Someone Who Loves Me


僕はユノを愛しています。けど、やっぱり僕は女性が好きだ。ユノとは付き合ってるけど、ユノには内緒で他の女性と一夜を共にしている。

キュ「お前、もういい加減そういうのやめた方がいいぞ。」
「大丈夫だって。まだユノにはバレてないから。」
キュ「お前さ、そんな呑気なことを言ってる場合じゃねぇぞ。いくら、ユノヒョンと付き合ってるからって浮気はよくねぇぞ。」
「だから、浮気じゃないって何回も言ってるだろ?たまの息抜きっていうもんだよ。」
キュ「お前なぁ・・・、いつか、ユノヒョンから捨てられても俺は知らないからな。」
「まさか、ユノは鈍感ですから、さすがに気づきはしないよ。」

キュヒョンと飲みに行った翌日、

ユ「なぁ、チャンミナ。この後、仕事終わりにチャンミナの家に行っていいか?久しぶりにお家デートしたいし。」
「あぁ、ごめんなさい・・・。僕、この後、用事があるんです・・・。すみませんが、また今度で。」
ユ「あ、そうなんだ・・・。」

本当は嘘、本当は女性と会う約束をしているんです。一夜を共にする相手を・・・。

女「意外とがっつきタイプなのね。」
「そうですか?普段からこうですけど。」
女「でも、好きよ。こういうギャップがある所が。」

僕とその女性は外へ出て、

女「また会いましょうね。」
「はい。またの機会があれば。」

まぁ、当分はない・・・。僕は同じ相手と寝ないタイプだから・・・。

けど、まさか、ユノに見られていたのは、この時の僕は思ってもみなかった。

翌日、今日は雑誌の仕事でユノがいつもより早く来ていた。

「ユノ、おはようございます。」
ユ「あぁ・・・、おはよう・・・。」
「?」

どうしたんですか?今日のユノ・・・。いつもだったら、
「おぅ、チャンミナ~!おはよう!」って笑顔で言ってくれるのに・・・。今日はやけによそよそしいな・・・。

僕は疑問に思いながら、仕事に集中した。そして、仕事が終わり、ユノは笑顔で「お疲れさま」と言い、楽屋からそそくさと出て行こうとしていたが、僕はそんなユノを捕まえると、人気のない所へ連れだした。

「今日はどうしたんですか?素っ気ない態度だなんて、どこか具合悪いですか?」
ユ「・・・。」

ユノは僕の目を見ず、逸らしていた。

「なんで、僕の目を見ないんですか?」
ユ「・・・昨日、ドンヘと飲みに行った帰りの時にお前が、知らない女性と出て行く姿を見たんだ・・・。」
「ッ・・・!?」

まさか、昨日、見られてたなんて・・・!!

「ち、違いますよ、ユノ・・・!!あの女性とはそういう関係じゃないですよ・・・!!」
ユ「何が違うんだ?最近、俺との付き合いが悪いし、俺がデートしようと言っても「用事」とかそればっかり・・・!!その用事って、今まで、他の女性と会っていたってことだろ・・・!?俺が今まで、どれだけ我慢してきたか・・・!」

ユノは涙を堪えながら、僕に訴えかけた。

「ユノ、本当にごめんなさい・・・!!でも、僕が愛してるのはユノだけなんです・・・!!信じて下さい・・・!!」
ユ「・・・信じられるわけないだろ!?俺は今まで、ずっと、お前の事想ってた。けど、お前は浮気をして、何度も俺を裏切った・・・。」
「う、浮気じゃないです・・・!!あの女性とは1度きりです・・・!!」
ユ「1度きりって・・・、浮気してたの変わんないじゃないか・・・!!・・・もういい。」
「え?」
ユ「俺、チャンミナのこと見損なった・・・。」
「ユノ・・・?」
ユ「もう、お前とは別れる・・・。」
「え・・・?」

ユノの突然の別れ宣言で、僕は頭が混乱した。

「ユノ、何言って・・・。」
ユ「だから、お前とは別れるって言ってんだよ・・・!」
「そんな、嫌ですよ・・・!ユノ・・・、別れるなんて・・・!!」
ユ「お前とは話にならない。浮気じゃないと言い訳ばっかりで・・・、そんなの納得するわけないだろ?こんなの、あんまりだ・・・。」
「ユノ・・・、僕は・・・!!」
ユ「とにかく。お前が何て言おうと、俺たちはもう終わったんだ・・・。」

そう言うと、ユノは僕の顔を一切見ず、振り向くことなく、去って行った。それから、ユノは仕事以外は僕のことを避けてる。

続く
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