部族感を薄めたクリ様クリ様の違和感を払拭しようと白くしてみました。 それなのに拭いきれないこの違和感……やはり髪型も大事ですね。
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現代パラレルイラスト 『キャッチの人が声を掛けたらクリ様だった』
都会でクリ様にキャッチセール☆キャッチセールスの人も部族の戦士に声を掛けてしまったら焦ると思います。
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ショートストーリー 【不寝番】
馬「クリ様……今日も不寝番の担当なんですか?」
隔日でシリウス号の不寝番の担当になっているクリストファーの身を案じて、ルームメイトの
馬は心配そうに尋ねた。
クリ「あぁ。私は視力が他のメンバーよりも5~8倍は良いからね。見張りには適役なんだよ。」
暗い室内でニッコリと微笑むクリストファー。
馬からすれば暗闇に浮かび上がる白い歯しか見えないが、それは彼が笑顔だという証。
マサイの戦士と同じ部屋で暮らす
馬……最初はかなり勝手が違って戸惑ったが、数ヵ月経った今では彼との生活が日常となっている。
日の出と共に目を覚まし、一番最初にすることは木の枝を使って歯を磨く。
そして洗顔。
彼はよく、
クリ「こんなキレイな水で顔を洗えるなんてね!昔はよく泥水の上澄み液を使っていてね……」
と、当時の暮らしを思い浮かべては何処か懐かしそうに微笑んでいた。
馬『そういえば…クリ様の戦士時代の話ってあんまり聞かないな…』
彼は今でも誇り高きマサイの戦士だと言うことはわかっている。
しかし、シリウスに乗るより前のクリストファーは全くと言って良いほど知られておらず、謎に包まれていた。
クリ「…
馬?」
名前を呼ばれて
馬はハッとする。
馬「あ、はい!お気をつけて!」
クリ「フフフ、行ってくるよ。帰ったらまたお腹が空いちゃいそうだなぁ…」
馬「あ、またナギさんにイボイノシシの丸焼きを頼んでおきますね!」
クリ「こら、
馬!こんな夜中にナギのとこに行っちゃいけないよ? ナギは立派な成人男性だ。 夜中の男なんて皆………屍肉に群がるハイエナと一緒なんだよ?」
馬「……////」
馬を諭すクリストファーの白い歯は、月明かりに照らされ酷く艶かしく見えたのだった。
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『これが恋さ!』
クリ様「これが恋さ!!」…何故だろう、クリ様に恋愛についてドヤられたくない。