ボルナルワンドロ

ボルトとナルト

いつも父ちゃんの背中ばかりを追っかけていた。
手に届きそうで届かない…。あと一歩のところですり抜ける。
まるで俺の事を弄んでいるかのようだ。
いつしかその哀しみが苛立ちに変わってた。
苛立ちから父ちゃんに突っ掛かるようにもなっていた。
親子の関係も拗れてから判った父ちゃんの偉大さ。
危機一髪のところで漸くわかり合えた。
それからは父ちゃんともよく話すようになった。だが、一番は今父ちゃんと一緒の時間を過ごす事が増えたのが凄く嬉しかった。
いつまでも父ちゃんと笑って話し合える今この瞬間が一番幸せだと胸を張って言い切れるってばさ!!


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