別世界転生 ~転生したら、並行世界だった件~
僕はチャンミン。前世は韓国で東方神起というグループで活躍しており、結婚し、子供も生まれ、孫も生まれ、仕事もプライベートも順調だった。
そんな平穏な日々に、僕は妻と子供、孫に看取られながら、静かに息を引き取ったが、
次に目が覚めた時は、赤ちゃんになっていた、前世の記憶を持ったまま。それだけじゃなく、周りを見たら、どれも日本語でカレンダーが1999年になっている。
どうやら、僕は過去のパラレル世界に転生したみたい。
最初は混乱したけど、今はどうでもいい。だって、
?「あれ?綾世。起こしちゃった?ごめんねぇ。」
だって、今世のオンマはすっごく美人・・・!!
あ、綾世というのは、今世の僕の名前です。
最初見た時に、あの韓国で人気のハイドさん似の美女が僕のオンマだって、驚いたけど、嬉しい気持ちが勝っちゃった。
今はもう、幸せな気持ちでいっぱい・・・。
「まんまぁ!」
声が僕の幸せの時間を潰された。視線の方に行くと僕を羨ましそうに見ている女の子の赤ちゃんと女の子を抱っこしているイケメンの男性が立っていた。
女の子を抱っこしているガクトさん似のイケメンは僕の今世のアッパ。男の僕でも惚れてしまいそうな色気のある色男。
そして、アッパに抱っこされている女の子は美月。1才上の僕の今世のヌナ。前世の僕は長男で一番上の立場だったけど、姉弟としてのマンネは初めてだった。
父「ハイド。大丈夫?そろそろ代わってあげようか?美月がさっきからハイドの所に行きたいってぐずってて・・・。」
母「ええで。全然。がっちゃんは綾世をお願いね。」
父「わかった。」
母「美月、おいで~。」
アッパはヌナをオンマに渡すと、アッパは僕を優しく抱っこをしてくれた。
美「まんまぁ~。」
母「美月は甘えん坊やなぁ~。」
「むぅ・・・。」
父「綾世、美月はお姉ちゃんと言っても、まだ赤ちゃんだし、ママに甘えたいのはしょうがないよ。パパで我慢してて。」
文句言ってもしょうがない・・・。というか、赤ちゃんだから喋れないのは当然か・・・。アッパは別に嫌いじゃないけど・・・。無駄にイケメンなのが気に入らないだけ・・・。
僕はアッパに身を委ねるように、ギュッとしがみついた。
父「(僕の息子、かわいい・・・!!)」
それにしても、家の内装がすごいな・・・。外観は見たことあるけど・・・、とんでもないぐらいの豪邸・・・。
どうやら、僕は日本人の子供として生まれただけじゃなく、お金持ちの子供として生まれた。
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