始まりの章
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世界線・プロローグ
ヴェスペリアの物語が終わった時点でのお話。
星喰みの件で一件落着し、情勢を立て直そうとしている皆の前に急に海の上に扉が現れる。
その中はまるで別世界のようで、騎士団やギルドが中に入っていったが、遂には帰ってこなかった。
扉からちょっと見たものの話によればそこは“不思議なダンジョン”らしい。
事を重大だと捉えた両者がその扉の近くに街を作り、ダンジョン踏破を目指す、というお話になります。
界層ごとにダンジョンが異なり、挑む者に試練を与えるでしょう。
そんな中、凜々の明星もダンジョン踏破に乗り出して、そして主人公に会って……そこからお互いの物語を紡いでいく。
という話です!
ではプロローグどうぞ!
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そこは、不思議なダンジョンだった。
突如現れた、不自然なまでの扉。
その扉はなんと海の上に現れたのだ。
不思議で、不自然で、見る者を虜にしたのは間違いない。
だって海の上に突如現れた、何の変哲もない扉なのだから開けずに去るという方が可笑しい。
開けた者に言わせると、そこにはまた海があった。
ただの扉かと思いきや、扉の中に手をやると向こう側から手が出てこなかった。
こことは異次元、そして未知なるダンジョンなのだ、と発見した者は大喜びだった。
そこからは噂が噂を呼び、誰も彼もその扉を潜って異次元な場所へとロマンを求め旅立っていく。
……しかし、そこから帰ってくる者はいなかった。
帝都の騎士団もその事実を確認すべく扉の向こうへと姿を消す。
しかし、やはり騎士団も帰っては来ない。
その事からその扉は〈難攻不落の扉〉(イモータル・ゲート)と呼ばれるようになった。
その扉の周りをいつしか街が出来て、栄えるようになって、〈難攻不落の扉〉へと挑む者が増える様になった。
準備万端に行ったとある冒険者が戻ってきて、こう言った。
__『ここは不思議なダンジョンだ』と。
金銀財宝を求め一攫千金を求める者、
未知なる研究素材の為に扉を潜る者、
最初の完全踏破者になりたいと豪語する者。
それぞれの思惑が不思議なダンジョンへと消えていく。
さぁ、始めよう。
貴女達は、どんな物語を紡いで、この〈難攻不落の扉〉を制覇するのか。
きっとそれは、仲間を信じるものにしか達成出来ない事なのだから。