変換なしの場合雪奈になります
2章:二人目の異世界人
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謙信様に拾われてから早くも一年が過ぎて僕はこの世界の生活にも慣れてきた。
文字は景持さまに教えてもらい
武術の稽古は景勝さまと景家様に教えてもらい
遊び相手や街のやり取りなどは景勝さまと殆ど相手してもらっている初めはあんまりお互いに話さなかったけど
今ではお互いに気を許す程度に心を開いている。
お互いため口で暇なときは大抵いつも一緒にいるほど。
兼続さまは…何というか素直じゃないし、色々口うるさくいってくるけど日常生活は殆ど景持さまがいない時は兼続さまがやってくれている。
苦手だけど、何とかやれている‥‥
そんな状態が続いてい平和です。
謙信様に僕の忍びの力を謙信様たちの役に立つために恩を返すために使うことを決意して上杉軍の直属の忍びとして向かい入れてほしいと願い出たのだ。
初めは女子供が戦場にでることじゃないと断られたが
それでは忍びの名折れということで粘りに粘って許可を得た。
僕は見た目は子供だが…頭脳は大人なんだよ←どこかで聞いたセリフだな…
いつも以上の力が出せなくたって、アカデミーのころと思えば苦ではないそれに慣れればいいし、修行だってすれば強くなれる皆を助けられるんだ…
僕は初めて喜びを感じた。
今現在は街の付近に厄魔の姿を見かけたという報告があったためにパトロールをしている最中だ。
厄魔「ぐぉおおおー」
厄魔の咆哮が聞こえた!
その方向ハ上杉領の丘の近くだった。
「っ!早く対峙にいかないと!その前に…あれ?あの人陰は・・・!!」
どこか見覚えの服装…それに…あの女の人は?
厄魔「グォオオオー」
女の人「きゃあああー!」
オンナの人が襲われそうになる、考えている暇はない
あのひとを助けなきゃ
「危ない!!風遁孔雀旋風陣 」
風を身に纏う防御技。
ブォオオオ
僕たちの周りを厄魔から守るように暴風が襲い掛かる
半分は蹴散らせた。
女性「あ、…あなたは?(コ、子供!)」
「危ないから僕のそばを離れないで…!」
この数では謙信様を呼ぶより対峙した方が早いか
ということで僕と(元の姿だったら)同い年の女の子を庇いながら戦うことになった。
まぁ数は数十匹程度この数なら一人で倒せる。
「さぁ、厄魔ども!!僕が相手だかかってこい!!」
厄魔「グォオオ―」
「風遁豪空砲 」
先ほど作った風を利用して風の球体を作り上げて厄魔に向けて放つとすぐに消えていった。
女性「…き、えた!?」
「大丈夫…?」
女性「…へ?…あ、ありがとう…」
唖然としていたのか何が起きているのか混乱している様子だった
「さてと、厄魔も対峙できたことだし、はやくかえら厄魔「グォオオ」っ!!」
女性「危ない!!」
まだ生き残りがいたらしい厄魔は既に僕の背後に迫って大きな爪の武器を振り下ろそうとしていた。
咄嗟に構えを取ろうとするが突然入った人影が流れるような動作で切り払った厄魔が再び雄たけびを上げて、消えていった…
「…!」
この動作は…まさか、
謙信「…無事か」
珍しく少し焦った顔でこちらにやってきて助けてくださったのは謙信様であった。
「謙信様!!」
女性(エッ!謙信って…?)
謙信様は女性の手を掴みぐいっと引っ張る
謙信様に気を取られていて女性がバランスを崩し崖から落ちそうになっているのに気づかなかった!
謙信様が引っ張ってくださったおかげで女性は落ちずにすんだ…だけど、僕の不甲斐ないばかりに危険な目に合わせてしまったことに歯がゆさを感じた。
謙信「怪我はないか?娘…」
女性「あ、」
再びあの咆哮聞こえた…また厄魔がやってきたのか
謙信様に迫っている間に合うか!!
間に合え僕が駆け出し術を出そうとすると目の前の厄魔が消されていた。
そこにいたのは影家さまだった
景持「謙信様!お怪我はございませんか!」
謙信「問題ない助けれたな」
景持「これくらいお安い御用です、雪奈も無事カ?」
「…は、はい…ありがとうございます…景持様」
景持「…厄魔を見かけた時はヒヤッとしましたけどね」
景家「だな。まさかこんな城に近いところまで出るとは」
景持「領民が襲われる前に倒せてよかったです…雪奈またあんな無茶をして…
下手したら死んでいたのかもしれないんですよ?
何故、すぐに連絡しなかったんです」
「…ぅ、…ご、ごめんなさい」
景持「‥まったく、あとでお説教ですからね…
ところで謙信様、そちらの方は?」
謙信「知らぬ娘だ…厄魔に襲われていた。
それを雪奈が助けたらしいが
まだ生き残りがいてな…襲われそうになっていた…」
景家「踏むと野村の娘にしては変わった恰好をしているな
おい、娘!ドこの村のものだ?」
女性「えっと…」
上手く状況が見えていないのか混乱しているのか
彼女は戸惑っているように見える
しかし、彼女の服装…何でだろう凄く懐かしい気がする…。
謙信「まだ、厄魔がいるかもしれん
喰われたくなければ早く家に帰れ…ではな。」
そういって僕らは帰ろうとした時「待ってください」と女性に呼び止められた。
僕たちは振り返る・‥。
謙信「なんだ?」
女性「あの…助けてくださって…ありがとうございます
それで…あの私「結月」っていいます!私ここがどこだかわからなくてどうやって帰ればいいのかもわからないんです
ですので、お願いします!助けていただけませんか?」
必死に頭を下げているあたりどうやら本当に困っているようだ。
「…謙信様…」
謙信「うむ、いいだろう。しばらくの間我が城に身を寄せると言い…」
結月「ほんとうですか?!アリがとうございます」
景持「ですが、謙信様素性のわからぬものを城に招くのは危険では?」
景持「見るからに怪しい格好をしていますからね」
謙信「しかし、山中に見捨てていくわけにもいかないだろう
それに…その素性のしれぬものを拾ったおかげで我々は多いに助かっていた部分も一時期あったしな」
とちらりと僕の方を見る
そうそれはつまり僕のことを言っているのだ
景持さまも僕の方を見て「なるほど」と呟く
景持「しかし、皆が皆…雪奈のような人間とは限らないんですよ?」
謙信「心得ている。第一力あるものは力なきものを守義務がある
助けを求められれば、尚更断るわけにはいくまい」
その言葉に影持さまと影家さまはお互いに目を合わせてから
やれやれと肩をすくめた。
景持「わかりました・・・謙信様がそうおっしゃるなら」
景家「娘…運がよかったな謙信様の寛大なお心に感謝するんだぞ」
とくぎを刺した
結月「はい、ありがとうございますえっと…謙信様?」
景家「なにっ!?この方の名前を知らないのか!!
上杉領の者なら知らん奴はいないはずだが…おい、まさか他国の間者じゃないだろうな?」
結月「ち、違います」
景家「なら…答えろ」
結月(そういわれても…謙信…どこかできいたような)
結月「あ、もしかして上杉謙信?戦国大名の!?」
景家「なんだ、知っているじゃないか!いかにもこの方は上杉謙信この上杉領を収めて居るお方だ」
影持「影家…素性のわからない相手にそのようなことを話すのは…」
景家「まぁ、いいだろうこの程度で不利になる謙信様ではないからな!
それに俺はこの娘を信じたわけでない」
謙信「景家、影持そのくらいにして城に戻るぞ
雪奈任務の報告をしてもらうのと…わかっているな?」
「…ぅぅ…はぃ」
謙信「娘お前も来たければついてくると言い…」
結月「はい、あ…あれ?」
謙信「どうした?」
結月「すみません腰が抜けちゃって…汗)」
謙信様が結月さんと名乗る方をお姫様抱っこして城に戻る形になった。
いいな…謙信様…遊んでくれないかな…←
そして城に帰ってきた僕たち…
結月さんを部屋に送った後、謙信様がついてこいというので報告に向かうためについていった。
影持さまと景家様を残して。
それからというもの僕は謙信様に武田軍の動きを報告した後怒られてしまった無茶をするなと…
謙信様に怒られた後に影持さまがやってきて僕に小一時間説教を食らってしまった…もう泣きたい…←
こういうときは歌を奏でるのが一番の癒しだよね…
というわけで中庭の方へ深夜満月が昇星空の下でギターを巻物から取り出した
ポン…
「さてと今日は何を歌うかな…」
こんなきれいな星空の日にはあの曲を歌おう
「瞬く星の下で」
ジャラーンという音が流れて息をすうと吸い込む
真夜中でみんな疲れているだろうし…うるさくしないといけないね
ー…見渡す限りの荒野で一人たっているんだ
そりゃあ身震いもするだろう
懐かしい音楽を奏でながらリズムに乗り歌う。
ー世界が微笑む
この場所がどこだろうと見渡せば瞬く星
その下で君を思えば悪くない夜になる
冷たい胸に火が灯る
歌が歌い終わると人の気配がして
「‥‥だれ?そこにいるの?」
その気配を感じる方へ声をかけると先ほど助けた女の人がいた。
「……貴方は…さっきの」
結月「…あ、あの」
恐る恐る声をかけてきたあぁ、僕はまだ警戒したままだったことに気づき警戒を緩めた。
何時もの僕なら無視をするところだけど何故だろうか?
この時の僕はこの人が…僕と同じ匂いがすると思ったから。
「…ここにおいでよ…おねえさん」
ポンポンと縁側を叩いて隣に来るように示した。
ゆっくりと歩いてきて僕の隣に座った。
名前は確か…結月…さんだったよね?
「…まだ、起きてたんだ…」
結月「う、うん…何だか眠れなくて…それで歌が聞こえてきたから来てみたの…」
「ごめん、うるさかった?」
結月「ううん…素敵な歌声だったよその曲どことなくきいたことがある曲だったから…」
文字は景持さまに教えてもらい
武術の稽古は景勝さまと景家様に教えてもらい
遊び相手や街のやり取りなどは景勝さまと殆ど相手してもらっている初めはあんまりお互いに話さなかったけど
今ではお互いに気を許す程度に心を開いている。
お互いため口で暇なときは大抵いつも一緒にいるほど。
兼続さまは…何というか素直じゃないし、色々口うるさくいってくるけど日常生活は殆ど景持さまがいない時は兼続さまがやってくれている。
苦手だけど、何とかやれている‥‥
そんな状態が続いてい平和です。
謙信様に僕の忍びの力を謙信様たちの役に立つために恩を返すために使うことを決意して上杉軍の直属の忍びとして向かい入れてほしいと願い出たのだ。
初めは女子供が戦場にでることじゃないと断られたが
それでは忍びの名折れということで粘りに粘って許可を得た。
僕は見た目は子供だが…頭脳は大人なんだよ←どこかで聞いたセリフだな…
いつも以上の力が出せなくたって、アカデミーのころと思えば苦ではないそれに慣れればいいし、修行だってすれば強くなれる皆を助けられるんだ…
僕は初めて喜びを感じた。
今現在は街の付近に厄魔の姿を見かけたという報告があったためにパトロールをしている最中だ。
厄魔「ぐぉおおおー」
厄魔の咆哮が聞こえた!
その方向ハ上杉領の丘の近くだった。
「っ!早く対峙にいかないと!その前に…あれ?あの人陰は・・・!!」
どこか見覚えの服装…それに…あの女の人は?
厄魔「グォオオオー」
女の人「きゃあああー!」
オンナの人が襲われそうになる、考えている暇はない
あのひとを助けなきゃ
「危ない!!
風を身に纏う防御技。
ブォオオオ
僕たちの周りを厄魔から守るように暴風が襲い掛かる
半分は蹴散らせた。
女性「あ、…あなたは?(コ、子供!)」
「危ないから僕のそばを離れないで…!」
この数では謙信様を呼ぶより対峙した方が早いか
ということで僕と(元の姿だったら)同い年の女の子を庇いながら戦うことになった。
まぁ数は数十匹程度この数なら一人で倒せる。
「さぁ、厄魔ども!!僕が相手だかかってこい!!」
厄魔「グォオオ―」
「
先ほど作った風を利用して風の球体を作り上げて厄魔に向けて放つとすぐに消えていった。
女性「…き、えた!?」
「大丈夫…?」
女性「…へ?…あ、ありがとう…」
唖然としていたのか何が起きているのか混乱している様子だった
「さてと、厄魔も対峙できたことだし、はやくかえら厄魔「グォオオ」っ!!」
女性「危ない!!」
まだ生き残りがいたらしい厄魔は既に僕の背後に迫って大きな爪の武器を振り下ろそうとしていた。
咄嗟に構えを取ろうとするが突然入った人影が流れるような動作で切り払った厄魔が再び雄たけびを上げて、消えていった…
「…!」
この動作は…まさか、
謙信「…無事か」
珍しく少し焦った顔でこちらにやってきて助けてくださったのは謙信様であった。
「謙信様!!」
女性(エッ!謙信って…?)
謙信様は女性の手を掴みぐいっと引っ張る
謙信様に気を取られていて女性がバランスを崩し崖から落ちそうになっているのに気づかなかった!
謙信様が引っ張ってくださったおかげで女性は落ちずにすんだ…だけど、僕の不甲斐ないばかりに危険な目に合わせてしまったことに歯がゆさを感じた。
謙信「怪我はないか?娘…」
女性「あ、」
再びあの咆哮聞こえた…また厄魔がやってきたのか
謙信様に迫っている間に合うか!!
間に合え僕が駆け出し術を出そうとすると目の前の厄魔が消されていた。
そこにいたのは影家さまだった
景持「謙信様!お怪我はございませんか!」
謙信「問題ない助けれたな」
景持「これくらいお安い御用です、雪奈も無事カ?」
「…は、はい…ありがとうございます…景持様」
景持「…厄魔を見かけた時はヒヤッとしましたけどね」
景家「だな。まさかこんな城に近いところまで出るとは」
景持「領民が襲われる前に倒せてよかったです…雪奈またあんな無茶をして…
下手したら死んでいたのかもしれないんですよ?
何故、すぐに連絡しなかったんです」
「…ぅ、…ご、ごめんなさい」
景持「‥まったく、あとでお説教ですからね…
ところで謙信様、そちらの方は?」
謙信「知らぬ娘だ…厄魔に襲われていた。
それを雪奈が助けたらしいが
まだ生き残りがいてな…襲われそうになっていた…」
景家「踏むと野村の娘にしては変わった恰好をしているな
おい、娘!ドこの村のものだ?」
女性「えっと…」
上手く状況が見えていないのか混乱しているのか
彼女は戸惑っているように見える
しかし、彼女の服装…何でだろう凄く懐かしい気がする…。
謙信「まだ、厄魔がいるかもしれん
喰われたくなければ早く家に帰れ…ではな。」
そういって僕らは帰ろうとした時「待ってください」と女性に呼び止められた。
僕たちは振り返る・‥。
謙信「なんだ?」
女性「あの…助けてくださって…ありがとうございます
それで…あの私「結月」っていいます!私ここがどこだかわからなくてどうやって帰ればいいのかもわからないんです
ですので、お願いします!助けていただけませんか?」
必死に頭を下げているあたりどうやら本当に困っているようだ。
「…謙信様…」
謙信「うむ、いいだろう。しばらくの間我が城に身を寄せると言い…」
結月「ほんとうですか?!アリがとうございます」
景持「ですが、謙信様素性のわからぬものを城に招くのは危険では?」
景持「見るからに怪しい格好をしていますからね」
謙信「しかし、山中に見捨てていくわけにもいかないだろう
それに…その素性のしれぬものを拾ったおかげで我々は多いに助かっていた部分も一時期あったしな」
とちらりと僕の方を見る
そうそれはつまり僕のことを言っているのだ
景持さまも僕の方を見て「なるほど」と呟く
景持「しかし、皆が皆…雪奈のような人間とは限らないんですよ?」
謙信「心得ている。第一力あるものは力なきものを守義務がある
助けを求められれば、尚更断るわけにはいくまい」
その言葉に影持さまと影家さまはお互いに目を合わせてから
やれやれと肩をすくめた。
景持「わかりました・・・謙信様がそうおっしゃるなら」
景家「娘…運がよかったな謙信様の寛大なお心に感謝するんだぞ」
とくぎを刺した
結月「はい、ありがとうございますえっと…謙信様?」
景家「なにっ!?この方の名前を知らないのか!!
上杉領の者なら知らん奴はいないはずだが…おい、まさか他国の間者じゃないだろうな?」
結月「ち、違います」
景家「なら…答えろ」
結月(そういわれても…謙信…どこかできいたような)
結月「あ、もしかして上杉謙信?戦国大名の!?」
景家「なんだ、知っているじゃないか!いかにもこの方は上杉謙信この上杉領を収めて居るお方だ」
影持「影家…素性のわからない相手にそのようなことを話すのは…」
景家「まぁ、いいだろうこの程度で不利になる謙信様ではないからな!
それに俺はこの娘を信じたわけでない」
謙信「景家、影持そのくらいにして城に戻るぞ
雪奈任務の報告をしてもらうのと…わかっているな?」
「…ぅぅ…はぃ」
謙信「娘お前も来たければついてくると言い…」
結月「はい、あ…あれ?」
謙信「どうした?」
結月「すみません腰が抜けちゃって…汗)」
謙信様が結月さんと名乗る方をお姫様抱っこして城に戻る形になった。
いいな…謙信様…遊んでくれないかな…←
そして城に帰ってきた僕たち…
結月さんを部屋に送った後、謙信様がついてこいというので報告に向かうためについていった。
影持さまと景家様を残して。
それからというもの僕は謙信様に武田軍の動きを報告した後怒られてしまった無茶をするなと…
謙信様に怒られた後に影持さまがやってきて僕に小一時間説教を食らってしまった…もう泣きたい…←
こういうときは歌を奏でるのが一番の癒しだよね…
というわけで中庭の方へ深夜満月が昇星空の下でギターを巻物から取り出した
ポン…
「さてと今日は何を歌うかな…」
こんなきれいな星空の日にはあの曲を歌おう
「瞬く星の下で」
ジャラーンという音が流れて息をすうと吸い込む
真夜中でみんな疲れているだろうし…うるさくしないといけないね
ー…見渡す限りの荒野で一人たっているんだ
そりゃあ身震いもするだろう
懐かしい音楽を奏でながらリズムに乗り歌う。
ー世界が微笑む
この場所がどこだろうと見渡せば瞬く星
その下で君を思えば悪くない夜になる
冷たい胸に火が灯る
歌が歌い終わると人の気配がして
「‥‥だれ?そこにいるの?」
その気配を感じる方へ声をかけると先ほど助けた女の人がいた。
「……貴方は…さっきの」
結月「…あ、あの」
恐る恐る声をかけてきたあぁ、僕はまだ警戒したままだったことに気づき警戒を緩めた。
何時もの僕なら無視をするところだけど何故だろうか?
この時の僕はこの人が…僕と同じ匂いがすると思ったから。
「…ここにおいでよ…おねえさん」
ポンポンと縁側を叩いて隣に来るように示した。
ゆっくりと歩いてきて僕の隣に座った。
名前は確か…結月…さんだったよね?
「…まだ、起きてたんだ…」
結月「う、うん…何だか眠れなくて…それで歌が聞こえてきたから来てみたの…」
「ごめん、うるさかった?」
結月「ううん…素敵な歌声だったよその曲どことなくきいたことがある曲だったから…」