短編
私はクォン・ジヨン。高校1年生。私には恋い焦がれてる人がいる。3年生のチョン・ユンホ先輩。
私が高校入学した時から好きでずっと片想いしている。
精悍な顔立ちで切れ長のアーモンドアイにぽてっとした下唇。すらっとした高身長。笑顔がすてきな爽やかなイケメン。
私はその笑顔に一目惚れした。
今日もいつも通り登校をしてるとユンホ先輩がいた。
今日もカッコいいな・・・。でも、私にとって叶えられない恋だった。なぜなら・・・。
そうボーッとみてると、
ニ「ユノ~♡」
ユ「おっ!ニナ!おはよう!」
ユンホ先輩に声をかけたのは、3年生のハン・ニナ先輩。
学校一の美人でスタイルもよく、家が金持ちのお嬢様。ユンホ先輩の彼女でもある。今では学校でお似合いなカップルと認められている。
はぁ~ぁ・・・、本当にお似合いだなぁ・・・。
そう、この2人は付き合っているから無理だった。私はそう落胆して顔を下に向いた。
ス「おはよう~。ジヨン。」
チャ「おはようございます。」
すると私の制服にクイッと引っ張られて顔を上げると、スンヒとチャンミンさんがいた。
スンヒは私の幼なじみであり同級生で私のお姉ちゃん的みたいな存在。チャンミンさんはスンヒの彼氏で中学時代からの同級生。
チャンミンさんがスンヒに一目惚れをして、2人は付き合う事になった。
「2人とも、おはよう。」
私も2人に挨拶を返した。そして私はまたユンホ先輩をみると、2人は楽しそうに手を繋いでた。
ス「またユンホ先輩をみてたのか?お前。」
「うん・・・。」
ス「でも今はニナ先輩と付き合ってるから無理だろ。あの人嫉妬深いし。」
そう、ニナ先輩は嫉妬深く束縛系の彼女である。
この前、ユンホ先輩に手紙を渡したくて先輩のクラスに行き、ユンホ先輩を見ていると他の女子がユンホ先輩の席の前で手紙を渡そうとしたところ、ニナ先輩が入ってきて女子が持っていた手紙を取り上げ放り投げられ、女子は泣きそうな顔になりながら教室に出た。
私は何度も諦めようとしたけど諦めきれなかった。
やっぱり私・・・、先輩が好き・・・。
その数日後、学園内がやけに騒がしかった。私は何だろうと思い見てみると、そこには学校の掲示板にニナ先輩の写真があった。よく見てみるとニナ先輩が他の男子に抱き合ったり、キスしたり、腕を組んだりする写真が写っていた。
「ねぇ、これって・・・、浮気・・・?」
「ユンホくんがいるのに最低ね!」
「なぁ、よくみたらコイツ・・・、イェジュンじゃねぇ・・・?」「えっ・・・?あっ!ホントだ!」
イェジュンとは3年生のホン・イェジュン先輩。端正な顔立ちで一言で言うと優男。優しい性格で女子からの人気あり、教師からの信頼があった。
「確かアイツ・・・、ユノの幼なじみだったよな・・・。」
「幼なじみの彼女を略奪するか、普通・・・。」
「私・・・、イェジュン先輩のこと見損なった・・・。」
「私も~、今日でファンやめるわ。」
まさかあのニナ先輩が・・・!
そう思うと後ろから大きな声が聞こえてきた。
ニ「ちょっと・・・!何なのよこれ・・・!?」
後ろを向くとニナ先輩とイェジュン先輩が立っていた。2人は写真をみて顔面蒼白している。
ニ「誰よ・・・!こんな写真撮ったの・・・!」
イェ「そうだぞ・・・!盗撮だぞ!盗撮!」
2人は完全に焦った状態だった。するとまた後ろから声が、
ユ「それ撮ったの・・・、俺なんだ・・・。」
ニ「ッ!!ユノ!!」
イェ「ユノ・・・!お前・・・!」
ユンホ先輩だった。
ニ「ユノ・・・!?どうしてこんなことを・・・!」
イェ「そうだぞ・・・!」
ユ「この前、俺がニナにプレゼントを買おうと買い物に行った時・・・、お前らが仲良く歩いてる所を見かけて所を追ったんだ・・・。そしたら2人は人前がいる所を気にせず、無我夢中でキスをしてたから証拠を残すために写真を撮って、現像をして校内の新聞部に送ったんだ・・・。」
ユンホ先輩が言うと周りからザワザワと声がした。
イェ「何でそんな酷いことすんだよ・・・!」
ニ「そうよ・・・!裏切り者・・・!」
ユ「裏切り者はどっちだよ・・・!!」
ユンホ先輩の大声に周りはシーンとなった。
ユ「イェジュン、俺はお前の事ずっと友達だと思ってたのに・・・、ニナ、お前の事ずっと愛してたのに・・・。酷いのはお前らの方だろ・・・!お前らのこと見損なったよ。イェジュン、今日で友達やめる、ニナ、今日でお前と別れる。二度と俺の目の前に現れるな。」
そう言うとユンホ先輩は後ろを向き去って行った。
あの後、私は心配になり先輩を探した。探しているとユンホ先輩は人気のない中庭のベンチに座っていた。私は先輩の所に近づき声をかけた。
「あ、あの・・・、大丈夫ですか・・・?」
ユ「ん・・・?あぁ、大丈夫・・・。君は・・・?」
先輩は私の方に向くと先輩の目が腫れていて泣いてた事がわかった。
「私は1年のクォン・ジヨンと言います。隣いいですか?」
ユ「・・・どうぞ。」
私はユンホ先輩が座っているベンチの隣に座った。
「先輩・・・、あの後泣いてましたか?目が腫れてます・・・。」
ユ「えっ・・・?あぁ、ごめんな・・・。今朝はあんな所見せてしまって・・・。」
「いえ、私も今朝はビックリしました・・・。まさかあの2人がそういう関係だったって・・・。」
ユ「あぁ、俺も信じられないけど、ニナとイェジュンに裏切られた事は事実で仕方ないことだ・・・。」
先輩は笑顔でそう言うけど、私には悲しい笑顔しか見えなかった。
「(ボソッ)・・・私だったら先輩を傷つけたりしないのに・・・。」
ユ「・・・えっ?」
「あぁ!いえ!何でもありません・・・!!」
ヤバッ・・・!声に出てた・・・!!恥ずかしい・・・!///
ユ「なぁ・・・。」
「・・・はい?」
ユ「さっきの言葉、信じてもいいのか・・・?」
「えっ・・・!?」
ユ「俺を傷つけたりしないって言ってたじゃないか?それを信じてもいいのかって聞いてるんだ。」
「い、言いましたけど・・・、あれは・・・心の声で、うっかり口に出てまして・・・。あの・・・。///」
あぁ・・・!!穴があったら入りたい・・・!!///
「初対面相手に言われると先輩迷惑がるかなと思って・・・その・・・・。」
ユ「迷惑なんかじゃないよ。俺のこと心配してくれて探しにきたんだろ?ありがとう。」
「うっ・・・、どういたしまして・・・。///」
こうして私たちは親しくなり、最初は友達から始まったけど、あの後ユンホ先輩から告白され私たちは付き合う事になった。理由は、
ユ「あの時、俺の事心配してくれて探してくれたし、ニナとイェジュンに裏切られたショックを受けた俺に介抱してくれて、気づいたらジヨンの事好きになった。恋愛として。」
そう言われて嬉しいの感情が込み上がっていた。
スンヒとチャンミンさんにそのことを報告すると2人ともおめでとうと言ってくれた。
付き合ったばっかりの時に周囲の反応が怖かったけど、周囲は私たちを祝福してくれて今では学校公認のカップルになっている。
あの後のニナ先輩とイェジュン先輩は浮気と略奪がバレて、「束縛浮気女」と「エセ優男」とレッテル貼られ、教師からの信頼が下がり、学校から孤立されている。
まぁ・・・、自業自得だ・・・。
ユ「ジヨンア、何考えてるんだ?」
「えっ?あぁ、ううん。なんでもありません。ただ幸せだな~って思っただけです。」
ユ「そうか。俺も幸せだなって毎日思ってるんだ。ジヨンと付き合って。」
「えっ!?///」
ユ「ほら、お前のそういう所がかわいい。」
「~~~ユノったら!///」
私はユノのストレートの言葉に顔が真っ赤になるぐらいに幸せな毎日を送っている。
終わり
