でも、ヌナのことが忘れられなかったし・・・。恥ずかしながら、未だに独身ですし、恋人もいません・・・。」
タ「えっ・・・!?」
「ヌナと別れてから・・・、誰とも付き合ってませんし、女遊びはあったのですが、きっとこの先、ヌナ以上の女性は現れないなと思ったんです・・・。だって、俺はまだヌナが好きなんです・・・。まだ、愛してるってことです・・・。」
タ「ッ・・・!!」
「ヌナ・・・、あの頃は本当にごめんなさい・・・。ヌナを傷つけてしまって・・・、辛い思いをさせてしまって・・・。「ヌナのことを必ず、幸せにします!」って言っておきながら、簡単に裏切ってしまった俺が憎いよ・・・。」

「ヌナの方はどうですか・・・?恋人とか、結婚を約束している人とかいますか・・・?」
タ「・・・いねぇよ。スンリと別れた後にジュリが身籠もってたし、仕事と育児で恋人を作る暇もなかったし・・・、何より、スンリのことが忘れられなかったし・・・、まだ、お前のことが好きなんだよ、愛してるんだよ・・・!」
「えっ・・・。」

ヌナの思わぬ告白で、俺は呆気を取られた。

タ「お前を忘れようとしても、お前と幸せだった日々が忘れられない・・・。俺の事を好きだと言ってくれた声も・・・、俺を抱きしめてくれたぬくもりも全部・・・。ジュリが身籠もった時はすごく嬉しかった・・・。スンリとの血を分けた子供が、俺のお腹の中にいたって・・・。」

俺は泣きそうなヌナを見て、思わず俺はまたヌナを抱きしめた。

「こうなってしまったのも、俺の責任です・・・。ごめんなさい、ヌナ・・・、本当に、ごめんなさい・・・。そして、ありがとうございます・・・。ジュリちゃんを産んでくれて・・・。」

ヌナは今まで我慢してたのか、声を上げながら俺の胸の中に泣いた。

タプside

2年後・・・、

ジュ「(お父さん、お母さん、早く~!)」
ス「(ちょ、ちょっと待って~・・・!元気だな~・・・。;)」
「アハハ、仕方ないだろ?今日は入学式だから。」

今日はジュリの高校の入学式。スンリと2人で参加している。

あれから、俺はジュリに今までの寂しい思いをさせてしまったことに謝った。ジュリは何か吹っ切れたみたいな感じで、

ジュ「(いいよ。今まで我慢してた事を言ったら、スッキリした。お母さん、お父さんと結婚しないの?)」
「(えっ!?)」
ジュ「(だって、お父さんと結婚したら一緒に暮らせるんでしょ?お父さん、彼女とかいなさそうだし。)」
ス「(ちょっと・・・!いなさそうって失礼だよ・・・!!まぁ、いないけど・・・。)」
ジュ「(でしょ?だから、お父さんもお母さんも今でも愛し合ってる仲でしょ?だから、結婚したらどうなのって聞いてるの。)」
「(確かに、結婚はしたいけど・・・。スンリは韓国で仕事があるから・・・。)」

俺は横目でスンリを見ると、スンリは笑顔で、

ス「実は、韓国に帰るのは嘘なんです・・・。」
「えっ・・・!?」
ス「芸能界の活動拠点は日本になりますけど、事業の時は韓国で帰国する時もりますが、日本にいる時はリモートでも事業の仕事もできますから。しばらくはここで仕事をすることになったんです。」
「そ、そうなんだ・・・。」
ス「俺は全然、ヌナといつでも結婚OKなんですけど、ヌナはどうですか・・・?」

そんなの・・・、もう決まってるよ・・・。

「俺は、俺はスンリと一緒にいたい・・・!もう二度と離れたくない・・・!!」
ス「・・・ッ!!俺もです・・・。ヌナ、俺と家族になって下さい・・・。もちろん、ジュリちゃんと一緒に・・・。」
「・・・うん!(コクリ)」

それから、俺はスンリと入籍し、スンリは日本に移住した。俺は久々に韓国に帰るとしばらく帰ってなかった実家に行き、両親は俺を見て、嬉し泣きをし、俺を抱きしめてくれた。もちろん、俺は長年、帰ってこなかったことに謝ると両親は笑顔で「元気でいてくれていてたなら、私たちはそれでいいのよ・・・。」と許してくれた。

孫であるジュリを会わせると孫が生まれていたことに驚き、ジュリもおじいちゃんとおばあちゃんに会った事が嬉しかったのか、笑顔で2人を抱きしめた。

タ父「スンヒに、そっくりだな・・・。」タ母「そうね・・・、こんなに素敵なお嬢さんが私たちの孫だなんて・・・。」

と微笑みながらジュリを見て、そう言っていた。

姉にも会い、俺が日本にいる間、知らないうちに結婚して、息子が生まれていた。

タ姉「本当に、よかったよ・・・。どれだけ心配したと思ってんの・・・。」

と泣きながら俺を抱きしめた。俺も当然、姉に「ごめん」と謝った。ジュリと対面した時に、両親同様、驚いてはいた。ジュリは自分の伯母だと知ると、

ジュ「(うわぁ・・・!こんな綺麗な人が、私の伯母さんだなんて・・・!!やっぱり、お母さんの家族は美形な人ばっかり・・・!)」

とはしゃぎながら喜んでいた。

15年ぶりにジヨン達にも会い、俺を見て、涙を流しながらすごく喜んでいた。俺も久しぶりのメンバーに思わず涙が溢れた。

そして、ジュリとご対面すると当然、俺に子供がいたっていう存在も知らなかったので驚いてはいた。

ジ「その娘の父親は誰?」
「あぁ、スンリだよ。」
テ「えっ?嘘ですよね・・・?」
「俺が嘘ついてどうすんだ。本当だよ。」
ジ・テ・ヨ「「「ええぇぇーーー!!??」」」

ジュリの父親がスンリだと予想もしなかったのか、叫びながら驚いていた。俺とスンリが別れた後に妊娠が発覚し、それを隠すためにグループを離れ、日本でも芸能活動をしていると告白した。

それを聞いたジヨンはスンリの後ろに行き、腕でスンリの首を絞めた。

ジ「お前~、ヌナに苦労かけやがって~・・・!」
ス「ヒョ、ヒョン・・・!!ギブギブギブギブ・・・!!」

スンリはジヨンからの絞め技でジヨンの腕を叩き、苦しそうにギブと言った。俺はそんな懐かしい光景を見て、思わず吹き出し笑ってしまった。

あれから2年が経ち、ジュリは今年の春、高校生になった。2年前より大人っぽくなり、身長も他の子より高めでモデルのようなスタイルを持つ。

ジュ「(お父さん、マジおじさんだね~。)」
ス「(ジュ、ジュリが元気すぎるんだよ・・・。;)」
「とか言って、この前、また体重が増えたらしいな・・・。」
ス「ッ!!(ギクッ)そ、それは・・・。」
「そんなことより、入学式が始まる。行くぞ。」
ス「そ、そんなことよりってなんですか・・・!?ちょっとヌナ、待って下さいよ~・・・!!」

ジュリの寂しい思いをさせてしまった俺は、それをきっかけに仕事をセーブし、ジュリが自立するまで家族との時間を過ごすことになった。

スンリは日本で芸能活動、歌手活動をしながら、韓国で事業の仕事をリモートにしている。必要なときは韓国に帰る時もある。

15年間、今まで遠回りにはなってしまったけど、今はこうして、スンリとジュリと一緒に家族との時間を過ごし、実現することができた。もう、離れたりなんかしない。これからもずっと、夫と娘と共に幸せに生きていく。

終わり
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