〈難攻不落の扉〉へようこそ

TOVの長編。お相手はユーリ。

ここは、不思議なダンジョン。
界層毎に違うダンジョンが待ち受けているわ。
どんな凄腕の冒険者も、どんな精鋭の騎士でもここ通る事敵わん……。


さあ、貴女は仲間達とどんな物語を紡いでくれるの?

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目次

  • 始まりの章

    ようこそ、不思議なダンジョンへ。
    数多の冒険者が挑んだこの界層…。
    貴女は……貴女達は、最後まで辿り着ける?

    そして辿り着いた先には、果たして、何が待っているのでしょう?

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  • 第1界層 〜変幻自在なる翻弄の海〜

    ここは、変幻自在なる翻弄の海。
    全てを呑み込む波に攫われた行方不明者は数知れず。
    あの帝都の騎士団でさえ、ここを通り抜けること叶わなかった。

    貴女達は、果たしてここを通り次の界層へと辿り着ける?
    それとも海の藻屑となり、その身は海葬になってしまうの…?

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  • 第2界層 〜恒河沙数たる火蛾の街道〜

    ここは、火蛾(ほが)の街道。
    火蛾とは“灯火のまわりに集まる蛾”のこと。
    つまり、ただの街道ではない。

    貴女達は、ここを通り果たして先に進むことが出来る?

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  • 第3界層 〜窮猿投林の流転の森〜

    ここは、流転の森。
    流転とは“移り変わってやむことがない”こと。
    そう…、ここは景色が移り変わり、迷いやすくなっているわ。
    窮猿投林とは”困っているときには、あれこれとえり好みなどしている余裕はないたとえ。”
    迷ってる暇はないわ。だって、すぐに移り変わってしまうもの…。

    さぁ、貴女達はここを突破出来るのかしら?

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  • 第4界層 〜進退両難なる黒雨の湿原〜

    ここは、黒雨の湿原。
    黒雨とは、“空を暗くするほどの大雨”ということ。
    そう、ここは見渡す限り暗い夜道の様な湿原。
    後は全てを呑み込む泥沼の様な湿原と、天から降る雨にはご注意を。

    さぁ、貴女達はこの大雨の中、そしてこんな足場の悪い中を進んでいけるのかしら。
    でも……まだここは4界層ですよ。

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  • 第5界層 〜不朽不滅の幽鬼の塔〜

    ここは、幽鬼の塔。
    幽鬼とは、“死者の霊魂、亡霊、幽霊、化け物、妖怪”のこと。
    塔を登り詰めるのはちょっとやそっとじゃ上手くいかない。
    何故なら“彼ら”が見張っているのだから。

    さぁ、貴女達は“彼ら”とどう出逢い、どうやって上へと目指すのでしょう。
    黄泉にはお気を付けて。

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  • 第6界層 〜蛙鳴蝉噪なる罪過の湖〜

    ここは、蛙鳴蝉噪あめいせんそうなる罪過の湖。
    罪過とは、“法律や道徳に背いた行い。あやまち”ということ。
    蛙鳴蝉噪とは、"がやがやと煩いこと。また内容のない議論や文章の例え"ということ。
    つまり、ここは無法者達の流れ場。
    見渡す限り湖のここではそんな彼らによって、常識は通用しません。

    さぁ、貴女達は罪人と過ごして、常識や自分の意志を保てる?

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  • 第7界層 〜永久不変たる薄霧の鍾乳洞〜

    ここは、永久不変たる薄霧の鍾乳洞。
    薄い霧に覆われる鍾乳洞の中は永遠に変わる事のない景色。
    鍾乳洞とは、海底でサンゴなどが堆積してできた石灰岩が、地殻変動によって地上に隆起し、長い歳月を通して雨水や地下水に侵食されてでき上がった洞窟の事。

    さぁ、貴女達はこの永遠に変わる事のない薄霧の中どうやって通り抜ける?
    くれぐれも仲間とはぐれない様、ご注意を。

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  • 第8界層 〜蜿蜒長蛇なる深淵の懸河〜

    ここは、蜿蜒長蛇えんえんちょうだなる深淵の懸河けんが
    蜿蜒長蛇とは、うねうねと長く続いているもののたとえ。
    懸河とは、勢いよく流れる川や傾斜の急な早瀬の川の事。
    つまり、ここは長く長く続く流れの早い川。
    深淵なる深さを持つその川に落ちればたちまち冒険者の命の灯は消えてしまうだろう。

    さぁ、貴女達はこの激流をどうやって潜り抜けるのでしょう。

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