前編


それから、俺は女手一つでジュリを育ててる。俺の今の仕事は日本でモデルとか女優をやっている。

俺が妊娠中に日本にきたばっかりで言葉も分からず、途方に暮れていた時に、有名芸能事務所の社長が俺の事、拾ってくれ、今までの事を話し、理解をしてくれて、出産まで色々とサポートしてくれて、俺の担当している女性マネージャーは韓国人で俺に日本語を教えてくれた。

最初は事務の仕事で慣れなかったけど、皆が親切に教えてくれたおかげで俺は事務の仕事に慣れた。2年前のある日、俺が仕事で見学を見に行った時にモデルが急な体調不良で来なくなり、困っていた時に、

カ「(ね、ねぇ・・・!!君、悪いけど、モデルの代役やってくれないか・・・!?)」
「(えぇ・・・!?)」

カメラマンさんが俺をモデルの代役をやってほしいとお願いされ、仕方なく、やることになった。俺はカメラマンさんのポーズと表現をこうしてほしいと言われ、言われたとおりにポーズと表現をした。

久しぶりだな・・・。こういう仕事は・・・。BIGBANGの時を思い出す・・・。

俺は楽しくなり、色々とカメラを合わせるようにポーズをした。

後日、雑誌の表紙に俺が載っていて、「なんで、BIGBANGのT.O.Pが・・・!?」「なんで、日本の雑誌に・・・!?」と大きく話題となり、社長は俺に

社「(雑誌のあなたは本当に楽しそうで輝いて見えた・・・。あなたがまた、芸能界に戻りたいと思うなら・・・。うちの事務所の所属タレントになりなさい。)(ニコ)」

と背中を押されるように言われ、俺は日本で芸能界を復帰し、本名【チェ・スンヒ】として、今はドラマや映画、モデルの仕事で忙しい日々だった。

娘のジュリは顔は俺に似ているが、人見知りは全くしない所と愛嬌が良い所はアイツにそっくりだった。ジュリの笑顔を見ているとアイツを、スンリを思い出す。

別れてから4年が経つけど、まだ、俺はアイツのことが好きだ・・・。

芸能界復帰してから2年が経ったある日のこと、俺は仕事がいつもより早く終わり、久しぶりにジュリと一緒にと夕飯の買い物してた時に、

?「ヌナ・・・?」
「えっ?・・・!?」

声の方に振り向くとそこには、前より大人びたスンリの姿だった。

ス「ヌナですよね・・・!?」
「・・・あの、どちら様ですか?」
ス「えっ?俺ですよ!スンリですよ!」
ジュ「(まま、このおじちゃん、ままのおともだち?)」

するとジュリはスンリを指を指し、俺の友達かと日本語で言ってきた。ジュリは普段は、日本語で喋っていて、たまに韓国語も喋る時もある。

「(こら、ジュリ、人を指さしちゃダメだって言ってるだろ?それに、この人はママの友達じゃないし、知らない人・・・。)」
ジュ「(そーなの?)」
ス「ヌナ、その子t・・・!」
「人違いじゃないですか?それにあなたとは初対面ですし・・・。」

と俺はジュリの手を引いて、その場を去った。

なんで、スンリが日本に・・・?まさかここで会うとは思わなかった・・・。

ジュ「(まま、じゅり、おなかすいた~。)」
「(えっ?あぁ、もうこんな時間か・・・。帰ってすぐご飯作るからな。今日はオムライスにしようか。)」
ジュ「(わぁ~い!)」

俺はあれから、スンリとはそれっきりだったし、ジュリが寝た後、テレビを観てる時にバラエティーでスンリが出ていた。

アイツ・・・、日本で仕事だったのか・・・!?まぁ、そりゃそうだよな・・・。俺を探しに来た訳じゃないよな・・・。

と笑顔のスンリを観て、俺は思うだけで泣きそうな気持ちになった。
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