短編
CMside
除隊後のライブ終了後・・・。
「(ヒョン・・・。竜也がいました・・・。)」
YN「(えっ・・・!?マジで!?ここに!?)」
「(はい・・・。観客席に、間違いなく竜也がいました・・・。)」
YN「(あっ!だから、今日のお前は何故か目をそらしたりしてたんだ・・・。)」
「(・・・。)」
まさか竜也が来るとは、僕だって思いませんでした・・・。
見た目が変わってても、やっぱりあの頃の面影が残ってる・・・。
「(チャンミン・・・、お前はどうしたいんだ・・・?)」
「(えっ・・・?)」
「(まだ、竜也のこと、忘れられないだろ・・・?)」
「(・・・はい。別れてからずっと・・・、まだあの人を愛しています・・・。)」
ヒョンに図星をつかれ、僕は正直に言うしかなかった。
するとヒョンは何かを決意したかのように急に立ち上がった。
「(よしっ!!じゃあ俺、ちょっと出て行く!)」
「(はっ!?ライブ終わった後ですのに!?何言ってるんですかあんたは!?)」
「(もしかしたら、竜也がここに来る可能性があるって!じゃあ、俺行ってくるから。)」
「(ちょ、ちょっと!ヒョン・・・!!)」
ヒョンはそう言うとスマホや財布とかカバンに入れ持ち、僕の制止も聞かずにそそくさと出て行った。
もう・・・!!あの人だけは・・・!!💢
しばらくするとインターホンのチャイムが鳴った。
ヒョンですか・・・!?やっぱり帰ってきたじゃないですか・・・!?💢
僕はイライラした状態でテレビモニターを通話ボタンを押すと意外な人物が映っていた。
えっ・・・?竜也・・・?なんで・・・?
上田side
ライブが終わり、未来と一緒に飲みに行き、帰ろうとした時に、
?「あっ!竜也~!!」
「あ?・・・えっ・・・?」
誰かが俺の名前を呼び、声の方に振り向くとまさかのユノがいた。
未「えっ!?ユノ!?なんでユノが!?」
「い、いや、俺も知らねぇよ・・・!」
ユノは笑顔で走りながら俺たちの方に向かってきた。
YN「はぁ・・・、はぁ・・・。竜也、久しぶりだね。」
「お、おぅ、久しぶりだな・・・。ユノ・・・。」
YN「今日、ライブに来てくれたんだって?」
「あぁ・・・、コイツの連れで・・・。」
未「初めまして、従姉妹の未来と言います。今日のライブ、すごくよかったです!」
YN「それはよかった。竜也と従姉妹なんだ・・・。」
未「昔、竜兄たちとお世話になったって言うのは竜兄から聞いています。本当に竜兄たちと仲良くしてくれてありがとうございます。」
YN「あぁ、いえ。こちらこそ。」
未来はユノに律儀に挨拶をし、ユノも未来を見て律儀に返した。
「所で、なんでユノがここに?チャンミンは・・・?喧嘩でもしたのか?」
YN「違う違う。喧嘩はしていない。ただ邪魔者は出て行った方がいいなと出て行っただけだから。」
未「邪魔者?どういう意味ですか?」
YN「竜也は・・・、まだ、チャンミンのこと愛してるの・・・?」
「・・・ッ!!」
ユノの予想外の言葉に俺は戸惑った。
「はっ・・・?何言ってんだよ・・・?誰があんな俺を裏切った奴なんかに・・・!」
未「ちょっと竜兄・・・!?」
「愛してる・・・?もうとっくの昔に捨てたよ・・・。アイツが俺を裏切った時に・・・!!ずっと、忘れようとしたのに・・・、アイツが、俺の心の中から、出て行ってくれないんだ・・・!!」
俺は気がつけば膝から崩れ落ち、涙が溢れ、嗚咽しながら泣いた。
「竜兄・・・。」
YN「・・・竜也、アイツは、チャンミンは竜也と別れてから7年間、ずっと後悔していたんだ・・・。君のこと、まだ愛してるんだ・・・。」
「・・・嘘だ。」
YN「ううん。アイツは君を振った後に泣いたんだ・・・。あの時はメンバーの問題とかあったから、きっと、竜也を巻き込まれたくない、迷惑をかけたくなかったから自分から別れを言ったんだ・・・。」
「・・・。」
未「竜兄、いつまでも意地を張ってないで、正直に言ったらどう?」
「・・・俺は、俺はまだ、アイツのこと好きなんだ・・・。裏切られても嫌いになれないし、愛してるんだ・・・。死ぬほど・・・。」
思えば思うほど・・・、アイツとの幸せだった思い出が過ぎってくるんだ・・・。
YN「じゃあ、今から行く?」
「はっ・・・?」
未「えっ?どういうことですか・・・?」
YN「チャンミンは今、俺たちが暮らしてるマンションにいるんだ。それで俺、もしかしたら竜也がここに来るかもって思ってたから・・・。」
未「それで出て行ったんですか?わざわざ・・・。」
YN「そう。だからどこかホテルでも泊まろうと思ってたけど・・・。」
未「じゃあ、今から竜兄の家に来ますか?」
「はぁ!?何言ってんだよお前!?」
YN「えっ・・・!?いいの・・・!?」
「よくねぇよ!!何勝手に決めてんだよ!?」
未「だって 竜兄、今からチャンミンさんに会うよね?今チビちゃんがお留守番してるんでしょ?だから、代わりに私たちが竜兄の家に行って、竜兄は東方神起さんたちの家に行くのよ。」
「ぐっ・・・!」
YN「チビちゃんって?」
未「竜兄が飼ってる白いポメラニアンです。」
YN「へぇ~!見てみたいなぁ~・・・。」
た、確かに・・・。チビを1匹ひとりにするわけには行かねぇな・・・。
「わ、わかったよ・・・。今日は特別だけだぞ・・・!!」
YN「ありがとう!」
未「サンキュー!竜兄!」
「後、これ、俺たちが住んでるマンションの住所と部屋の番号。」
ユノは俺にマンションの住所と部屋の番号が書かれたメモを渡された。
「サンキュ・・・。じゃあお前ら、チビのこと頼むぞ・・・。」
YN「おぅ!じゃあ竜也・・・、チャンミンのこと、よろしく・・・。」
「・・・あぁ。」
未「ファイト!竜兄!!」
「・・・ありがとな。」
俺は2人の言葉を聞き、チャンミンが住んでるマンションに向かった。
2人の期待を・・・、無駄にしたくない・・・!!俺は、ちゃんと前へ向き合いたい・・・!!
