廃墟島~滅びの女王と二刀流の剣士~(その2)
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名前を入れないと『馬』になるので、あなたの脳内で馬が大暴れするでしょう…お気をつけください。
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馬「例えば、すっごく気分が落ちてる時に明るい人と話すのはきっついなーって感じた事無いですか?」
リュウガ「そんな事あるかー?」
馬「おぉぅ、船長はずば抜けて社交性が高いですもんね、羨ましい!
私は風邪引いた時のオカマバーのバイトがかなり辛かったです。
お姉様方のハイテンショントークが脳に響くのなんのって。」
ナギ「………………」
日頃からリュウガや馬、たまにハヤテに振り回されているナギからすればとても身に覚えのある話だった。
馬「お化けは明るい人が苦手と言われてまして、明るいのお手本とも言える船長が眩し過ぎてきっとお化けは近寄れないんです。」
リュウガ「へぇ!やっぱり俺スゲーじゃねぇか!」
人外のモノ、所謂、霊にとっては、リュウガは熱く、激しく、そして五月蝿い存在であり、そんな人間に近付くと自分の気力体力、その他全てを持っていかれそうになるらしい。
言わばリュウガは霊界の『松岡修○』、だから彼に近付こうとする霊は殆どいないし近付いたとしても、
松岡「熱くなれよ!!」
の一言で怯んで退散してしまう、という理論らしい。
馬「だけど、今回のように怨念が強烈な場合は性格だけで何とかなるものじゃ無いので、船長の守護霊さんがモノ凄く強いのかもしれませんね。」
リュウガ「守護霊…守護天使みたいなものか。
まぁ、心当たりはあるっちゃあるがな。」
馬「お、あるんですか!
残念ながら私には『アカンやつ』しか見えないので守護霊さんまでは見えませんが、きっと船長は守りに守られてるんですよ♪」
馬はナギの方にクルリと振り向いた。
ナギ「………?」
馬「あぁ、いつみても素敵なナギさん////じゃなかった、ナギさんの守護霊だけはハッキリとわかりますよ!
親代わりに育ててくれた野生狼さんですよね!?
ヒューヒュー、カッコいいー!!」
馬は現在進行系でナギは狼に育てられた元野生児だと勘違いしている。
ナギ『……んなわけねぇだろ。』
口には出さないところが彼なりの優しさである。
……………………………
船内の廊下にて…
馬「さぁ、最後にハヤテさんを視てから一眠りしましょう!」
ナギ「………あぁ。」
馬「やっぱりナギさんと一緒じゃないと眠りが浅くって老体に響きますわぃ、ヨヨヨ…」
と、照れ隠しもあってか、馬はわざと年寄り口調でナギのいない寂しさを訴えてみた。
ナギ「……………」
対するナギは無言だが、馬の手をギュッと握ってやった。
馬「はぅぁっっ!!…………へへへ////」
ナギの反応を受け、嬉しくて堪らない馬は弛みきった顔をしながら大きな彼の掌を握り返しては堪能している。
端から見れば完全に『ご馳走さま』状態である。
ところが、新婚夫婦の小さな幸せはすぐに中断せざるをえなくなる。
コンコンッ、
馬「ハヤテさーん!」
…………う、……
馬「んん、何か聞こえたぞ…?」
馬は扉を開けずに、代わりに耳を扉に押し当てて内部の様子を確認する。
すると、
ハヤテ「……うぅっ……………ん…」
ハヤテの悶えるような声が微かに聞こえた。
馬「ひょっっ////な、ナギさん!!
ハヤテさんは1人プレイ中かもしれません////」
最近になって性的な事を覚え始めた彼女の思考は、思春期の少年の如く、すぐにその方面に傾きがちになる。
しかし、
ナギ「……アホ、向こうにも俺らの声は聞こえてるだろ。
そんな状況で出来ねぇよ。」
と、とっくに思春期を終えているナギが正しい知識を教えてやった。
馬「へぇ、男子って意外とデリケートなんですね。」
今度はナギが呼び掛ける。
ナギ「ハヤテ、開けるぞ。」
ガチャッ!!
ハヤテ「………うー…………うぅ………うーん……」
ハヤテは倒れ込むようにしてベッドで眠っていた。
ナギ「ハヤテ…?」
ベッドでうなされているハヤテを見て、すぐにナギが声を掛けたが、
ハヤテ「……うぅぅ………うーー………」
彼は一向に起きる気配は無かった。
馬「あ!」
ナギの後ろに続いて部屋に入ってきた馬は、唸るハヤテを一目見るなり呟いた。
馬「これ、アカンやつだ……」
(その3に続く、あとがきへ)
【あとがき】
ハヤテさんの運命やいかに!?
次から不可解現象編に突入する予定です。
ちなみに管理人は全く霊感はありません(笑)
なので、小説内での知識はいつもの適当知識だということをご了承くださいm(_ _)m
馬ときどき魔王 管理人より(※と、当時の管理人が申しておりました!)。