ハヤテの特訓
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午後の雑用も終わり、後は夕飯までに何をしようか…そんな中休みの時間帯に、ハヤテとトワと馬の若手3人衆が甲板にて集っていた。
ハヤテ「トワー、剣の練習でもするか?」
トワ「良いですね!」
馬「トワ君、そろそろ在庫管理しとかないとわからなくなるんじゃない?私も手伝うよ。」
トワ「それもそうですね!」
ハヤテ・馬「どっちの言うこと聞くんだよ/聞くの?」
ハヤテと馬の声が重なった。
トワ『この2人は何となく似てるんだよなぁ。』
と、トワはたまに思っている。
馬「ならさ、間を取って3人で何かしない?」
ハヤテ「3人で?」
トワ「賛成です!何します?」
馬「ほら、この3人と言えばドッジボールだよね。」
馬とシャハイ島の子ども達から始まった熱きドッジボールの戦いのため、即席で3人のチームを結成した過去がある。
シャハイ島のアッパレ広場で結成し、そして、たった1日で解散したシリウスファイヤーズ(仮名)…そのかつてのメンバーが今ここに全員集結しているのだ。
またいつかドッジボールをする時のために少しでも力を付けておこうと3人はミーティングをする事にした。
トワ「それじゃあ各自の弱点を挙げていきましょうか。」
甲板で作戦会議中の3人は、体育座りをしながらそれぞれが気付いたことを挙げていく。
馬「私、見てて思ったのですが、ハヤテさんは守備が弱いですよね。攻撃は抜群なのに。」
トワ「反対に馬さんは守備、というか回避は的確なのに攻撃に欠けますよね。」
ハヤテ「トワは精神的に弱いとこがあるな!」
3人が3人の欠点を述べていく。
馬「私はボールなんて投げた事無かったからな〜。今から攻めに転じるには10年くらい投げ続けないといけないや。」
トワ「僕は昔からプレッシャーに弱くって…小さい時からこうなんで、もう性格から変えないと無理ですね。」
ハヤテ「肩とか膝下とかに来るスゲー取りにくい球でも全部手を出したくなるんだよな。
避けるのは性に合わねぇから、俺もやっぱり性格から変えなきゃ無理だわ。」
欠点に対しての改善点を考えてみたが、全員がすぐには対処出来ない問題だった。
自分達の事は一先ず置いておき、ここにはいない他のメンバーのプレイスタイルについても予想していった。
馬「私、思うのですが、ハヤテさんの行く末は船長だと思います。」
ハヤテ「え?俺の未来はアル中かよ!」
馬「いや、リアルの話じゃなくて、ドッジボールプレイヤーとして。
ほら、船長がプレイヤーなら圧巻の攻めスタイルを見せてくれそうでしょ、自分がやられても外野から永遠に攻め続ける的な。
ハヤテさんもそうなりそう!」
トワ「あ、なんかわかります!
じゃあ馬さんが極めていくと最終的にソウシ先生スタイルになるんじゃないですか?」
ハヤテ「全部笑いながら避けてそうだもんな!」
馬「なるほど、あり得そう!」
ハヤテ「ならさ、トワだったらシンじゃねぇか?」
トワ「どうしてですか?」
ハヤテ「精神面を意識しすぎた結果、メチャクチャ冷静になってんの!」
馬「ありそうありそう。我らシリウスファイヤーズ(仮)の頭脳になってそうだよね。」
トワ『確かに、ハヤテさんと馬さんだけの面子だったら、僕が司令塔になるしかなさそう。』
感情で生きているハヤテと馬なので、冷静に考える事はまず無理だろう。
残ったトワは消去法でチームの頭脳になってしまった。
トワ「ナギさんはどんな感じでしたか?僕は見れてないので…」
トワは実際にナギのボールさばきを見たことのある2人に尋ねてみると、
馬・ハヤテ「凄かった!!」
と、またもや2人の声が重なった。
ハヤテ「ナギ兄は避けてもよし、取ってもよし、攻撃も確実だったし、何より俺達への指示がバッチリだったよな。」
馬「そう!しかも料理出来るし、背も高いし、イケメンだし、良い匂いもするし、優しいし…」
完全に馬の方の評価はドッジボール以外の事に言及してしまっている。
トワ「へぇ…ナギさんは何でも出来るんですねぇ。」
ハヤテ「よし決めた!!俺はアル中船長スタイルじゃなくてナギ兄みたいなオールマイティースタイルになってみせる!!!」
馬「おおおー!」
トワ「頑張ってくださいね、ハヤテさん!」
ハヤテ「というわけで今から鍛えるわ!」
トワ「馬さん、僕達も協力しましょう!」
馬「そうしよう!!」
こうして若手衆の間で、『ハヤテ強化プロジェクト』が開始されたのだった。