運命の歯車
後日、ガクトさんと共演したCMが流れた。
【いくつになっても素敵な結婚式を・・・。Happy Wedding(架空企業)】
『ガックンといる女優さん誰?』『すごく綺麗・・・。』
【話題のCM!ガクトと共演した女優は誰だ!?】と話題となった。
ス「うわぁ!ヌナ、綺麗!!」
ジ「本物の花嫁みたい!」
テ「絵になります・・・。ガクトさんと一緒で・・・。」
ヨ「思わず見惚れた・・・。」
CMを見ていたメンバー達の感想で俺は恥ずかしくて仕方なかった。
CMから1週間後、日本のテレビ番組の収録の時にたまたま、ガクトさんと再会した。
「あ、ガクトさん!」
ガ「ん?君は・・・。」
「CMで一緒に共演したT.O.Pです。」
ガ「・・・あぁ!BIGBANGの子か!一瞬、誰だかわからなかった・・・。」
「そうですよね、あの時はウエディングドレスでしたから・・・。ここで会えるなんてビックリしました。」
ガ「僕もだよ。また、君に会えて嬉しいよ。」
「お、私も嬉しいです・・・!///ガクトさんに会えて・・・。///」
ヤバい!会うの2回目なのに、生のガクトさん、かっこよすぎる・・・!///
俺はガクトさんの顔が直視できなくて、目を逸らしてしまう。
ガ「今、携帯電話って持ってるの?」
「え、はい。持ってますけど・・・。」
ガ「ごめんだけど、ちょっと貸してくれない?」
「え?あぁ、はい・・・。」
俺が携帯を渡すとガクトさんは、俺の携帯で何か打ち込んでいた。
ガ「これ、前は交換出来なかったけど。いつでもいいから。連絡して。じゃあ、そろそろ行くから。」
ガクトさんは俺の携帯を打ち込んだ後、俺の携帯を返却すると、意味不明なことを言った後に自分の楽屋に戻っていった。
え?連絡してって・・・。
俺は自分の携帯を確認すると「ガクト」と書かれた電話番号とメルアドが書いてあった。
ええぇぇ・・・!?お、落ち着け俺・・・!!
俺は早足で自分の楽屋に戻り、ドアを閉めると、ドアに背中を向け、もたれながら、ズリズリと崩れ落ちた。
ス「ど、どうしたんですか・・・!?ヌナ・・・!!」
テ「顔真っ赤ですけど、大丈夫ですか・・・!?」
「うん・・・。大丈夫・・・。///」
俺はあまりにも嬉しすぎて、さっき連絡先交換してくれた携帯を握りしめていた。
ガクトside
後日、彼女と共演したCMが流れた。
【いくつになっても素敵な結婚式を・・・。Happy Wedding】
このCMで僕と共演した彼女の正体が話題となった。
本当に彼女は綺麗だ・・・。見た感じ、僕より年下っぽい・・・。
CMから1週間後、バラエティ番組の収録の時に、
タ「あ、ガクトさん!」
「ん?君は・・・。」
僕に声掛けてきたのは、カラフルなジャケットに黒のショートパンツ、パーマをかけ、前髪をふんわり上げたハーフアップの黒髪の女の子が立っていた。
この子・・・、どっかで見たことあるような・・・。ん?この左右違う色の瞳、どこかで・・・。
タ「CMで一緒に共演したT.O.Pです。」
「・・・あぁ!BIGBANGの子か!一瞬、誰だかわからなかった・・・。」
そうだ!思い出した!CMの子だった・・・!!雰囲気が違ってたから気づかなかった・・・。
タ「そうですよね、あの時はウエディングドレスでしたから・・・。ここで会えるなんてビックリしました。」
「僕もだよ。また、君に会えて嬉しいよ。」
タ「お、私も嬉しいです・・・!///ガクトさんに会えて・・・。///」
彼女は赤面になりながら、僕を直視できないのか、視線を逸らした。
赤面している姿、やっぱり、彼女だ。化粧で印象違うけど、面影があるな・・・。
僕は前回、できなかったことをちょうど良い機会だと思いつき、
「今、携帯電話って持ってるの?」
タ「え、はい。持ってますけど・・・。」
「ごめんだけど、ちょっと貸してくれない?」
タ「え?あぁ、はい・・・。」
彼女は何の疑いもなく、素直に携帯を僕に渡すと、僕は連絡先を打ち込んだ。
もっと、彼女のことを知りたいし、CMで共演してから彼女のことで頭が離れられなかった・・・。
打ち終わると携帯を返し、
「これ、前は交換出来なかったけど。いつでもいいから。連絡して。じゃあ、そろそろ行くから。」
と言うと僕は自分の楽屋に戻った。
job『どうしたんガク。なんか、機嫌良さそうやな。』
『ん?ちょっとね♪』
連絡先を見て、どんな反応するんだろうな~。(ワクワク)