スキお礼、12月編
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お礼ミニストーリー『12月編』
……………………………
シリウス号がある島に立ち寄った時の事…
ナギと2人で現地の森の奥にある島の特産品を採取しに来ていた。
「へぶっしょん!!」
ナギ「………風邪か?」
「……ずびっっ…違いますね。これは………スンスン。」
鼻を啜りながら周囲の匂いを嗅ぐ彼女の様子を見たナギは一言。
ナギ「……犬みてぇだな。」
「ぅワン!!……ちょ〜っと待っててくださいね……スンスンスン…」
ナギに犬みたいと言われ、一度だけ犬の鳴き真似をしてから彼女は再び周囲の匂いを嗅ぐ行為を再開した。
少しして、
「あ!やっぱりいましたよ、ナギさん♪……ふぁいっっっしゅーんっ!!!」
何かを見付けたのと同時に彼女は盛大なくしゃみをした。
ナギ「……何がいたんだ?」
「ジャンボ角鹿です!!」
ナギ「……トナカイか。」
2人の視線の先には立派な角を生やしたトナカイがいた。
ナギ「トナカイとお前のくしゃみに何の関係があるんだ?」
「ナギさんはジャンボ角鹿の事をトナカイって言うんですね。
確かにトナカイの方が文字数少なくて言い易い!よし、私も今度からトナカイって言おう。」
ナギ「………」
「あ、くしゃみとの関係はですね………あ……ヤバいです、くしゅんっくしゅんくしゅんっっ!!」
答えを言う前に急にくしゃみを連発し始める彼女。
すると、彼女のくしゃみ音に驚いたトナカイが慌ててその場から逃げようとしたその時、
ナギ「……!!」
なんとトナカイは走り去るのではなく、フワリと宙に体を浮かべて飛び去ってしまった。
「へ〜〜っくしゅん!!」
最後に大きなくしゃみをした彼女はチリ紙で鼻を拭いている。
「いやー、何故か昔から空を飛べるトナカイの近くにいるとくしゃみが止まらなくなるんですよ。」
ナギ「……トナカイって空を飛ぶのか?」
羽の生えてない動物が空を飛び去る様子を初めて見たナギは彼女に詳細を聞いた。
「飛べない子がほとんどだけど、今みたいにたま〜にいるんですよ。
しかも1年のうちに今の時期しか飛ばないらしくって、レアなトナカイみたいです。」
ナギ「………」
様々な獣が出没していた山育ちのナギでも初めて耳にする事実である。
「なので!!私はこのくしゃみ能力を活かして何度か短期バイトをしてましたね。」
ナギ「……?」
そんな限定的な能力を活かした仕事とは何だろうか?
ナギは首を傾げた。
「ズバリ、『空飛ぶトナカイ捜索バイト』です!!
仕事内容はそのまま。空飛ぶトナカイを探してる依頼人のために私のくしゃみで見付ける、というものです!」
仕事内容を聞いてナギは1つ思い出した。
ナギ「……そんな事出来るってメス豚みてぇだな。」
「え!急な言葉責め!?め、メス豚…////」
先日見た『世界の珍味』という本に載っていたトリュフ…メス豚の嗅覚を頼りにトリュフを探し出すという入手方法を思い出したナギはつい口に出してしまったのだ。
プンスカと怒りつつも密かに興奮する彼女と軽く謝るナギ。
そんな2人の頭上ではトナカイが何度か旋回しながら空を飛んでいた。
お礼ミニストーリー『12月編』
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シリウス号がある島に立ち寄った時の事…
ナギと2人で現地の森の奥にある島の特産品を採取しに来ていた。
「へぶっしょん!!」
ナギ「………風邪か?」
「……ずびっっ…違いますね。これは………スンスン。」
鼻を啜りながら周囲の匂いを嗅ぐ彼女の様子を見たナギは一言。
ナギ「……犬みてぇだな。」
「ぅワン!!……ちょ〜っと待っててくださいね……スンスンスン…」
ナギに犬みたいと言われ、一度だけ犬の鳴き真似をしてから彼女は再び周囲の匂いを嗅ぐ行為を再開した。
少しして、
「あ!やっぱりいましたよ、ナギさん♪……ふぁいっっっしゅーんっ!!!」
何かを見付けたのと同時に彼女は盛大なくしゃみをした。
ナギ「……何がいたんだ?」
「ジャンボ角鹿です!!」
ナギ「……トナカイか。」
2人の視線の先には立派な角を生やしたトナカイがいた。
ナギ「トナカイとお前のくしゃみに何の関係があるんだ?」
「ナギさんはジャンボ角鹿の事をトナカイって言うんですね。
確かにトナカイの方が文字数少なくて言い易い!よし、私も今度からトナカイって言おう。」
ナギ「………」
「あ、くしゃみとの関係はですね………あ……ヤバいです、くしゅんっくしゅんくしゅんっっ!!」
答えを言う前に急にくしゃみを連発し始める彼女。
すると、彼女のくしゃみ音に驚いたトナカイが慌ててその場から逃げようとしたその時、
ナギ「……!!」
なんとトナカイは走り去るのではなく、フワリと宙に体を浮かべて飛び去ってしまった。
「へ〜〜っくしゅん!!」
最後に大きなくしゃみをした彼女はチリ紙で鼻を拭いている。
「いやー、何故か昔から空を飛べるトナカイの近くにいるとくしゃみが止まらなくなるんですよ。」
ナギ「……トナカイって空を飛ぶのか?」
羽の生えてない動物が空を飛び去る様子を初めて見たナギは彼女に詳細を聞いた。
「飛べない子がほとんどだけど、今みたいにたま〜にいるんですよ。
しかも1年のうちに今の時期しか飛ばないらしくって、レアなトナカイみたいです。」
ナギ「………」
様々な獣が出没していた山育ちのナギでも初めて耳にする事実である。
「なので!!私はこのくしゃみ能力を活かして何度か短期バイトをしてましたね。」
ナギ「……?」
そんな限定的な能力を活かした仕事とは何だろうか?
ナギは首を傾げた。
「ズバリ、『空飛ぶトナカイ捜索バイト』です!!
仕事内容はそのまま。空飛ぶトナカイを探してる依頼人のために私のくしゃみで見付ける、というものです!」
仕事内容を聞いてナギは1つ思い出した。
ナギ「……そんな事出来るってメス豚みてぇだな。」
「え!急な言葉責め!?め、メス豚…////」
先日見た『世界の珍味』という本に載っていたトリュフ…メス豚の嗅覚を頼りにトリュフを探し出すという入手方法を思い出したナギはつい口に出してしまったのだ。
プンスカと怒りつつも密かに興奮する彼女と軽く謝るナギ。
そんな2人の頭上ではトナカイが何度か旋回しながら空を飛んでいた。