Someone Who Loves Me
俺たちは一旦、落ち着き、服を着替えた。
「お前、名前は?」
?「あ、チャン・ハヌルと言います・・・。」
「年齢は?職業は?」
ハ「27です・・・。しがない会社員です・・・。」
「会社員なのか?どっかのモデルとかじゃなくて・・・?」
ハ「い、いえ!違います・・・!!」
「それで、本題だけど、なんでハヌルがここに?」
ハ「あ-、覚えてないんですね。それは・・・。」
回想
ド「おい!ユノ、着いたぞ!」
「ん~・・・。」
ド「どうすんだよ・・・。俺、明日早いのに・・・。」
ハ「あの~・・・、どうしました・・・?」
ド「ん?お前は?」
ハ「あー、僕はここの住人です。困ってるみたいですけど、よければ僕がその人の部屋に送ってあげましょうか?」
ド「それは助かる!よろしく頼む!」
ハ「あ、はい・・・。」
一旦、ユノの部屋に入ることができたハヌルは、ユノをベッドに寝かせ、キッチンに行き、水を取りに行き、ユノを起き上がらせ、水を飲ませることができた。
ハ「大丈夫ですか・・・?」
ユ「・・・。」
ハ「あ、あの・・・。ん・・・!」
ユノはいきなり、ハヌルの唇にキスをした。
ハ「あ、あの・・・!!」
ユ「なぁ、慰めてくれよ・・・。」
ハ「へ?」
ユ「俺、捨てられて、すごく傷ついてるんだ・・・。なぁ、頼む・・・。」
ハ「ッ・・・!!」
幸い、ハヌルは恋人がいなかっため、理性が切れ、ユノを抱いたのだった。
回想終了
再びユノside
「嘘だろ・・・?」
ハ「ほんとです。」
「俺、ハヌルに、抱かれた・・・?・・・あぁ!!」
俺はとんでもないことしでかし、頭を抱えた。
なんということだ・・・!初対面相手になんてことを・・・!!
「ハヌル、ごめんな・・・。」
ハ「い、いえ・・・、大丈夫です・・・。ユノさんですよね?東方神起の。」
「あぁ。よく知ってるな。」
ハ「そりゃ、有名ですし。当たり前ですよ。」
「ところで、ここって高いだろ?サラリーマンが住む所じゃねぇし・・・。」
ハ「あー、父が僕が1人暮らしする時に部屋をプレゼントされたtんです。」
「え!?お前のお父さんって、金持ちなのか!?」
ハ「まぁ、自分でいうのなんですが・・・、父は〇〇グループの社長で、会長は祖父なんですけど・・・。」
「・・・え?えぇーーー・・・!?」
〇〇グループって、あの有名な財閥じゃねぇか!?そこの、御曹司・・・!?
ハ「僕は断ったんですけど、もう購入したからって・・・。」
「それで住むことになったと・・・?」
ハ「はい・・・。けど、御曹司とかそういう目線で見られたくなくて、別の会社で会社員をやっています。」
「お坊ちゃまも大変なんだな・・・。」
ハ「それより、気になったんですけど・・・。」
「なんだ?」
ハ「ユノさんは覚えてないかもしれませんけど・・・、昨日、「俺、捨てられて、すごく傷ついてるんだ・・・。」って言ってました。あれって、どういうことなんですか?」
「あ、あぁ・・・。ハヌルにとっては気持ち悪い話かもしれないけど、実は・・・。」
俺はチャンミナと恋人同士だったことと浮気され、別れたことを全て話した。
ハ「まさか、チャンミンさんと付き合ってたなんて・・・。」
「そうなんだ・・・。知ってるのは、キュヒョナとドンへだけなんだ・・・。」
ハ「ユノさんがいるのに、浮気するなんて・・・。僕だったら、捨てたりしないのになぁ・・・。ボソ」
「え?」
ハ「あぁ!いえ!なんでもありません・・・!」
実は俺、ハヌルの最後の言葉が聞こえていた。
「ハヌル・・・。」
ハ「はい?」
「その言葉、信じていいのか・・・?」
ハ「へ?」
「お前だったら、俺を捨てたりしないか・・・?」
ハ「え!?///いや・・・。///」
俺はハヌルの胸に顔を埋め、
「俺、寂しいし、辛いんだ・・・。チャンミナに裏切られて・・・。」
ハ「ユノさん・・・。」
「俺に、心の傷を、癒やしてくれよ・・・。」
俺はハヌルの胸の中で静かに泣き、ギュッとハヌルの服を掴むと、ハヌルは俺をそっと優しく抱きしめてくれた。
続く
4/4ページ
